52話:とりあえず終幕
すみません、遅くなりました。
冷静に考えてみると、私がなにを言ったところで能力値が上がる訳でもないし、だから現状の拮抗しているような不利なような、そんな状況が好転するのかといえばそんなことはないんじゃないかと思わないでもない。もちろんきらりんが私の言葉にああやって答えた以上最終的に勝つというのを疑うことはないけど、それはそれ、とくにきらりんは、なんというかまだ少し、私に全部をくれていないようなところがあるし。
そんな私の視線の先で、こほんとひとつ咳払いをして気を取り直したきらりんは、それでも少し頬を赤らめながら言う。
「そういやA、ちょうど今思い出したんっすけど、πさん……この篭手とかつくったそこの職人さんなんっすけど、復讐したいから後で好き放題させてほしいらしいっすよ」
「シラフで言ってんのかそれよぅ」
「ぽいっすけど」
「くはっ」
吹き出すエースさんがπちゃんに視線を向けると、πちゃんは鼻で笑う。
「やっぱり要らないわ!」
「あ?別に構いやしねぃぜ?白銀が勝ちゃぁだけどよぅ」
「そういう上から目線は今の私を超えてから言うことね!?過去の私を超えた程度で図に乗るんじゃないわよ!」
うん、すごい、言ってることがぜんっぜん違う。
玄武が普通に耐えたからそれで随分満足できたんだろう、どっちが図に乗ってるのかとか突っ込まれそうなくらい胸を張るπちゃんに、エースさんは心底愉快とばかりに笑う。
「はっはぁ!てめぇさては最高だなぁ!」
「言うまでもないことよ!」
……なんだろう、ほんとこの二人は謎に反りが合うっぽい。
ちょっともやもや。
「……随分気前いいんっすね」
「あ?」
「いや、普通承らないっすよあんなん」
「そうかぁ?」
「……不可侵条約の方もちゃんと大丈夫なんっすよね?」
「我慢はしてやらぁ」
「我慢ならなかったらくるんっすか……いや、まあそこまで高望みはしないっすけど、ほんと気持ち悪いくらい聞き分けいいっすね」
「……なんか勘違いしてねぃかよぅ」
怪訝な表情をするきらりんに、エースさんはにやりと笑う。
「オレ様ぁそもそも、大人しく負けてやる気なんざねぇんだぜぇ、はくぎぃぃぃんっ……!」
細められた瞳は闘志に充ちて。
全身に漲る闘気は、その身体を一回り大きく見せるほどで。
そんなエースさんに対して、きらりんは気圧されるでも触発されるでもなく、やれやれと、呆れるようにため息をひとつ。篭手をしまって手をプラプラさせてと、その姿からは闘志のひとつも滲むことはなく。
「しょーじきわたしもちょっと忘れてたっすから、人のこと言えないんっすけど……A」
「あ?」
「今のわたしは、『きらりん』なんっすよ」
そんなことを告げて、きらりんは地を蹴る。
それは距離を調節するための単なる前進とは明確に異なる、今現在のきらりんというキャラクターが有する最高速。
二人の距離を食い潰すのに一秒すらいらないだろうほどの速度にエースさんは目を見開いて、だけど「はっはぁ!」と歓喜の声を上げながら即座に横ざまに足を振るう。不意打ちですらあったはずなのに前のめりなきらりんの顔面に直撃する軌道のそれは、だけどきらりんが倒れ込むほどに体勢を低くしたことで空を裂く。きらりんはそのまま地面に手を付き身体ごと回転させるようにエースさんの軸足を蹴り飛ばすと、今度は蹴り足を強引に軸足へと転換、回転の勢いのまま跳ね起きるようにしてエースさんの鳩尾に肘を叩き込んだ。
それに対してエースさんは怯む様子すらなくきらりんの腕を取るけど、きらりんは知ったことかと言わんばかりにそのまま回転、腕諸共にエースさんを地面に叩きつける。
そして流れるようにマウントを取ったきらりんは即座に篭手を装備、エースさんの首目がけて拳を叩き込んだ。
「――――――!?」
声にならない悲鳴を上げるエースさんが無意識に力を込めたのか掴まれていた方のきらりんの腕がぐぢゃりと潰れるけど、むしろそれを好都合とばかりにきらりんはその場から離脱することで反撃の拳を回避する。
即座にエースさんはきらりんとの距離を離すように飛び上がって、同時にその首に巻きついた鞭に強引に身体を止められ、中腰のような奇妙な体勢で静止する。
咄嗟に伸びた手が鞭を掴むと同時にきらりんは腕を引きつけるようにしながら接近、反応が遅れたエースさんの顔面に抉り込むような拳を叩き込むと、首に巻きついた縄を持って振り向き、まるで遠投でもするようなフォームでエースさんを脳天から地面に叩きつける。
がぎょっ!とえげつない音が鳴って、エースさんの体が弾む。
歪んだブリッジみたいな体勢になったエースさんの手が鞭から離れて、きらりんは首の鞭を解くと距離を取った。
それから、呆れたように言う。
「これでもまだ削りきれないんっすか……」
しぶとすぎっすよ、とこぼれる声に、応えるのは潰れた笑い声。
「―――、」
「いや、聞こえねえっすから」
当然ながら喉が潰されてるエースさんはまともに喋ることもできないようで、それをやったきらりんはばっさりと切り捨てながら自分は悠々と回復薬をあおっている。
エースさんは潰れた喉でくつくつ笑いながらゆっくりと身体を起こして、ごぼごぼと咳き込んだ。それからごぎごぎと喉をこねくり回して、ひとつ息を吐く。
「あー、あー……ちっ、ちょいとばかし出にきぃが、まぁしかたねぃよなぁ」
「うわしゃべったっす」
「オレ様ぁ珍獣かなんかかよぅ」
いやうん、正直私もびっくりした。
なんであんな感じで喉を弄ったら声が出るようにとかなるんだろう。
まあ、それはさておき。
「で、どうっす?理解したっすか」
「くはっ、なまぁ言いやがるじゃあねぃかよぅ」
「わたしも大人になったっすからね、ええ、そうっすよ……!」
「どこで被弾しやがんだてめぇよぅ……まぁ、言いてぇこたぁ分かったぜぇ、きらりぃん」
「そっすか」
なんだろう、傍から見てるとちょっとよく分からないけど、二人の間では通じるものがあったらしい。白銀という、多分昔きらりんがやっていたというゲームでの呼び方から、きらりん呼びになっているのは、果たしてどんな心境の変化なんだろう。
「で、どうするっす?まだやるっす?」
「くはっ、愚問じゃあねぃかよぅきらりぃん」
ごきごきと首を鳴らして指を鳴らして、エースさんは笑う。
そんなエースさんにきらりんはひとつため息を吐いて、だけど楽しそうに笑った。
「ならまあ、気が済むまで叩きのめしてやるっすよ」
■
結局のところなにがどういう経緯を経たのかまったく分からなかったけど、なにやら互いに理解が及んだみたいなきらりんとエースさんとの闘いは、それからしばらく続いた。
結局のところエースさんを削り切りれなかったきらりんと、大マジモードらしいきらりんに対してろくに攻撃を当てられないエースさん、まあ結果としては引き分けといったところだろうか、最終的になにやら満足したらしくて色々受け入れてくれたからどっちでもいいといえばいいんだけど。
私としてはきらりんが満足ならそれでよしだし、きらりんの過去はリアルでたっぷり聞かせてもらうつもりだし、あとは、気兼ねなく探索できるようになったからまあよかったかな、みたいな。
「ああ、そういやぁ悪かったなぁてめぇら。くだらねぇ遊びに付き合わせてよぅ」
「え、あ、はい。いえ、こちらこそなんか見世物みたいにしちゃってすみません」
不意に話を振られて戸惑いつつもなんとか応えると、エースさんは目を見開いて、かと思えば楽しそうにくつくつ笑う。
「くはっ、『すみません』ってか。てめぇこの赤ぇのがみえねぃのかよぅ、そもそもオレ様ぁてめぇらに危害を加えるつもりだったんたぜぇ?」
言って、視線の向かう先はπちゃんやこじかちゃんたち。
ふんっ、と鼻を鳴らすπちゃんはすごい可愛かったけど、それはさておき。
「まあでも、別にズルをした訳でも卑怯なことをした訳でもないみたいですし」
「たりめぇだろぅがよぅ」
それをはっきり言いきれる時点で、PKはPKでもいいPKだということが確定したようなものだった。
それに。
「あとはまあ、きらりんのお友達みたいですし」
「ほぉう?」
「そ、そんなことよりっす!」
興味深げに細められた視線に応えるよりも前にきらりんが割り込んでくる。
「はっはぁ!忙しぃやつだなぁてめぇよぅ」
「うっせーっすよA!」
そんな様子が面白いらしい、エースさんはまた笑って、きらりんが睨む。
「別に大したこたぁ言ってねぃだろぅがよぅ」
「存在がうっせーっす!」
「ひでぇ言い草じゃあねぃか」
「とゆーかそんなことどうでもいいんっす!」
べしーんっ!と鞭が石畳を割って、エースさんが笑う。
それにむぐぐとなりながらも、きらりんはずいと私に顔を近づけてくる。
「そんなことより!無駄に時間使ったんすから早いとこ探索に戻るっす!もはや長居は無用っす!」
「お、おおう。なんでそんな急いでるの?」
「そうだぜぇきらりぃん。せっかくの再会ってんだからよぅ、楽しぃ楽しぃ昔話にで「そーゆーのが嫌なんっすよ!?」んだよぅ、つれねぃなぁ」
ああ、なるほど、エースさんが昔のきらりんのことを話すのが嫌と。
まあ確かに聞きたくはあるけど、きらりんがほんとに嫌ならそんなこと他人からは聞かないのに。
「まあ、じゃあ、そうだね。エースさん、また機会があればお会いしましょう」
「残念ながらAとはここで今生の別れっす、ええ」
「くはっ。心配しなくともオレ様から突っかかってくこたぁねぃぜぇ?」
にやりと笑うエースさんにきらりんは舌を打つ。
そんなに会いたくないとか、きらりんの隠すその黒歴史ってどんな代物なんだろう。
まあ、さておき。
「あ、あの!じゃ、じゃあわたしたちもこの辺で……」
「もうそこそこ遊んだからねー」
「そうなんだ」
まあ、最初からあんまり居心地が良さそうな感じではなかったし、仕方ないかな。
「また一緒にやろうね」
「は、はい!」
「いやー、馬にけらむぐ」
「しし失礼しますっ!」
もー!みっちゃんってば!なんて言いながら、こじかちゃんはミちゃんの口を塞いで連行していく。
それにバイバイと手を振って、見えなくなったところで今度はπちゃんが。
「さて!それじゃあ私もあっちに戻るとするわ!」
「あれ、魔導具はもういいの?」
「基本はマスターしたわ!この私にかかれば技術の進化すら造作もないことよ!」
「おおー、すごい」
「隙あらば撫でようとするんじゃないわよ!?」
それは残念。
……残念。
「それでも知らないやつを見つけたら即スクショを送りなさい!参考程度にしてやるわ!」
「分かった」
「あとそこの二人の装備も待ちなさい!今は魔導具で手一杯だわ!寝ても覚めても魔導具な今戦ったところでなにも分かりやしないもの!」
「……そっか」
……さすがに魔導具に嫉妬するのは人としてちょっとそれどうなんだろう。
いやでも寝ても覚めてもとかそれずるい。
そういうπちゃんらしさは愛しいと思うけど、これはもうどうしようもないなぁ……。
なんてことを思っていると、エースさんがにゅっと顔を出してくる。
「なぁおいてめぇよぅ」
「なによ!私にはヘπトスという素晴らしき名前があるのよ!?」
「あ?……なぁるほどぉ、だからπちゃんってかぁ」
「その通りよ!」
むふんっ、と胸を張るπちゃんにエースさんは笑いを堪えるように若干頬を引き攣らせて、こほんとひとつ咳払いをする。
うん、なんだろう、ほんとは間違ってるよって教えるべきだと思うんだけど、πちゃんを見てるとどこまで気づかないのかとかすごい気になってくるというか、なんならもしかしてわざとなんじゃないかって思えてくるというか。
「あー、じゃあオレ様もπってなぁ呼ばせてもらうぜぇ?」
「構わないわ!」
「おぅ。んじゃあよぅπ。しばらくよぅ、オレ様ぁてめぇの助手にしてくれねぃかぁ?」
「構わないわ!」
まさかの即答。
というか助手ってそれπちゃんと一緒にってことだよね。
むぐぐ……。
もやもやする私を尻目に、さすがのエースさんも驚いた様子で目をぱちくりする。
「マジにいいのかぁ?」
「当然よ!ちょうど実験台が欲しいと思っていたところなのよ!」
「なぁるほどなぁ」
「それに、あなたはできるもの」
「くはっ」
πちゃんがさらりと言ってのけた言葉は、なにやらエースさんの琴線に触れたようで、エースさんはなんとも上機嫌に笑う。
……むぅ。
専属なのに他の人ばっか構うのはいけないと思う……言わないけど……。
「という訳で私もさよならね!適当にタイミングを見て来やがりなさい!」
「ん、分かった」
「じゃあオレ様も待ってるぜぇ?」
「は?ってそうっすよ!いやいやいや!じゃあなしっす!こいつ助手は絶対なしっす!断固抗議するっす!」
「うっさいわね!この私の決定を覆すことは何人たりともできないのよ!この私でさえ!」
……の割に仕返しは取り止めた……ああ、ダメだ、なんかやさぐれてるぞ私……。
「ぐっ、」
「くはっ、まあ安心しろやぁ。オレ様からは突っかかってかねぇからよぅ」
「ぐぎぎ……!」
私たちが向かってくのはカウントされないと。
……え、というかほんとにエースさんπちゃんと……え。
えぇ……。
そんな風にずぅん、と沈んでいる私に、ふと思い出したみたいにπちゃんは私に近づいてきて、キッと睨んでくる。
「ちょっとあんた!降りなさい!」
「え、え、」
「いいから早く降りなさい!落とされたいのかしら!?」
「あ、うん、降りる。スズ」
「お、おー」
戸惑いながらも降ろしてもらって、πちゃんと向き合う。
怒っては多分なくて、なんだろうこれは、なにかに照れてるみたいな。
どうしたのかととまどっているとπちゃんは、不意にすっと跪いた。
片膝を立てて片膝を突くその姿に、どうしてか圧倒された。
そしてπちゃんは言う。
「花園の姫よ」
それは歌うように、劇的に。
見上げる視線は熱を帯びて。
「どうかこのヘπトスに、あなたの慈愛の一雫をば。あなたがこの銀の手を取って下さるのならば、あまねく鉄を溶かし育む情熱を宿すこの魂が、あなたの花園に常春の安らぎをもたらすでしょう」
差し出される手に、胸がぐぎゅうとなる。
そこには、ちょっとの羞恥心を超えて、多分アドレナリンとかにどっぷり浸かりこんだπちゃんがいて、だからこれは単なる演劇みたいなもので、つまり、πちゃんはただやってみたかっただけで、なのにどうしてこう、私っていうやつは本気にしてしまうんだろう。
勘違いしてはいけない。
πちゃんは別に、私のことなんて特別に思ってない。
……なんとかひとつ息を吸って吐いて、心をしゃんとする。
したらしたで、これに対してそれっぽく返さなきゃいけないという問題と直面することになったけどまあ……うん……えっと……?
「……ヘπトス。あなたに永遠の愛を約束しましょう」
ちょっと想いが漏れ出ちゃったけどまあ多分それなりになんとかなっただろうと思いつつ、そっと手を取ってその甲に口づけをする……いやこれ考えてみたら私がやる側じゃなくない?うわしまった。πちゃんもびっくりしてるし。
「……わ、我が魂はあなたと共に」
若干照れが復活したπちゃんが、今度は私の手の甲に口付けを落として。
……とりあえずまあ、それっぽい……?
どうだろう、とπちゃんの様子をうかがっていると、πちゃんは急に手を振り払ってしゅばっと立ち上がる。
「ば、ばいばい!」
「……あ?お、いや待てよぅ、って速ぇなぁおい!」
しゅだーっと駆けて行ったπちゃんに、驚きやらなんやらで少し遅れてエースさんが続く。いや、速さ的に続けてない。頑張れエースさん。
……ところでばいばいって。
ばいばいって。
うーむ。なんだろう、あんな風に手を振り払われた割に悲しくない。恥ずかしかったからだって思ってるからなんだろうけど、実際どうなんだろう、分からない……というかなんで私はこんなに笑ってるんだろう……?
「……じゃ、じゃあ、いこっか」
よく分からないままにくるりと振り返って、みんなを見る。
集まる視線はなんというか……あー……。
「えっと、みんなもやっとく……?」
……もはや言葉すら必要ないと。
きらりんとか別に無理しなくてもいいんだけど……あ、うん、そう……。
■
《登場人物》
『柊綾』
・片想い期間は割と嫉妬しがちな二十三歳。両想いのときでも嫉妬するけど片想い中はなんか、自分より仲良さげだともやっとくるし自分より仲良さげじゃなくてもなんか内心ですごい張り合ってく。私なんてチューまでしたもん!みたいな。子供か。
『島田輝里』
・戦闘スタイルを最適化してみた二十一歳。特にエースさんとか圧倒的に速度で勝ってたから、相手の一手のうちに一・五手くらいねじ込めば負ける訳ねえだろっていう。過去エースさんはVITなくて互いに当てたら勝ちみたいな状況だったので攻めてれば勝手に回避で手数封じれたけど、多少殴っても止まらなくなったんだから同じやり方じゃきついきつい。
『その他の方々』(スズ、アンズ、ソフィ、ナツキさん)
・今回も出番ほぼ皆無だったごめんねな二十三歳、十九歳、十一歳、二十四歳。次から探索開始ということで人数もちゃんと減ったからまともな出番用意できるはず……!多分!……でもこれ魔導具設定出したかっただけくらいのとこあるからなあ……ヌシでもぶつけてやろうか……。
『天宮司天照』
・あやを姫に仕立てあげた辺りからずっとやりたかった二十二歳。上手に植物を育てる人に緑の手を持っているというなら、武装を造る私はさしずめ銀の手……!さすが私!惚れ惚れするほどのセンスッッ!!みたいなことを一人でぶつぶつ呟きながら鉄を打ってる姿が目撃されている。でも夏の花であるらしい姫百合の主に対して常春を約束するとかそれどんな嫌がらせだよっていう。まあ誰も気づいてないけども。ちなみにあの文言は、絶妙に頭がよくないし厨二病も突き抜けれないっていう微妙なやつが『うわ自分マジ天才か……?』と思いながら考えたらこんな風になるのではないかというのを頑張って考えました。すごいスムーズに思い浮かんだのはどうしてでしょうね(目逸らし)。
『小島かの子』
・今度こそしばらくお別れだから独立させてみた十六歳。特に書くことはない。ああ、でもあれです、剣が密かにグレードアップしてます。しばらくメインでいける程度に。もっともそれでも試作は試作ですが。
『織原美依沙』
・今度こそしばらくお別れだから独立させてみた十六歳。特に書くことはない。二人旅に戻ったから、抑圧分が解放されてちょっと甘くなるくらい。その若干の差異におろおろするこじかちゃんを想像するだけで筆者はにやにやできます。
『藤崎奏』
・なんか色々欲求満たせた二十三歳。最近あんまり本気で戦えなかったしずっとこれじゃない感に苛まれてたりしたけど、きらりんと戦ってひとまず満足。ちなみに、あやはπちゃんと一緒にいることを気にしてたけどむしろエースさんとしては確実にきらりんと遭遇できるからというのが大きな理由です。いや別に恋敵的なことにはならないですけど。それに関してはにやにや見てたいタイプ。
そんなこんなで強引に纏め上げ、次回探索編。




