表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/77

姫的な彼女のゲームの話 強敵とかとか

物語上で戦ったモンスターについて書いてあるネタバレ前提のものですが、絶対に正しいかと言われればそうでもないです。

北→南→西→東の順番に掲載してあります。

まあちょっとしたオマケ程度に、よろしければどうぞ。












【北の森】

『オンリーウルフ』

《ゲーム》

・その名前の通り世界にたった一体しか存在しない狼。雑魚敵とか他のヌシは基本的にリスポーンするのは同じ種族の別個体的な感じだが、こいつだけは同じ個体がリスポーンする。それはつまり学習能力があるということで、時が経つほど微妙に強くなる。だけど肉体性能が固定されてるし基本ビビりだから一回見たことある強い攻撃は全力で避ける、くらいの変化しかない。そりゃあヌシの中では割と最弱の部類だもの。敗北の記憶を引き継ぐので、一度負けた相手には基本的に喧嘩を売らない。だけど接戦の場合はそこまで警戒がなくて、そのプレイヤーがパーティを組むとかすると普通に襲ってくる。ドロップアイテム『狐狼の魂』は圧勝すると落とす狐狼さん完全敗北の証で、やられた相手には二度と姿を見せない。

《物語》

・記念すべき最初のヌシ。しかし一番狙いやすいあやを狙ったばかりに瞬殺されてしまった酷く哀れなやつ。本当は速度で翻弄してその鉄すら引き裂く鋭利な爪でズバッとやる一撃離脱戦法を仕掛けてくるウザイやつ。まあ、だからリーチの差があってある程度以上の反射神経がある相手にはどうやっても勝てない訳だが。傷心スズは理性の代わりに戦闘能力3割増だから勝てた。


『フローラルトータス』(小)

《ゲーム》

・亀は万年という通り生命力が凄い。ヌシではない。その生命力を活かして背中の花畑を維持しており、その規模や美しさによって序列が決められていたりする。基本的に歳を経て大きくなった個体の方が高い序列になる傾向にあるが、中には小さいながらも優れた花園を背負う個体もいるかも?その性質上自分の花園を荒らされるとマジでキレる。あと花園の美しさには適度な睡眠が不可欠だから寝てるのを起こされてもキレる。だから睡眠中の土に埋まってる亀の背中でぴょんぴょんするとかしたらもう理性とかどっかイッちゃう。でも仲間が暴れてても割と気にならない自己中な連中。所詮亀の甲よの。ちなみに朝方は普通にみんな歩き回ってて、互いに互いの甲羅を誇示して喧嘩したりしてる。花園に行くなら夜にしましょう。基本的に純物理特化で体当たりと噛みつきと踏み潰しくらいしかしないけど、やばそうになると生命力とかなんやかんやをまとめたフローラルブレスを放ってくる。背に腹は代えられない。でも所詮悪あがき。

《物語》

・ヌシではないけど初の長期戦。目の前の鬱陶しいのを潰すばかりに気を取られてたのと、密かに花園に対していい影響を与えていた領域魔法に免じて背中が安地になった。甲羅は下でも花は上にあるからね。そうでなかったら甲羅でローリングとかして弾き飛ばしてたけど。行動パターンが温すぎて格下にまさかの敗北。実際のところ目を抜かれたのが大きかったらしい。デカイ分脳にも届きやすそうやん?その素材は余すところなくπちゃんによって加工されて、パーティの新装備となった。全部合金とか合成塗料とかになってるけどね。なんか思ったより装備が強くて微妙に心配してるけど、とはいえまあ所詮最初の大陸のモンスターでしかないので、多分大丈夫でしょう。



【南の山】

『ロックドッツ』

《ゲーム》

・密かに有しているけど姫ゲー内では日の目を見ないロックドットの念力を束ねてその巨体を浮かすことすら可能にし、単純な質量でもって圧殺してくる重量級モンスター。その正体は紛れもなくロックドットの集合体であって、本体がコアであるとかそういうことはない。そもそもロックドットっていうのは岩に擬態したなにかじゃなくて岩に宿った生命のようなもので、しかも触れている岩とか鉱石に感染していくっていう性質を持っている。その性質を活用して率先して仲間を増やしていくっていう習性がある中で、特にレアな鉱石なんかはめっちゃ仲間にしたいんだけど、レア過ぎると感染力が及ばなくなる。じゃあどうするかっていうときに、諦めるんじゃなくてみんなで囲んで独占してればいつか仲間になると信じてめっちゃロックドットが集まってくる。それこそがロックドッツというモンスターの正体で、だからこのときのコアというものはあくまでそもそもロックドットではなく純粋な鉱石でしかない。ただ百を超える岩の意思が一糸乱れずコアの保護という方向をむくおかげでちょっと影響を受けて、その結果鉱石からコアへと変質している。となればもちろん抜き出せば元の鉱石になるよねっていう。セオリーとしてはコアぶちぬき戦法がやはり最速にして最良。でも郡になった分相乗効果でめっちゃ固くなるしある程度力量がついてから挑むべし。

《物語》

・結構善戦した気がするけど、見返してみれば案外やられっぱなしだったかもしれない。初手はそのサイズ故に絶対コア届かないだろっていう巨獣形態、こいつら数で包囲した方がええやんということで軍勢形態、数多いだけじゃどうしようもねえって少数精鋭の双竜形態、なんかぶつかったからノリで複竜形態の四つの形態として戦ったけど、もっとはやくコア狙ってたら軍勢形態のときにでも殺れた気がする。まあスズの覚醒があったから竜とやれてよかったなあとは思うけど。にしてもよく純粋にレベル足りてない状態でぶち抜けたよなあと。適正レベル近くだったら巨獣形態のときでもアンズが抜けたんだけど、今回はもうあと一歩火力が足りてない。いや、にしてもレベルとか見れば過剰すぎるんだけどもね。ちなみにルナライト、レアの中ではそこそこの位置ですが、使い勝手は結構ピカイチです。ここでなにを作るかっていうのが、つまりπちゃんのあやに対する好感度を測定するひとつの指標かもしれない……?



【西の塔】

『フィアレストエンカウンター』

《ゲーム》

・対峙した相手が恐怖を抱くナニカの形を有する。嫌だなあと思ったら大体してくる。まさか……と思ったらすかさず回収する。鬼畜かよ。ただし割と対峙する相手の想像力準拠なところがあって、例えばソフィの魔法を基準に思っていたらそれを少し超える程度の炎しか放てないみたいな。だから理論上全員初期ステータスでもやりようによっては戦えるかもしれないけど、まあ勝つのは無理。勝つためにはもう圧倒的なパワーでもって変形状態をボッコボコに圧倒する、あるいはなんらかの方法で本体を見出す必要がある。あやの場合は命令+クラブさんとすっちんのお気に入りが上手く刺さった感じ。本体はなんか小さくてのっぺりした四足歩行のやつで、硬いし速いし魔法を使ってくるし一応強モブ枠だから強いは強いんだけど、基本ビビりで逃げ回るしその前のインパクトが強すぎて、うーん……。こいつの落とすアイテムは色々とあるけど、宝玉は最低(・・)ランクのアイテム。虚勢ほど恐るるに足らないものなどない。本編内でもちょっと触れてるけど、フィアー(『恐怖』:名詞)なのに比較級付いてる。これは語呂合わせと、あとは『最も恐ろしいモノ』であるが故に……みたいなことを考えたけど、まあ一番はやっぱり語呂合わせ。こいつは二番目なのよ。

《物語》

・気がついたらあやが覚醒しててちょっとびっくりした。まあ想定外は想定外だけどあやのプリンセスオーダーが天敵レベルで刺さる相手だし考えてみれば順当かもしれない。そして実は端からやられ役だった訳じゃなくて、あや達のパーティにとって一つ敗北の象徴、恐るべき存在として刻みつけてやろうと思ったんだけどなんか、うん、だいたい筆者の場当たり主義のせい。なんかもういっそあや達は一度も死なない感じでいいかもしれないとか思ってみたり。あやが見抜いたことによってこのゲームにおいて最低ランクのゴミだけをドロップすることが確定して実際ドロップしたけど、まあそれはあくまでも宝玉としての単一の性能であってπちゃんという匠がいれば……?まあ色々条件が足りないからまだ先……先……?案外近いかもしれないし、そうでもないかもしれない。またお前はそうやって場当たり的な対処をしやがって!



【東の国】

『試作型超人類No.1022』

《ゲーム》

・『ヌシ』枠。名前通りに試作型の超人類。とはいえこいつは他の超人類シリーズとは明確に異なる概念で、1000番台の中でも1000〜1500までがこいつのような複合型、現状ほぼ最新式ではあるが、一つ下の代はこいつとは違ってあくまでも単一の個としての超人類を目指し研究を積み重ねてきたため、サシでやったら先輩の圧勝。とはいえ上等な実験体の屈強なボディーを混ぜ合わせたおかげで治癒力とかパワーはそこそこある。所詮プレイヤーには及ばぬにせよ。その正体はラジコンみたいなもので、だからこそスズを転がしてみたりとかできるし、出口を抑えて脱出しようとしたら襲うくらいはできるけど、あまり操縦が上手じゃないもんでその性能の100%は発揮できない。100%に近づけるための複合型なのだけれど、まあそんな簡単に大成功といく訳もなく。もう数減らして少数精鋭にしろや。ちなみにラジコンというからには操縦者がいる訳で、その操縦者というやつが色々設定持ってる。侵入者扱いしたわりに熱烈歓迎あっただけでそのあとのアプローチがないとか、実験室を蠢く肉片共とかはだいたいそいつらのせい。

《物語》

・あやたちとかち合わせたらなんかやけに勝率高くてもういっそ勝たせてしまった。敵側としての初白星。アンズの魔法を受けきるタフネスとかなりの速度、もうそれだけで軽く詰みかかってるとはいえあやが領域展開して守護者揃えた上でスズが万全ならほぼほぼ負けることはなかったはずなのにスズが即転がされやがる。あの後即座に領域魔法発動しようとしてもすぐ飛びかかられてどうしようもないし、逃げようにもエンブレム持ってるやつを重点的に襲うとか平然とやりおる、というか場合によってはエンブレム強奪展開も有り得るっていうね。こいつのせいであやは死ぬわ不穏な気配は漂ってるわでほんとどうしてくれるんだろう。まあおかげで、図らずもあやパーティの潰し方が分かってしまったからまあよしとしましょう。ただ、そうなると早いとこ領域魔法が成長しないと勝てない敵が多すぎて……まあ頑張れ。


内容はふとしたときに変わる時があります。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ