表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/4

第4話 村を発展させよう

ゴブリンのゴランが向かった先は?

ゴランは、集落の長のところにいた。

前日、集落に空いた2m四方の大穴の説明と、集落の未来を左右する神様の事を伝える為に。

「で、ゴラン、神様は勇者の集落に備えよ、との事なのだな?」

村長のグスクはゴランを見据えて言った。

確かに、昨日、突如集落に大穴が出現した。

ゴランの様子から嘘をいっているようには、見えない。

「そうです、村長! 神様が何をするかはわかりませんが、私に指示するそうなんです」

「そうか、……よし、ゴラン! 今日から、お前は、村長補佐として、神様からの指示を受けたら私に言いなさい、協力する」

集落の未来の為、グスクはゴランに協力を決めた。

信じがたい話ではあった。

嘘か本当かは、判断がつかないが、後で後悔するくらいなら……そんな思いだった。

そんなときに、ゴランの頭に声が響いた、

「ゴラン、村長の、えーと、グスクね、グスクに協力を取り付けたのね」

ゴランが神様の声に反応して上の方を見ている。

グスクは、様子のおかしいゴランをみて、危ない奴かと思い、ヤバッ協力するとか言って失敗した! と、思った。

「神様、私達は、何をしたら?」

ゴランの言葉を聞いて、グスクは、あ、神様と話中ねと、思った。

神様(今村 京子)

「ゴラン、村の食料事情は?」

ゴラン

「狩りをして食料の確保をしてます。幸いこの辺は、獲物が多いので、飢えることはないですね」

神様(今村 京子)

「畑は? 集落にあったじゃない?」

ゴラン

「あー、アレは、村の変わり者のナービじいさんが人間の真似して何年もやってるみたいなんですが、うまく育たないみたいですよ」

神様(今村 京子)

「使って無いんだ。ナービじいさんは?」

ゴラン

「昨日、穴に落ちて死にました」

神様(今村 京子)

「うっ! そ、そう」

「よし! ゴラン、私の言葉を村長に伝えなさい!」

ゴラン

「は、はい! 村長、神様が村長に話があるようです」

グスク村長

「なに? そうか……ゴラン、神様の言葉を頼む」

グスクは、ゴクリと唾を飲んだ。

ゴラン

「神様、どうぞ」

神様(今村 京子)

「この村の食料事情を変えます。 狩りの数を減らし、畑と狩りしていた獣の家畜化をして、食料の安定供給を実現します」

ゴラン

「…………します、との事です」

グスク

「畑って、ナービがやってたアレか? かちくかってなんだ?」

神様(今村 京子)

「畑は、私が協力するから心配要らない。 家畜化ってのは、ツガイの獣を繁殖させて、それを定期的に食べていく事、狩りをする時間も獲れるか獲れないかの心配もなくなるわ」

ゴラン

「…………なるわ、との事です」

グスク

「うーん、よくわからんが、やってみるか?」

神様(今村 京子)

「それで、空いた時間、軍事訓練と勉強をしてもらいます」

ゴラン

「…………います、との事です」

グスク

「ぐんじく? べんきょ?」

神様(今村 京子)

「この村のゴブリンは、後からくるゴブリン達の指導役になってもらうから、そのつもりで」

ゴラン

「…………つもりで、との事です」

グスク

「後からゴブリンがくるのか?」

神様(今村 京子)

「そりゃくるわよ、だから、まずは、後からくるゴブリンの為にも食料の増産! 頑張ろうぜ!」

ゴラン

「…………頑張ろうぜ! との事です」

グスク

「ん? うん」

神様(今村 京子)

「ん? うん じゃないわよ、バカなの? とりあえず、村人集めて!」

ゴラン

「ん? うん じゃないわよ、バカなの? とりあえず、村人集めて! との事です」

グスク

「ホントに神様言ってんのソレ? お前の意見入れてない? 口悪いんだけど……」

ゴラン

「いや、そのまま、一字一句変更くわえてないですから!」


グスクは、納得いかないながらも、村人を集め集落に出来た穴は、神様が開けた事を伝えた。

そして驚く村人に神様の方針を伝えて行動を開始した。

村人が畑に行くと、一面作物が実っていたのを目の当たりにした。

村人は、神様の力に驚き、半信半疑だったのが確信にかわり真剣に作業するようになった。

ワイルドボアのツガイを牧場に放った。

京子は、それをコピーして、数匹のツガイを作ったが、魔力消費が激しい為、あとは、自然に数が増えるのを待つことにした。

狩りは、しばらく継続になりそうだ。

京子は、残った魔力で、集落の外れに簡易的ではあるが、家屋を立てたが、一軒たてたところで魔力がつきた。

家は、シ○シティみたいな感じで簡単に作れたので、私は、次の日からしばらく、家屋の増産にのみ魔力を使う。

数日続けると、京子のレベルが上がり、魔力量が増えた。


そして、さらに数日が過ぎるーー


今村 京子の部屋

京子は携帯電話の通話ボタンを押して、部屋のテレビを見ながらリモコンを操作する。

テレビに、ゴランが映った。

「ゴラン、畑の拡張どんどんやってね。 それと、引っ越しは進んでる?」

「神様、言われた通り、畑の拡張は順調にすすんでいます! 快適な家をありがとうございます! 村人全員が引っ越し完了しています!」

「家畜は? どうなった?」

「先日、初の子供が生まれました! 狩りも継続してるので頭数も増えました! そろそろ?」

「わかった。食べていいけど、数に注意してね、まだまだ増やしてもらうんだから」

私の言葉にゴランは、嬉しそうに村長のグスクに伝える。

グスクが大はしゃぎだ。

集落の元々あった家屋(草木で作ったテントみたいなもの)は撤去してもらい、私は、そこに役場的な建物を作った。

けっこう魔力を消費したが、大きな建物が出来た。

ここが、役場として稼働するまで、村の住民を集めて、勉強会を行うのだ。

あとは、食料の増産が成り、需要を大きく上回った分を保管する建物を作って、魔力が切れた。

私は、ゴランに携帯をかけて、余剰作物の保管を頼んだ。



ゴブリンの村にきて半年が過ぎたーー


役場が稼働しはじめた。

村人、農作物、家畜の管理と村人の要望を受け検討したり村営をある程度任せた。

足りない人手は、他の集落から人を集めた。

他のゴブリン集落付近の動物を遠ざけ、その集落のゴブリンを飢えさせた後、この村のゴブリンを使って、噂を流させたのだ。


「豊かなゴブリンの村がある……」


この村が豊かだとの噂を聞いて住民が増えていった。

そして、現在、総勢300名程度。

私の方は、100名単位でレベルが1上がっていき、魔力が増加した。

しかし、今から生めよ増やせよでいったところで戦いに何人が参加できる?

勇者が来るまで15年くらいと見積もっても……今からじゃ、これから生まれるゴブリンが戦える年齢まで成長するのに間に合う訳がない。

人口増加……。

私は、頭を悩ませた。

いったいどれくらいいたら、勇者に勝てる?

一人でくる?

パーティー?

軍隊?

何もわからないのが、不安だった。

やれる事は、何でもしなければ!


そんなときに、森で倒れていた冒険者を村のゴブリンが見つけて村に連れてきて役場の一室で休ませたとゴランから報告があった。


村の急激な発展。

そして、行き倒れの冒険者の人間。

次回、この冒険者が……。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ