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鏡のアーゼンターラ

作者: ささめ

あらすじのところでも書いた通り、ネタです。どなたかこの設定で書いてくださいお願いします、という、祈りを込めて投稿しています。

どうか、これを読んでくださったどなたか、この続きをお恵みください。私はもうこれ以上書ける文才と持続力がないのです……



「ふざけるなっ!何故俺が殺されねばならん?!」


往生際悪く血塗れの体を引きずって後退した男が、どこか歪な声で叫んだ。


「何故俺が、こうして咎められ、命を狙われねばならんのだ。答えろ、アーゼンターラッ!」


憎悪に燃えた眼差しが、少女をとらえる。

飴色に輝く髪と翡翠の瞳の美しい、アーゼンターラと呼ばれた少女は、男の視線に押されるように一歩後ずさった。

よほど男が恐ろしいのか、震えて何も言えないでいる。


「俺の質問に答えることなど、お前にとっては簡単なことだろう?!それともなんだ、今から殺される兄とは口もききたくないと?」


アーゼンターラを嘲るような、不気味な笑い声をあげた男は、とっくに壊れているようだった。

その声からアーゼンターラを守るように立った者がいた。

夜色の髪に伝承に聞く青水晶のような目をした美丈夫、男の近衛騎士だった者だった。


何の感情も、感慨もなさそうな無表情は、相も変わらず心の内を覗かせない。

何もかもを見透かすような凍えて冴えた眼差しで、男をじっと見下ろしている。


「国の腐敗部分を切り取ることに理由が要りますか?」


今というこの時に不釣り合いなほど晴れ渡る空の光を映した青い瞳が、まるで炎のように揺れた。

ぎりぎりと歯を砕かんばかりに噛み締める男に、元近衛騎士はついと眉をひそめた。

そして、うんざりしたていで言葉を紡ぐ。


「……皇女殿下が、聖女が死ねば、この国が瘴気にまみれることはわかりきっていたでしょう。貴方は、それすらわからない愚帝でしたか?」


男は、この国の皇帝であった。

圧政を強い、贅沢の限りをつくし、国を腐らせ、しまいには、国の最後の砦、己と血の繋がった妹であり聖女である少女を殺そうとしたのだ。

その事件でついに、クーデターが起こった。

男は追い詰められ、王座の間で、無様にもその椅子にしがみついている。


「愚か者め。()()が聖女だと?虚構と愚かしさでできたこの女が?ヘドが出るッ!」


げほ、と咳き込んだ男の口から血が溢れる。


「例えそうであれども、彼女の浄化の力は強力で、喉から手が出るほど必要とされるものです。国として失うわけにはいかない。貴方は間違えた」


「それはっ!」


元近衛騎士は男との距離を一瞬で縮める。


「戯れ言は、終いですか?」


「……ッ、おれ、は……俺は、間違っていない!悪いのはすべてその女だ!その女を殺せ!お前は俺の近衛騎士だろう?!さあ、早く!嘘つきで卑怯者の、偽聖女を」


それでもみっともなく喚く男の首にすとんと刃が落とされた。

途中だった言葉が断ち切られ、後味の悪いまま、男ー この国の皇帝でありアーゼンターラの兄であるオルフェンス・イシス・アーデルハイト ーは討ち取られた。










自分の近衛騎士であった男の凍えた眼差しが、巻き戻った今でも目に焼き付いている。



オルフェンス・イシス・アーデルハイトは、最悪の目覚めにため息をついた。

ここ最近、見るのは決まって自分が殺される夢だ。

しかもたちが悪いことに、オルフェンスはそれがきたる未来であることを知っている。

オルフェンスは一度死に、そして時を巻き戻って生き返ったのだ。


死の恐怖は魂にまでも刻まれたのか、死の瞬間を何度も夢に見るようになった。

安心して眠ることもできない。

ただでさえ秘密を抱える身であるオルフェンスにとって、唯一気を張らずにすむ睡眠の時間は、何よりも大切だと言うのに。


「ほんと、忌々しい」


オルフェンスは自身の肢体に視線をおとした。

飴色の滑らかな髪が鎖骨をくすぐる。

長い金の睫毛から覗く至高の翡翠が物憂げに陰る。

柔らかに白の寝間着を押し上げるのは、豊かな双丘。

男にあるはずのものは、当然オルフェンスにはない。


オルフェンスは皇太子であり対外的には男ということになっているが、紛れもなく女だ。

そうなった経緯は今から十年以上前のある出来事が関係していた。







オルフェンスは、かつてアーゼンターラと呼ばれ、高い高い塔の最上階に幽閉されていた。


そう、オルフェンスの本当の名はアーゼンターラ・イシス・アーデルハイト。

塔の幽霊と噂され、恐れられ、忘れられ。

寒くて孤独な鉄格子の内側、人を乞い求め、死なぬようにと差し出される最低限の食事と、塔を上ってくる足音だけで命を繋いでいた、孤独な皇女だった。


そんなある日、誰も来ないはずの最上階に人が現れた。

それが当時のオルフェンス、いや、当時はオルフェアと呼ばれていたのだか。

アーゼンターラの双子の姉にして第一王位継承者、両親である皇帝皇后両陛下の寵愛をその一身に受ける少女だった。


後でそれを知ったとき、ひどく妬ましく思ったが、それでも当時のアーゼンターラにとって、彼女は救いそのものだった。

己と血を分けた、家族という存在。

瓜二つの顔は、何よりも血の繋がりを感じさせた。

私たちは双子で、家族なのよとオルフェアが笑うたび、幸せな気持ちになった。


オルフェアはアーゼンターラに外の世界のことをたくさん教えてくれた。

そして最後には決まって、『羨ましいな。外の人たちは自由でいいな』と言うのだ。

今にして思えば、ふざけているとしか言いようがないが、このときのアーゼンターラは悪意というものを全く知らなかったため、純粋に彼女の言葉を受け取っていた。


オルフェアは毎日のようにアーゼンターラのもとにやって来て、いろいろな話をした。

その日学んだこと、読んだ本のこと、したこと、見たこと。

それら全てがアーゼンターラにとっては新鮮で、面白いことだった。


そんなある日のこと、オルフェアが深刻そうな顔をして塔の階段を上ってきた。

どうしたのと訊ねれば、立太子が決まったのだと言った。


オルフェアとの会話でそれなりの知識を身に付けたアーゼンターラは、立太子がどのようなことかはわかっていた。


オルフェアはアーゼンターラに願った。

一日だけ自分と入れ替わってくれないか、と。

ためらうアーゼンターラを、オルフェアは熱心に口説いた。

とうとうアーゼンターラは折れ、入れ替わりを受け入れた。

オルフェアがどれだけ自由に憧れていたか、知っていたから。


入れ替わる日はオルフェアが決めた。

そもそもアーゼンターラには決めようがなかったのだが。

入れ替わりは彼女が立太子する日、朝から日が沈むまで。

そう約束した。


立太子の儀式は夜の半ばから。

間に合う、はずだった。


儀式の間に着いたアーゼンターラは愕然とした。

オルフェアがいない。

これでは入れ替わったまま立太子の儀式が進んでしまう。


アーゼンターラは、自分はオルフェアではないと叫んだ。

周りは驚いたが、立太子となる緊張で言動がおかしくなっているのだと思ったようだった。

違うのに。


粛々と儀式は進んだ。

アーゼンターラは騎士たちに押さえられて、儀式の間に入った。

皇太子の印を刻むのだと、右腕を台の上に引っ張り出され、やっぱり押さえつけられた。


嫌だと言っても、違うと言っても、誰も聞いてはくれなかった。

そして押された刻印は、アーゼンターラを苦しめた。

当然である。

その刻印は、オルフェアのために作られたものなのであって、アーゼンターラに使っていいものではなかったのだから。

そこでようやく、周囲はアーゼンターラがオルフェアでないと気付いたようだった。


けれども、時すでに遅く、アーゼンターラの右腕には刻印がしっかりと刻まれていた。

今この瞬間からアーゼンターラが、皇太子だ。


アーゼンターラは糾弾された。

本物のオルフェアはどこだと詰問された。

そんなことは知らなかった。

オルフェアは今朝、衣装を取り替えるなり飛び出していってしまったから。


散々捜索してやっと見つかったとき、彼女は何故かオルフェアとしての記憶をなくし、自分をアーゼンターラだと思い込んでいた。

そして、『オルフェア』を双子の兄だと言ったのだ。


人々は皆、アーゼンターラが画策してオルフェアを陥れ、皇太子の座を奪ったのだと噂した。

アーゼンターラは完全に悪者だった。

誰も、アーゼンターラの言葉を信じてはくれなかった。


オルフェアを愛していた皇帝皇后両陛下は、オルフェアの意思を尊重し、彼女をアーゼンターラと呼ぶようになった。

必然的に、アーゼンターラはオルフェアと呼ばれるようになった。


彼らもまた、オルフェアとなったアーゼンターラを、アーゼンターラとなったオルフェアから皇太子の座を奪った卑怯な子供だと思っていた。

そして、なんの腹いせにか、オルフェアとなったアーゼンターラを『男』で『オルフェンス』という名であると公に発表し、異常なまでに厳しい教育を課した。


当然のごとく愛情は全て、アーゼンターラとなったオルフェアに注がれた。

彼らが彼女を愛すれば愛するだけ、オルフェンスとなったアーゼンターラの孤独は増した。


自分とて彼らの子供であるはずなのに。









そこからだ。

アーゼンターラ、いや、オルフェンスが歪み始めたのは。


己がけしてもらえない愛を一身に受けるオルフェア、もといアーゼンターラが、憎くてたまらなかった。

重責から逃れ、記憶からも逃れ、安穏とした日々を送っているアーゼンターラが許せなかった。


あの日、刻まれた刻印は、あれからずっと痛み続けていた。

最初は右腕だけだった痛みは、次第に広がり、全身にまで及ぶようになった。


何故、どうして。

自分はなにか悪いことをしたのか。

嫌われ、ないがしろにされるだけのことをしたのか。


調べてみればすぐわかった。

オルフェンスとアーゼンターラが双子で、オルフェンスが双子の妹だったからだ。

この国では、双子の片割れ、後から生まれた方は忌み子として扱われる。

先に生まれた方は幸福を、後に生まれたものは災いを、周囲にもたらすと言われていたからだ。

信憑性の欠片もない、迷信。


オルフェンスはそんな下らないことのために蔑ろにされ続けた。







ある日、オルフェンスの我慢は、唐突に限界を迎えた。

皇太子としてふさわしくあれと、嫌がらせと同義の、山のような課題をこなしているときだった。

本当に突然、ぷつん、と、切れてはいけないものが切れてしまった。


オルフェンスはおもむろに勉強していた部屋を出て、王の執務室に向かった。

驚きつつも扉を開いた騎士を、すれ違い様に斬首し、怯えた目をしてオルフェンスを見る皇帝を切り殺した。


血だらけの剣を引っ提げて、次に向かったのは皇后の部屋だった。

綺麗なレースを編んでいた皇后は、オルフェンスを見止めると、恐怖で面を強張らせた。

オルフェンスは、彼女も殺した。

最期のつもりで、すがるような気持ちで、オルフェンスは訊ねた。


「もしも俺が、双子の片割れなんかではなくて、普通の子供だったなら、愛してくれた?」


皇后が、途切れ途切れに呟いた


「この、災いの子が。穢らわしい死神の子が。お前なんぞ、私の子ではないッ!」


オルフェンスの中の「アーゼンターラ」が死んだ日だ。










オルフェンスだったアーゼンターラは、両親の愛だけでは飽き足らず、オルフェンスの身の回りから何もかもを奪っていった。


侍女、部下、文官、武官、宰相。

彼ら全員が、狂信者のようにアーゼンターラを慕っていた。


奪ったのは何も、愛情だけではない。

オルフェンスの聖女としての立場まで、あの強欲は奪っていったのだ。


オルフェンスにも希少と呼ばれる浄化の力があった。

それも、アーゼンターラよりずっと強い。

本来、聖女と呼ばれるべきはオルフェンスであった。

聖女とは不可侵の存在である。

聖女は、国に貢献する代わりにたったひとつ何でも要求する権利を持っていた。

もし、オルフェンスが聖女となれたのならば、この重い帝冠を投げ出すことができただろう。


しかし、その道すら閉ざされた。

皇太子オルフェンスは()である。

国とそれに付随する命の重みから逃れることはできない。




癒えない痛みを刻み、重責を背負わせ、愛を奪い、唯一残されていた栄光までもを奪った。


同じ顔なのに。

生まれたのが早かっただけで、オルフェンスが望む全てを手に入れた女。

オルフェンスから全てを奪った女。





そこから狂うのは早かった。

オルフェンスはあっという間に国庫を食い潰し、重税を課し、暴君となった。

討たれたのは当然だと、一度死んで頭の冷えた身ではそう思うのだ。









今のオルフェンスは圧政こそしていないものの、父母殺害による皇位継承はとっくに果たしている。

この両手は血塗れだ。


「ああ、本当に、くだらない」


どうせならば、この身に皇太子の紋が刻まれる前にまで戻れば良かったのに、だとか、あのまま死ねたら楽だったろうに、だとか。

そんな考えが浮かんでしまう。

そうしたら、もう一度向き合わずに済んだ。


「陛下、お時間です」


「煩い。わかっている」


扉の奥から聞こえてくる声。

死の間際、淡々とオルフェンスを追い詰めた声。

この声の主と。



ヴォルド・ナタージャ。

何を考えているのかわからない、出自も過去も、謎の男。

オルフェンスが酔狂で側に置いた、近衛騎士だ。


オルフェンスにとっての『死』そのもの。

本来ならば時が遡ったと気付いた時点で身近から離すのが妥当だ。

それでもまだ近衛として側に置いている理由は、『ヴォルドの目的がわからない』の一言につきる。

もちろん体裁だってある。

が、それ以前にヴォルドという男の危険性を重視したのだ。


今まで暗殺者を討ち漏らしたこともない。

毒味もこなし、彼の就任から一度たりとも毒入りの料理を食べた記憶はない。

それなのに、かの男はオルフェンスを殺した。

山ほど殺す機会などあったろうに、ヴォルドはクーデターのその日まで、オルフェンスを殺さなかった。

オルフェンスの圧政も、聖女殺害未遂も、おそらく殺害理由ではない。

なら何故。


目的のわからない者ほど恐ろしいものはない。

ましてや己の命がかかっている。




オルフェンスは、遡ったと気付いたその日から、願うことすら許されなかったことを叶えようと動きだした。


今度こそ、今度こそただの少女として生きたい。

皇位などいらない。

一人の女として、この生を全うしたい。

押し付けられたものを全て返上して。









読んでくださってありがとうございました!

↓以下は設定です


★オルフェンス・イシス・アーデルハイト

(アーゼンターラ・イシス・アーデルハイト)

双子の姉に裏切られ皇太子にされた、悲劇の少女。飴色の髪と翡翠の目の超絶美人。顔立ちはアーゼンターラと比べるとややきつめ。胸が大きいナイスバディで、普段はさらしでぎっちぎちにしている。息苦しくて時々動けなくなる。体型が分かりにくいよう、ごつい軍服を着ている。かつては双子の忌み子とされ、幽閉&冷遇されていた。

皇帝となった現在、国王夫妻殺した上、ほとんどの貴族が皇太子位のっとり事件を知っているから周りは敵だらけ。皇帝やめまーす、なんて安易に言えない。言ったが最後、権力等で蜂の巣。そもそも言ってもやめられない。オルフェンスにとっての苦痛が皇帝でいることだとわかっているから、誰も、絶対にやめさせない。ただの地獄。巻き戻る前のオルフェンスは、そのせいで狂った。

ヴォルドと周囲(特にヴォルド)を警戒し、欺き、欺かれつつ廃位を目指す。口調はずっと男口調で、素に戻るときだけ一人称が「私」。本当はとても優しい子。自分に無頓着で、とても適当。ヴォルドにがっちり捕まってても、ヤンデレられてても、まあいいかで許してしまうくらいには寛容。

皇太子としてあらゆる教育を施された。体術、剣術など、滅茶苦茶強い。しごかれたから。頭も良い。鞭打たれて頭に叩き込まれたから。生来器用貧乏型だが、スパルタにより無理に底上げされた。


★ヴォルド・ナタージャ

謎多きオルフェンスの近衛騎士。無表情はデフォルト。黒髪青目の美丈夫。背が高く、オルフェンスよりも十㎝は高い。常に敬語で、煙に巻くような言葉をよく使う。慇懃無礼。恐ろしいほど腕が立つ。多分国一番。万能型で、頭の回転が速い。学がある。出自謎のくせに。

オルフェンスの側にいる理由も、かつてオルフェンスを殺した理由も不明な、最も警戒すべき男。何だかんだあってオルフェンスとくっつく。(←こことても重要)矢印的には、オルフェンス→←←←←←ヴォルドぐらい。職務中など、基本は「私」だが、素は「俺」。執着心は非常に薄いが、一度執着すると執念深い。しかもその執着を見事に隠す。ヤンデレと言っても過言ではない。拉致監禁も抵抗がないタイプ。

オルフェンスを混乱させ、疑わせる行動をとった人物第一位。廃位に向けて動くオルフェンスが、女だと気が付いたのはヴォルドが一番。巻き戻る前は、オルフェンスに全く興味がなかったので気付かなかった。


★アーゼンターラ・イシス・アーデルハイト

(オルフェア・イシス・アーデルハイト)

双子の妹に重責を押し付けて逃げた少女。飴色の髪と翡翠の目を持つ。オルフェンスと比べるとややおっとりめの顔立ち。おそらく周囲の環境のせい。体型はアーゼンターラの方がふっくらして柔らかそうな感じ。

立太子の日、最初から時間通り戻らないつもりでいた。記憶を消す魔術師の元へ向かい、わざわざオルフェンスの振りをして自分(=アーゼンターラ)の記憶を消すよう依頼し、その結果濡れ衣を着せることに成功した。巻き戻る前ではオルフェンスの死後すぐに記憶が戻り、己のしでかしたことの大きさに愕然とする。

皇太子としてあらゆることに完璧を求められる自分とは裏腹に、守られるように高い塔の上にいた妹を妬んでいた。疎まれてそこにいると知ってからは、ほのかに優越感を持っていた。

記憶がない現在、本当に自分がアーゼンターラだと思っている。だが周りはアーゼンターラが元皇太子であるオルフェアだと知っているため激甘。国王夫妻も、オルフェンスに殺されるまではオルフェンスそっちのけで溺愛していた。

みんな、悲劇の皇女はアーゼンターラの方だと思っている。裏事情を知らないから。

ヴォルドに好感を持っている。異性として意識している。無邪気極まりない。



オルフェア→現アーゼンターラの元の名前

オルフェンス→元アーゼンターラの皇太子(男)としての名前


双子は不吉っていうのは一昔前の話で、舞台になる時代ではあんまり重視されてない。

母たる皇妃が信仰深く懐古主義で、父たる皇帝もそれに倣っていたため、オルフェンスは塔に閉じ込められていた。


設定という名の妄想垂れ流しでした……

長々とすみません。中途半端な本文の補足にでもしていただけたら嬉しいです。


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