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26話:ソフィちゃん家が一話で終わらない……?

本当はソフィの話は一話予定だったんですけどね

「あやぁ……」

「もう、どいて」

「むにゃあ……」


 にゃむにゃむと寝惚けて抱き着いてくるスズを引き剥がしながらベッドを降りる。

 時間はまあ予定通りだけど、それでも結局四時間くらいしか寝てないからちょっと眠気が完全に取れてないみたいだった。昨日寝る前もシャワーは浴びたけど、まあ軽く目を覚まそうかなと朝シャワー。それから私の代わりにタオルケットを抱き締めていたスズを叩き起してからキッチンで適当に朝食をこしらえて、二人で食べた。


 食後のコーヒーを味わいつつ時計を確認するとまだ少し余裕はあったけど、まあ早く行くに越したことはないから、コーヒーを飲み終わるとすぐ自室に戻って身なりを整える。どうしてか可愛い系の服を所望されるから、せめてもの可愛い要素としてスカート着用。あんまり可愛すぎると似合わないから、その見極めが難しい。


 化粧まで施してから、鏡を見る。

 そこに写った私は、可愛いというかどちらかというと清楚系だけど、まあここら辺が多分限界だろう。


 ともあれしばらくして身だしなみを整えた私は、そして例によって例のごとくスズから嫉妬の視線を向けられながら家を出る。帰ってからAWと言ってあるからだろうか、πちゃん謹製装備もきちんと一日で揃えてみせるって言ってたし、今日はその嫉妬も少し穏やかだ。まあ楽でいい。


 そんな訳で家を出たんだけど。


「あやおねえさま♡」

「わ」


 玄関を開けた途端に、一つにまとめたプラチナブロンドの髪を靡かせて抱き着いてきたのは、ふわふわなコートに身を包んだ小柄な少女。私のおへそ辺りに顔を埋めてくんくん匂いを嗅いで、それから蕩けるような笑顔と共に吸い込まれそうな碧眼を向けてくる彼女は、まあ家の前で待っててくれるなんて一人しかいない、ソフィだ。


 よろめくように、閉じた扉に押し付けられる私に、ソフィは言う。


「おはようございます、おねえさま♪」

「うん、おはよう」


 その小柄な体躯を抱き上げると、生暖かな甘いシャンプーの香りに混ざって、どこかで嗅いだことのあるような、少し大人びた香りがした。

 気になったけど、まずは家の前まで来て待っていてくれたことにお礼が言いたくて、私はソフィの瞳を見つめる。


「待っててくれたんだね」


 ありがとうの代わりに、唇で頬に触れる。

 するとソフィははにかんで、私の頬にその小さな唇でお返ししてくれる。


 その柔らかくて瑞々しい熱が触れた場所はじんわりとろりと溶けていって、ソフィの唇の形に温もりを残していった。


 名残惜しむように見つめあって、そしてソフィは言う。


「ソフィはおねえさまにあえるときを、いちじつせんしゅうのおもいでまっていましたわ♡」


 そしてまた、今度は反対の頬に、ちゅ。

 とろり。


 その頬の熱に、言葉に私は心が揺さぶられて、その激しい情動をなんとかして伝えたくて、ソフィの小さな身体を抱き締める。


「わたしも会いたかったよ、ソフィ」

「おねえさまったら……♡」


 また、頬に触れる。


 ふにふにとして、暖かくて、どうしてだろう、舌を触れている訳でもないのに、こんなにも甘く蕩けるのは。

 もっとほしくて、堪らなくなる。


「好きだよ、好き」

「ん、おねえさま♡ぁん♡」


 耳元で震える嬌声が思考を犯す。

 もっともっととおねだりするみたいに擦り付けられる身体が、コートの向こうなのに熱くなっていくのがわかる。頬に、瞼に、額に、首に、肩に、鼻先に、また頬に、今度は耳に、好き勝手に唇を触れさせていくと、ソフィは少しずつ息を荒らげて。首に回された腕が、絶対に離さないと伝えてくるみたいにぎゅうと締め付けられて。苦痛にも似た幸福感に胸が詰まって、くらくらする。


 私はそっと顔を離して。

 そこには当然、ソフィがいて。


 誘うように舌が踊って、ソフィは目を閉じる。

 差し出された唇は、無防備に熱を待って。

 だけど私は、かなり後ろ髪ひかれながらも、その唇を拒むように人差し指を当てる。


「それは、だめだよ」

「……もぅ♡おねえさまったら、いけずなんですから♪」


 ソフィは途端にからかうように笑って、またぎゅっと抱き締めてくる。


 ちろりと、私を殺すみたいに舌が這う。


「きっとだぁれにも、ばれませんわ♡」

「それでもだよ。それでも、だめ」


 ごめんねと、その頭をぽんぽん撫でる。

 そこで気がついたけど、ソフィちゃんの髪をまとめるシュシュはどこかで見覚えのあるもので―――


「でもおねえさまは、あのおんなをだいたのですわ」


 熱を失った声に、背筋が震える。


 ああ、そうか。これはミズキにあげたものと同じなんだ。


「あのおんながよくて、どうしてソフィがだめなんですの?」


 ソフィは私をこんなにも愛してくれているんだなと、唐突に思った。


「ねえおねえさま、こたえてほしいですわ」


 ソフィが見ている。


 見ている。


 私の全部を閉じ込めるみたいに見開かれた目に、確かに私は囚われていて。

 狂ったように開き切った瞳孔は、光すらをも拒んでただ私だけを欲している。

 背中に食い込む愛のカタチは、痛みにとても似ていて、だけど決定的に違う。

 だってこれは、こんなにも心地よくて、こんなにも、ああこんなにも至福なのだ。


 私もソフィにいっぱい愛を刻みたいと、下卑た野獣が胸の内で疼く。


 だけどそれでも私は、宥めるみたいにソフィを撫でたまま、酷く下らない嘘を吐く。


 他の誰でもない、自分に


 ……死ねばいいのに、私なんて。


「あのねソフィ」

「はい」

「ミズキはこの前、十八歳になったの」

「はい、しっていますわ」

「だから」

「だからどうしたっていうんですの?」

「知ってるよね?性的同意年齢っていうのがあって、十八歳未満はそういうことをしたらだめなの」

「おねえさま」

「ソフィ」

「ソフィはどうしておねえさまがソフィをうけいれてくださらないのかをきいているんですの」


 ―――


「私はどうしてソフィを受け入れられないのか、言ってるつもりだよ」

「ソフィがこどもだからいじめているんですの?おねえさま、それともソフィがおきらいですの?」

「好き」

「ソフィもすきですわ。だいすきです。あいしています。だからソフィはおねえさまとひとつになりたいんですの」


 ――――――


「好きだから、大好きだから、私はソフィとそういうことはできないよ」

「どうしてですの?」

「私とソフィは、それでも社会に生きてるの」

「おねえさまのうそつき」


 ―――――――――


「でも」


 ソフィは。

 まるでその瞬間までの表情なんて夢かまぼろしかだったみたいに。

 そっと、十一歳の女の子に使うべき言葉じゃないと分かってはいるけど、艶然と、私の心を蝕むみたいに。


 笑った。


 笑って。


「そこまでいうなら、だまされてさしあげます♡」


 ちゅ、と口の端に落とされた口付けに。

 危うく全部なかったことにしてソフィをめちゃくちゃにしそうになったけど、なんとか堪える。


 危ない、危ない。


「ちっ」


 ほっとひとつ息を吐くと、私の様子を伺っていたソフィが舌打ちをする。

 お茶目だなあ、もう。


「じゃあソフィ、行こっか」

「そうですわね♡」


 ソフィを下ろして、それから手を繋いで、私たちは歩き出す。

 雪が降っている訳でもないのになんとなく白さを感じるのは、まだ日を重ねていないから、冬の寒気に流された人の色がまだ染み付いていないからだと誰かが言っていたけど、私としては、年をまたいだ程度で抜け落ちるほどに人の色は薄くないと思う。


 だからこれはきっと、日の出の色。


 今年が始まって、人と人とが最初の挨拶をして、人と人とが始まって。


 それを祝福する、日の出の色。


 そんな街を愛しい人と一緒に歩いているだけで、また今年もソフィとの時間が始まったんだと思うだけで、私はどうしようもなく幸福だった。

 私はそんな幸福な時をソフィと共有したくて、いっぱい好きを伝えたくて、シュシュのこととか新しい香水のこととか、あと抱き着かれているときには気が付かなかったけどその首に掛けていた素敵なハートのネックレスのこととか、なんでもいいから話しかけた。

 ソフィもきっと、私と同じようなことを思ってくれているんだろう、私の言葉にはにかんで、喜んで、好きを返してくれて、それだけじゃなくて、めいっぱいの好きを伝えるみたいに私と会えなかった間のことをいっぱい話してくれた。


 そうして歩いて、私たちはソフィの家にやってきた。


 どこぞのお嬢様みたいな気品を纏うソフィは、実際すごい豪邸に住んでいる。今どきどうしてそんな敷地面積が許されるのかと疑問を抱くくらいの広さで、門の外周を巡るだけでともすれば半日終わりそうだけど、幸い私の家からは割と近くに正門があるから、延々と壁にそって歩くということはない。


 ……こういうのが本当のお姫様なんだよなあとか、ふとそんなことを思って、すぐに霧散させる。


 東門には、ソフィの家に仕える使用人さん……ソフィのお傍づきであるナツキさんが控えていて、私たちが近づくと「お帰りなさいませお嬢様」と見事なお辞儀を見せてくれる。


「ただいまもどりましたわ」

「綾様も、ようこそお越し下さいました」

「はい。お邪魔します、如月さん」

「お車の用意が御座いますので、どうぞこちらへ」

「ごくろうですの」

「お世話になります」


 ナツキさんの先導で、すぐそこ、開け放たれた門の向こうに停車していた、名前も知らないし庶民的にはちょっと知らない方が幸せなんだろう真っ黒なかっこいい車に乗り込む。座席が普通の車と同じような配置だから、まあ少しは心も穏やかだけど、この座椅子はかなりお高い感じの安らぎを感じて逆に落ち着かない。これでも少しは慣れたけど、完全に受け入れるにはもう少し時間が必要だろう。


「では、よろしいですか?」

「おねえさま、つかまっていてもいいですの?」

「もちろん。ぎゅっとしてて」

「ぎゅっ♡ですの♪」


 ちゃんとシートベルトをした上で、ソフィはまるで見せ付けるように甘えるように、大袈裟に私にしがみついてくる。

 私はその頭に手ぐしを通しながら、バックミラーでこっちを見ている如月さんへと視線を向ける。


「大丈夫です。お願いします」

「……かしこまりました」


 ほんの僅かになにかを考えるみたいに目を閉じて、それから如月さんは車を発進させた。敷地内の移動に車を使うなんてなんとも豪奢なことだよなあなんて思いながら、本宅に着くまでソフィとまた色々お喋りをした。


 そして本宅に着いて。

 遠近感が狂いそうな規模のお屋敷からすればあまりにも小さな扉を通って人間の矮小さを実感しつつ、カーペットの敷きつめられた廊下をしばらく歩いて、普段は団欒用の部屋だという比較的狭い……と言ってもウチとはもちろん比べものにならない広さの居間にやってくる。


 とんとんとんと、ナツキさんが扉をノックする。


「失礼致します。お嬢様方をお連れ致しました」

『おお、待っていたよ。はやく入ってもらいなさい』

「かしこまりました。……ではお嬢様、綾様。どうぞお入りください」


 ナツキさんが開いた扉を潜る。

 すると居間にいたソフィのご両親は、立ち上がって迎えてくれる。


「よく来てくれたね。さ、ここに座りなさい。もちろん娘と並んでだぞ?いや、なんなら膝の上でもいい……くっ、なぜここには椅子が四つあるのだ……!」

「いらっしゃい綾ちゃん。この前綾ちゃんが好きって言っていたお菓子を用意してみたのよ。ああもちろん、いくら好きでもソフィちゃんは食べちゃダメよ?」

「……どうもお久しぶりです」

「もう、ふたりともすこしはおちついてほしいものね」


 ぷんぷんと怒るソフィだけど、まあ、うん、とても愉快なご両親だと思う。それにとてもいい人達だ。一応清く正しくあるつもりだけど、それにしたって小学生とお付き合いさせていただいてる現状を、認めてもらってる訳だし。


 ……というかソフィ、そんなこと言いながら普通に私の膝の上に座るんだ。

 まあ嬉しいからいいけど。お父さんもガッツポーズしてるし。


 ちなみにコートを脱いだソフィは、可愛らしいワンピース姿だ。コートを着ていても違和感がなかったから、少しびっくりした。


 ともあれ、そんなこんなでしばし歓談。


 ソフィちゃんのことを話すご両親はとても楽しそうで、私も嬉しい気持ちになりつつ、私が知らないソフィちゃんをいっぱい確保したところで。

 そもそも今日は、ソフィが見せたいものがあるらしくて急遽お宅訪問が決まった訳だから、いやまあ結局お宅訪問はお決まりみたいなものなんだけど、なんにせよ、少し残念ではあるけど頃合いを見てソフィちゃんの部屋に移動することになった。ご両親はまだまだ話し足りないみたいだったけど、それはまた次の機会にと約束を交わして。

 当然のように次の機会を認められているという事実に、少し嬉しくなった。


 そんな訳で、私たちはナツキさんだけを伴って、ソフィちゃんの部屋に。

 一人部屋なのに居間より広いそこは、相変わらず夢の世界にでも迷いこんだような、ふわふわファンシーなお部屋だった。なんというか、果てしなく広いようにも、余裕なく狭いようにも思えるくらいに、不思議に整えられている。


 そしてそのど真ん中。

 壁際とかじゃなくてど真ん中に置かれた、これまたファンシーな、まるで魔法の馬車みたいな趣の天蓋付きベッドの上。

 そこにあったのは、まさかまさかの見覚えがある、あまりにもこの部屋に似つかわしくない、それ。


 えっと、つまり、これは、そういうことなんだろうか。


「ふふ♪びっくりしてくれてよかったですわ♪」


 視線を向けると、ソフィは楽しそうに笑って、それを手に取る。


「これ、もしかして?」

「もちろん、あなざーわーるどはいんすとーるずみですわ♪」


 ソフィが自慢げに掲げるそれは、なんとも見覚えのあるヘッドセット。ソフィ仕様に小さく調節されたそれはなんなら電源すら入っていて、今すぐにでも電脳世界に旅立てそうなほどに準備万端だった。


 感心していると、ソフィはヘッドセットを胸に抱いて、そしてもじもじと身を震わせる。


「ねえ、おねえさま……♡」


 どうしたのかと声を掛ける前に、潤んだ目で、甘えるように私を見上げてくるソフィ。

 ずいと身体を寄せる動作で、ふわりと甘い香りが香る。


「いろいろと、てほどきをしてほしいのですわ……♡」


 くぅ……そういうあれはよくない……。


「うん、えっと、ソフィ。確かに私はAWをやってるけど、一緒にやってる人がいてね?」

「しってますわ♪ですのでわたしもまぜてほしいんですの」

「うーん……それはさすがに私の一存じゃちょっと」


 とはいえまあ、ソフィちゃんに言われては仕方がない。

 とりあえずダメ元でみんなに連絡をとってみる。


 それから二人でベッドサイドに寄り添って座って、返信待ち。


「返信までど」


 ピピピロリン♪


「……早いなぁ」

「さすがおねえさまのこいびとですのね♪」

「一人はまだ親友だけどね」


 答えつつ、三連続というかほぼ同時で届いた返信を確認してみる。


『やだ!』


 まあこれはスズだ。

 さすが短い。


『πちゃんのこともあるので今増えるのは大変だと思います』

『ちなみにそれは、また先輩の恋人なのでしょうか』

『個人的な思いとしては、少しでも先輩との時間が欲しいので、あまり人が増えるのは好ましくありません』


 次いできらりん。

 こっちもあんまり好ましくは思っていないみたいだ。可愛いことを言ってくれる。口調が話し言葉と違うのもいい。

 ところでこれスズと同じ時間で打ったんだよね……長くない?


『前提として、私はあやさんがいるという時点でこれ以上メンバーが増加する可能性は考慮していた』

『その上で四人という収まりのいい人数を変動させるのは少し気が進まないことは明言しておく』

『ただし今回参入した場合ヘπトスも含めれば集団としては六人になるから、色々と得もある』

『装備のことに関してもまだ所詮序盤、そもそも全員分のフル装備も揃っていないのだからある程度の我慢程度で問題ないとして』

『全体的に見れば進んで拒絶する程ではない』

『ただし、もしもその参入するのが沢口ソフィアである場合は』

『私は全力をもって拒絶させてもらう』


 最後にアンズ。

 きらりんより長い上に割と冷静な判断だけど、えっと、最後の二文がピンポイントにソフィを狙い撃ってるんだけど。


 視線を向けると、ソフィはニッコリと笑っていた。


「やっぱりあのひきこもりはわたしのことがきらいみたいですわね」

「え?あれ、ソフィってアンズと面識あったんだ」

「ええ。でも、すこしだけですわ」


 ……少しだけの感じじゃないんだけどなあ、これ。


 ■


 《登場人物》

(ひいらぎ)(あや)

・小学生にまで手を出してやがるこいつ……な二十三歳。首筋にとか耳とかはいいのに口はアウトという謎の感性。絶対口より首の方がアレだと思うんすよ。ソフィちゃんの身に着けてるものに対しての反応薄すぎ……いやまあ道中とかベタ褒めしてたんだけど、というか薄いじゃなくて違うのか、そう反応絶対間違ってると思うんだけど、それもこれも今ラブラブしてる人が最優先なあやシステムのおかげ。だいぶやべえやつなんじゃないかな……。


柳瀬(やなせ)(すず)

・ちょっと出たから書いておきます二十三歳。昨日はAW終わってからめっちゃいっぱいすきすきしちゃったからすごいおねむだけど、あやから着信があると起きる。あやの声に反応しないときはあっても着信があると起きる。


沢口(さわぐち)ソフィア(そふぃあ)

・あやおねえさますきすきなじゅういっさい。ソフィは愛称。純ロシア人で現役女子小学生とかお前まじかよ……危うすぎんだよ……。あやが好きすぎてあやがマミさんにプレゼントした香水とかミズキにプレゼントしたシュシュとかスズにプレゼントしたネックレスとか同じの揃えちゃうしAWまで始めちゃうけど好きだから仕方ないよね。なんで知ってんだよそもそもとか聞いたらにこにこする。うちのしようにんはべんりだわ♪あやに対する好意がほかの恋人連中とかなり異質で、あやを自分だけに溺れさせたいと思っている。あのやり取りも嫉妬だけじゃなくて、結局あやに法を破ってでも自分を求めもらうための伏線みたいなものらしい気配。まあでも割合は9:1くらい。まずは法を破って、それから倫理観を蹴散らかして、最終的に他の恋人だった人を全員ぐちゃぐちゃに屠殺してから愛を誓いつつ四肢を落として全部で満たして可愛がってくれるのを期待しているけどこの作品はそういうグロテスクなのはNGなんで未来永劫叶うことはない。絶対にだ。というか果たしてキミは最後まであやを愛し続けるのだろうか。筆者にも分からない。なにぶん幼いからなあ……色々。ゆーてみんな若めだけど。言葉が舌っ足らずな感じでひらがなオンリーなのは別にルージャ設定のせいとかじゃなくて、今はまだ幼さを武器にしているから。そうまだ第二次性徴期を残しているのだよこいつは……!ところでスズと混ぜたらすっちんみたいになりそうだよね。


如月(きさらぎ)那月(なつき)

・なんやかんや色々あるけどかなり不憫な二十四歳。使用人さん。具体的な不憫はまあ多分次回持ち越しだけど、一言添えるとしたらこいつあやの元カノ。なお、使用人の制服はご随意にパンツスーツでもメイド服でもどっちもいけるクールな女性です。筆者の中ではパンツスーツ。


沢口(さわぐち)ダディー(だでぃー)マミー(まみー)

・パパンとママンの名前は特に決めてないです。でも多分マミーの年齢は四十一くらい。そこそこ高齢出産。そしてなにげに初男キャラという事実。いやまあAWでもすれ違ってたりはした。リアルでも店員さんとかね。実は男が絶滅していたのさ!というとこはなかったのだ。どちらも純ロシア人だが、ロシアにいた時間より日本にいた時間の方が長いので全然日本語ペラペラだしロシア語とか忘れてる。ロシア語とか忘れてる。だからこの作品でロシア語喋るヤツとか許さねえぞ。どちらも両親が日本かぶれで云々とか考えてたけど、実は兄妹設定とかありなのでは……?とか思って悩み中。でもそうすると沢口家全員抱えすぎになるからやめときます。なんかすごい日本好きなんだよ多分。そんで意気投合して若かりし二人は日本で挙式したんだよきっと。なお二人ともあやに複数の恋人がいるのは知っている。まあ最初は経験豊富な方がいいだろうとか思ってる。結局やべえやつしかいねえ……。


ほかの面子と絡むからこその延長という訳です。


ソフィちゃん関係とか叩きどころいっぱいあると思うんですよね(チラ

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