8話:オフィス描写?知らない子ですね
2019/01/28 ちょっとした矛盾描写を修正。特に変わりないです
色々考えてみて結局場所は移さずしばらく戦って思ったけど、領域はむしろ狭い方がいい。MP100くらい。それで中央に座り込んでいたほうが、マジックボールが遠出しない分小回りが効いて処理が追いつくらしい。それでも追いつかない分は、まあ仕方ないから杖で小突いてすこし時間を稼ぐ。
スズはといえばその間、走り回ってモンスターを集める係だ。
集めて、連れてきて、私にけしかけて、フォローして、減ってきたらまた集める。つまり動きっぱなしでずいぶんと苦労をかけることになるけど、まあ私のMPがそこそこ増えるまで頑張ってもらうことにした。
そしてMPが切れるまで続けて、MPが切れたらスズがモンスターをなぎ払って、MPの完全回復までが一律100秒だから100秒間だけ休憩をいれる。
これを繰り返すのが、多分一番効率のいい戦いだった。
なんなら戦っているときでもMPが回復してくれればノンストップでいけるのに、と思わないでもないけど流石にエンドレスでいくのははスズが辛いだろうから、まあそれくらいが丁度いいかもしれない。
ともあれそんな戦闘を繰り返し繰り返すこと数時間。
最初の試行錯誤を含めて大体30~40回くらいMP切れになったところで、たまったEXPは総計679ポイント。繰り返すにつれて減っていく取得EXPを数で補った感じだけど、全然補えてない。
補えていないけど、それでもまあ、とりあえずは目的を達した。
というのも、未だにEXPが手つかずで残っている理由でもある新しいアビリティが取得可能になったから。
MPがないならMINを増やす、それは確かに解決策ではあるけど、それよりその状況に適したアビリティを発現させてやった方が後々いいかもしれないと思って、若干心が折れそうになりながらも、ついにようやく取得可能アビリティにそれらしいのが現れた。
それがこれ。
『F:魔力呼吸』(EXP:500)
・非戦闘時
MP回復速度:+100%
・戦闘時
毎秒MP回復:0.5%
うん、完全に私得なアビリティだ。この瞬間、スズの無休労働が確定したのだった……いや、まあ流石に冗談だけど。
とりあえず残りは、ひとまずMINは十分ということになったからINTにつぎ込んで13まで上げて……微妙に19残った。あと1あればもう一つINTを上げれるんだけど。
「微妙に残ったんだけどどうしよう」
「溜めとくかー、ユアなら魔法に突っ込めばいいと思うよ」
「魔法に?」
「おっとお!説明してないパターンだ!」
例によって例のごとく。
魔法の分類には見えないけど習熟度があって、それが一定まで貯まると新しい魔法を習得できるらしい。基本使えば使うだけ貯まるけど、EXPを代わりに貯めるというのも可能なんだとか。ちなみにこれは一部のアビリティにも共通する仕様らしい。つまりもっと強くなったあたりで新しい戦力を導入しようというときにはお世話になりそう。
まあそれならと折角だから詰め込んでおいたけど、流石にちょうどよく魔法を覚えたりはしなかった。
ステータスの割り振りを終えて、さて、と一息。
少し遅いけどおやつ時だし、いったんログアウトを挟もうかな。
なんて思っていたけど、スズは時間に気がついていないらしい。
「よっしゃー!もっと速度あげるぞー!」
忙しさが増えるのにむしろ喜んでいるらしいスズは、わくわくそわそわと目を輝かせている。
まあ、一応訊いておこう。
「おやつは?」
「たべるー!」
ログアウト早いなー。
■
一段落して時計を見れば、昼休憩には早いけどなにか始めるには微妙なそんな時間だった。どうしようかと少し悩んで、折角だからAWのことでも調べてみることにした。昨日は結局おやつを食べた後色々しすぎたせいであんまりEXP稼ぎも捗らなかったし、こう、その分いい稼ぎ方でも知りたいところだ。どうしてプリンアラモードからそんな流れになったんだったか……いやそんなことより。
「せ・ん・ぱーい!っす!」
つらつらと攻略サイトを巡っていると、不意に背中に衝撃。
スズを彷彿とさせるスキンシップもそうだけど、なによりそんな特殊な言葉遣いの後輩は私の身近には一人しかいない。
「キラリちゃん、急に抱きついたら駄目って言ってるよね」
「うへへ、先輩ってめっちゃ抱きやすいんですもん」
引きはがしつつ振り向けば、そこにいたキラリちゃんは手をわきわきさせてそんなことを言う。今日も今日とて変態じみた言動だったけど、それが妙に愛嬌を感じさせるのはそのほんやかした顔立ちのおかげなのか。
まあどっちにしても、憎めない後輩ちゃんだ。
「それで、どうしたの」
「せんぱいをお昼に誘いに来たんっすよ!一緒に食べるっす!」
「いいよ。珍しいね」
「そそ、そんなことないっすよ?」
そんなことなくないと思う。
普段なら確か同期の子と食べてるのに、と視線を転じれば、その同期のミミちゃんと目が合う。するとミミちゃんはにっこり笑ってふわふわ手を振ってきたから、とりあえず振り返しておいた。
「と、とにかく一緒に食べるっす!……だ、駄目っすか?」
わたわたと視線を遮って勢い込んだと思ったら、一転おろおろと不安そうに縮こまる。
どうやら二人の間でなにかあったみたいでもなさそうだし、まあ、そもそも話し相手がいるのは願ったり叶ったりだった。
だから私は微笑みながら立ち上がる。
「そんなことないよ。一緒に食べよ」
「マジっすか!?」
「うんマジ。そんなに驚くことかな?」
そんなに付き合い悪い雰囲気は……まあ、あんまり出していないはずだけど。
そんな風に首を傾げると、キラリちゃんはブンブンと首を振る。
「ち、違くて、その、わたしなんかで、その、いいんすか?」
「別に、お昼ご飯に誰がどうとかもないと思うんだけど」
「そ、そーっすよね!」
顔を真っ赤にしてあはははと不自然に笑うキラリちゃんは、なんというかとても可愛かったから、ついついお茶目心が湧いてしまう。
いたずら心が囁くままに、キラリちゃんの頬に、その熱を確かめるようにそっと触れてみた。
「ひぅっ」
小さく上がる悲鳴は少なくとも拒絶じゃないから気にせずに、少し調子に乗って親指で口の端をなぞる。しゃべり好きの割に小ぶりな唇は少し荒れている。後でリップクリームを貸してあげたら、一体どんな顔をするだろう。
「せ、んぱい?」
「うそ」
「へぁ?」
「誰でもよくないよ。キラリちゃんがいい」
「ななゃ!?」
ぼふっと湯気が上がったのを幻視する。頬がもっと熱くなって、火傷しそうだった。
反応を待ってその目を見つめていると、キラリちゃんは一頻りわたわたと両腕をじたばたさせて、それからうぅ~と唸りながら身体をぷるぷる震わせて、結局不器用すぎる照れ笑いに落ち着いた。
「か、からかわないでほしいっす……せんぱいにそんなこと言われたら、て、照れちゃうっすよ」
「からかった訳じゃないけどね……ごめん、嫌だったよね。つい」
そのとき多分、私はなにかを諦めて、キラリちゃんから手を離した。
するとキラリちゃんはあわあわと慌てて否定する。
「嫌って訳じゃないっす!これはほんとっす!マジっす!」
「そっか。よかった」
「はいっす!ま、まあ心臓に悪いっすから、今度から不意打ちはやめてほしいっすけど……」
「分かった。じゃあ今度からはちゃんと言ってからするね」
「えっと……あれ?なんかおかしいっす?」
首を傾げるキラリちゃんに、さて今この場でなにかを言ったらどんな顔をするだろうと思ったけど、際限がなさそうだからやめておこう。
「じゃあお昼食べに行こっか」
「あ、はいっす!」
そんなこんなで、なんのかんのとお話ししながら社員食堂へ行く道すがら、まだほんのり頬を上気させながらも普段通りの様子で笑うキラリちゃんを見つめながら、思う。
好きと言ってくれたら応えられるのに。
いつになったら、言ってくれるんだろう。
そしてすぐにその傲慢で自意識過剰な思考を消し去って、内心で自分を戒める。
違う、違う。
好意なんていうものは、端から見て分かるものじゃない。
直接告げられるまではだから、私はきっと好かれてない。
それにしても少し調子に乗ってしまったなと後悔しつつも、社食にやってきた。
今日のお昼は、最近洋食続きだから和食にしてみた。社食のにくじゃが美味しい。
「そーいえばせんぱい、アナワとかやってるっす?」
対面でパスタをくるくるしていたキラリちゃんが、不意にそんなことを訊いてくる。
本当に唐突だ。さっきまで好きなパスタの話をしてたのに。
「うん。最近始めたんだけど……よく分かったね」
「あー、さっき画面見えちゃったっす」
「別にいいよ」
ごめんなさいっす、と律儀に謝ってくるけどその程度のことは別に気にしないから、魚の身をほぐほぐしながら首を振る。
「そんな話をするっていうことはキラリちゃんもやってるの?」
「やや、そうじゃないっすけど、気になってたんすよ」
「そうなんだ」
やっぱり知名度はあるんだな……っと、よし、骨は粗方取れたかな。
醤油は……
「あ、せんぱいショーユっす」
「ありがと」
「いえいえっす。……でも、せんぱいがやってるならやってみようかなっす」
「ん?」
もきゅもきゅ、ごくん。
「やるって、AW?」
「はいっす。ヘッドギアもあるし、やろうと思えば明日にでもできるっすし」
「いいんじゃない?まあ、私もおすすめするほどまだやってないけど」
でも、そうか、キラリちゃんがやるなら、折角だし誘ってみようかな。
……いや、でもスズのノリに付き合わせるのはちょっと申し訳ないかもしれない。
「せ、せんぱい!」
「おお、なに?」
「その……」
最初の威勢はどこへやらもにょもにょと口を蠢かすキラリちゃんが言葉を発するまで、静かに待つ。
しばらくしてキラリちゃんは、意を決して口を開いた。
「畏れ多いっすけど、せんぱい。い、いっしょにやってくれないかなーなんて思っちゃったり、なかったり」
「思わないの?」
「思うっす!したいっす!……はうっ」
うああ……と頭を抱えるキラリちゃんだけど、まあそこまで求められるとやぶさかでもない。いやそもそもこっちからも誘いたかったくらいだし、やぶさかもなにもないけど。
「そういうことなら是非こちらこそお願いしたいかな」
「マジっすか!?」
凄い勢いだ。
ううむ、なんとなく、むしろスズとは気が合うかもしれない。アンズの方は苦手なタイプだけど、あれ、でもそう考えるとバランス的にも逸材なのでは……?
これは、ぜひ一緒にやりたいところだ。
「ただ、あと二人一緒にやる人がいるんだけど、それは大丈夫?」
「え」
あからさまに、それは想定してなかった(っす)とでも言いたげな反応だった。
「駄目?」
「あーうー……だ、駄目じゃないっす!全然オッケーっす!むしろウェルカムっす!」
「ならよかった」
あんまり大丈夫感はないけど、まあ駄目そうだったらまた考えるとして。
それからキラリちゃんとAWの話で盛り上がって、大変有意義に昼食を終えた。
部署に戻るやいなやミミちゃんが謎のガッツポーズをしてキラリちゃんに怒られているのを横目に見つつ、夜にAWをやるのを少しだけ心待ちにして、私は仕事にいそしむのだった。
■
「あれ、夜だ」
「AWの世界は一日ごとに変わるんだよ。夜だけーとか昼だけーとかがあるからだと思うけど」
なるほどなと頷きつつ、夜の街並みを眺める。電灯のようでいてなんとなく違うような気がする不思議な明かりに照らされた道を、夜とは思えないほどたくさんの人たちが歩き回る。多分その多くはプレイヤーで、頭の上に名前みたいなのが浮かんでいるのを見て取れた。昼間も昼間でそうだけど、夜景は一層、こう、なんというか、別世界じみている。そもそも現実でも暗いとそれだけで違う道みたいに思えることもあるし、それも当然かもしれない。
とはいえそんな夜景を楽しむためにやってきた訳じゃないから、一頻り眺めて、それから狩り……の前にインベントリを空にするために買い取ってくれるお店に寄った。
なぜかといえばこのゲーム、所持できるアイテムに装備とは別で重量制限があるからだ。
具体的には、初期値が総重量100で、そこにSTRの10倍の数値が加算される。つまり私は初期値の100で、まあそれでも杖の重さが3と考えるとそこそこあるんだけど、流石に数百のモンスターの戦利品を詰め込むには心許ないし、スズと合わせても全然足りなかった。じゃあ諦めるかといえばそうじゃなくて、そういうときは重量制限を超えてアイテムを拾うことができる。最大2倍。ただそうするとその分身体が重くなるんだけど、2倍になる頃にはもはや身体を動かせないほどで多分体重が2倍くらいになってる。うん、今まさに私はその状態になっていたりするから分かる。そのほかにも死んだときに過重量分のアイテムが散らばったりとか色々デメリットはあるけど、まあそれはいいとして。
今のアイテムの量としては私が大体2倍、スズが大体1.5倍くらい。移動はもっぱらスズにお姫様だっこをしてもらっているけど、アイテムを持っているから迷惑をかけっぱなしという訳でもないということでセーフにしている。スズが嬉しそうだし。
ともあれ。
なんとかかんとか身軽になって、お金の単位が『マニ』だということを知って、今度こそ狩りに出かけた。
昼と夜はスズの言葉通りずいぶんと変わるらしくて、昼間にはいなかったコウモリみたいなモンスターに襲われたりもしたけど、まあスズの能力値の前には紙飛行機くらいのものだった。というかこの平地でコウモリって、一体どこで眠るんだろう。木とか天井にぶら下がるイメージなんだけど。
さておき。
やってきたのは多分昨日狩りをしていたのと同じくらいの位置だけど、敵の様相はやっぱり違う。小人の姿はどこにもなくて代わりにオオカミがうろついていて、ゼリーはなんだか、なんだろう、合体でもしたのか数は少なく身体は大きくなっていた。
まあ多少敵が変わってもやることは変わらない。
新しいアビリティのおかげでMPにも余裕ができたし、ちょっと効率も上がるかな。
そんなことを思いつつ、領域を展開。
キリよく270のMPをつぎ込んだバトルフィールドにマジックボールを二つの総計300MPで一応20だけ残してみたけど……うん、よし、減らない。もしかすると小数点以下でせめぎ合ってるかもしれないから一応ちょくちょく確認するけど、とりあえず20余ってたらなんとかなるだろう。
この程度の広さなら、EXP稼ぎの途中で増えたはいいものの衝突事故のせいで運用できなかった二つ目のマジックボールもようやく日の目……はあいにく見れないけど、まあ有効活用できるだろうし、うん、正直かなり理想的な形だ。
「おおー!ユア第二けーたい!」
「第何形態まであるのそれ」
「そりゃもちろんさいしゅーまでだよ!」
ドヤ顔決められても全然上手くないから。
やれやれ。
「それじゃーいっくよー……『おぉらあぁぁああぁぁぁあぁ―――!』」
相変わらず声帯が心配になる大声に惹かれて殺到するモンスター……うん、でも二つの守護者に片っ端から叩きのめされてる。相変わらず吹き飛ばしすぎない攻撃が上手いというか、なかなかえぐい。片方が吹き飛ばしたのをもう片方がとどめを刺すみたいなコンボとか決めるし。
「つよー!もっと連れてこなきゃだね!うおー!」
「お願いね」
触発されたのかズダダダと駆けてゆくスズを見送って、私も少しだけ気合いを入れる。
とはいえ私にできることはないから、めいっぱい腕を伸ばしてアイテム拾うだけだけど。
これはとどかな、とど、おお届いた。爪先くらいが接地してたら消えないんだこれ。以外と融通効く。でも体勢きついなあ……う、届かな、いかこれは流石に。ううむ。じゃああっち―――
などなど、ひたすらアイテムを拾っていると。
「あぁぁぁやぁぁぁぁぁ―――!」
声が聞こえた。
振り向いて。
そこに、穴。
刃……牙?
口、そう、口……口、が?
が?
そこに、そこに―――
「―――ぁぁぁぁあぁぁあああ!!」
咄嗟に差し出した腕に牙が突き立てられる。のしかかる重量に堪らず身体は押し倒され、腕があり得ない軌道で後ろ手に捻りあげられる。アイテムを拾うため身体を伸ばしていたところに後ろから来たおかげで吹き飛ばされることがなく、今なお領域が維持されているのは幸いだった。それでもこの状況でできることなんてなくて、ひたすらに混乱していると唐突にそこにいたオオカミは消え去った。
「あや!あや!」
「あーうん、うん、だ、大丈夫、大丈夫」
べしべしと身体の至る所の無事を確かめるように撫で回してくるスズの頭を撫でてみたけど、スズはついには涙を流し始めてしまった。
「あやぁ……ひぅっ、うくっ」
「それより周り危ないから。ほら」
「うん……」
ぐずぐずと泣きじゃくりながらも、促せばスズは大剣を振るって残り少なくなっていたモンスターを蹴散らかす。その間にいったん領域を消して、貯まっていたMPで最小限のヒーリンクスペースを展開する。
じわじわと回復するLPに従って、徐々に腕が治っていくのはなんというか凄い違和感だった。関節から捻り折れた腕が元通りとか、正直普通に怖い。
それにしても、どうしてこんなことに……ああ、そういえば、マジックボールが足りなかった……かも?
ということは、やられたから隙ができたっていうことか。なるほど。
「あゅ、ゆーあー!ゆーあ!ゆーあ!」
納得している間に掃討が終わったスズが改めて抱きついてきて、ぴょんぴょこと飛び跳ねる。
未だにずっと泣いてるし、どうも長くなりそうだなあ……。
なんて思ってたけど、結局その日はスズにさんざん心配され通しで、それを宥めるので一日が終わってしまったのだった。
■
《登場人物》
『柊綾』
・好きあらばつい好意を示しちゃう系二十三歳。自重しなきゃいけないと思いながらもついつい好きが溢れてしまうとかいまどき女子高生でもないんじゃなかろうか。第二形態になってガス欠しにくくなった。なんだかんだオオカミに襲われたことにかなりびびっていたが、スズのおかげで立ち直ったりしている。ふやけるほど存在を示されたら、不安がる方がばからしい。
『柳瀬鈴』
・あやが転んだだけで110番しちゃうくらいに過保護な二十三歳。110番なあたりがミソ。ゲームの中で酷いことになったあやの腕を直視したのが殊の外ショックだったらしく、その無事を確かめるために現実でめいっぱいぺろぺろした。精神年齢低すぎ疑惑が浮上するほどすぐ泣くのは、相手があやだから。
『島田輝里』
・同僚に後押しされてなんとか憧れの先輩をお昼ご飯に誘えたと思ったらどきどきイベントまで起きて更にゲーム仲間になれちゃってはわはわっす!な二十一歳。実はあと残すところは告白フェイズのみなのだが、未だあやの女性関係を知らない辺り不安が残るといったところか。まあメインキャラ脱落とかはしない。
『錦野美心』
・同僚の恋路が気になっちゃう系二十一歳。ちょい役で終わらせるつもりはないが、結局きらりんルートの進行ファクター以上にはならない。大和撫子然とした容姿をしているが、今時ギャップですらないことにそこそこ腹黒。でも友達想い。とも、だち……?
キラリちゃんとミミちゃんの年齢は仕様です。
スズがあやを運べるのは所持重量が体重にそのまま反映されないことが理由です。




