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ホログラム  作者: しお。
第1章 ブロッドホーン大陸
5/5

1-1-2「箱」

投稿遅れました。

前回の続きです。


その日の朝。


シャスタは窓から差し込む陽の光で目が覚めた。

いつも通りにまきを割り、井戸から水を組み上げ、朝食の準備を始めた。


もうすぐ朝食ができそうになったのでシャスタは台所からグリークを呼んだ。


「師匠ぉー、朝ごはんですよー」


返事がない。



朝食が出来上がったところでシャスタはグリークの部屋まで行くことにした。


『俺が許可した時以外は絶対に俺の部屋に入るな』


と、この生活が始まったときからグリークに言われていた。

今まで特に用もなかったので、シャスタはこの約束を破ったことがなかった。入ってみたいともあまり思っていなかった。どうせ汚いだろうから。


シャスタはドアをノックした。


「起きてますかぁ。おぉーい。」


声をかけながらもノックし続けたが返事がない。


「起きろやゴルァ!!」


返事がない。



まだ寝ているのだろうと思い、面倒くさくなってシャスタは食卓に戻った。そして二人分の朝食を1人でたいらげた。




朝食の片付けを行った後、シャスタはいつもの〝メニュー〟を始めた。いわゆる、魔法剣術の特訓に近いものだ。

シャスタはいつも通りに淡々とそれをこなしていたが、グリークが一向に起きてこないのがとても不自然で気になったためもう一度家の中に戻った。


「師匠ー。いつまで寝てるつもりですかぁ?」


いくら呼びかけても返事がない。さすがに不審に感じたシャスタは家中のいたるところを探した。グリークの部屋以外の全ての部屋を回ったが、グリークは見つからなかった。



外出かな・・・。



ふとそう思い、シャスタはとりあえず家で待っていることにした。




────────────────────────




夕方。昼の間ずっと庭であの例のメニューをこなし、カルカマ通りに買い物にも出ていたが、結局グリークは帰ってこなかった。シャスタは今日の昼食もやはり2人前食べたのだが、夕食までも2人前食べるのはなかなか厳しい。大変憂鬱である。



「帰ってこいやぁぁああ!」



と、シャスタが居間で1人、大声で叫んだ時であった。

家の2階から『ガタッ』という音がした。


「!!!」


突然だったのでシャスタは普通に驚いた。

そして思った。



まじか、家にずっといたパターンのやつか・・・。

やられた。



とりあえず、不機嫌になりながらもグリークの部屋へと向かう。


「もうこのドア開けますよ!」


そう一声かけてからシャスタは強めにドアを開いた。この瞬間がシャスタにとって初めてのグリークの部屋への入室となった。


「えっ」


そこにはグリークはいなかった。


「おらへんのかーい。」


じゃあさっきの音は?


部屋は予想に反してとてもキレイになっていた。というか部屋にはベッドやライトしかなかった。

そしてもう一つ。グリークのベッドの上に一つの箱だけが置いてあった。1辺が30cm程度の立方体の木箱である。



あっ



シャスタは箱を見て思い出した。



この箱、昨日師匠が持ち帰ってきたやつだ!



と、わかったのはいいものの、それがグリークの居場所の手がかりにはならなかった。


「マジであの人どこいったんだよ・・・」


シャスタがそうやって1人で考え事をしていたとき、またあの『ガタッ』という音がした。

その音の正体はベッドの上の木箱が揺れる音だった。



揺れたぁぁぁあああ!!!揺れたよこの箱!!



シャスタ、久しぶりの超驚愕であった。

そして気になった。非常に気になった。



この箱、一体中に何が入ってやがる・・・。

男シャスタ、この箱ばばんと1発開いてやるぜ!



こうして箱の中身を見たいという衝動に体を動かされ、シャスタはその箱を開いた。


小説書き続けるのってめっちゃ大変ですね。

もうすでにつらいですw


頑張って週一回はあげようと思ってます!

読み続けてくださっている方、本当にありがとうございます。

つまらないとは思いますが引き続き読んでくださいお願いします。

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