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市町村長会議 後編

この物語はフィクションであり、実在の人物・団体等とは一切関係ありません。

北村「ありがとうございます。では次に政本国将より挨拶を頂きます。政本さん宜しくおね…」

途端に戦馬・空嵐が立ち上がり北村を睨んだ。

そして戦馬が素早い口調で「喜子さん!大日本改造法が施行され、閣下が滋賀国の大将と成られた今、閣下をその様な敬称で呼ぶのは失礼ではないか!」

北村は動揺が隠せない様子だった。

「え…ええ……え?…てか、喜…子さん?、と言うか、では…どうすれば……良いんで…しょうか?」

空嵐が指を掲げた

「閣下は、滋賀国軍において最高司令官であり全ての決定権があります。更に大将というのは軍のみでならず、政治においても最高決定的が閣下にあるのです。閣下とお呼びするのが当然ではないか!」

再び室内にどよめきが起こった。

北村は冷静に戻り

「そうですか。閣下!申し訳御座いませんでした!どの様な処分でも謹んでお受け致します。」

と頭を下げた。

俺は頭が真っ白になっていたが、とりあえずこの状況を許してはいけないと思った。

「北村さん、どうしたんですか⁉︎貴方にはまだまだ頑張っていただくつもりです。それに閣下って……。というか空嵐さん、そんなこと何処に……」

一滴二滴といわずに頬に汗が流れた。


彼は俺の前に素早い歩調で現れた。

「閣下、もう目を通されたとは存じますが、今一度こちらをご覧ください。」

俺の前に大日本改造法のコピーが置かれた。

俺はさらに畏縮した。

実は俺は副知事の説明を聞いただけで、俺自身で読んだ訳ではなかった。


よく読んでみると大日本改造法の内容を要約すると九つだ。

一、日本国の都道府県を小国として独立させる

二、日本政府は各国に軍事、その他政治全てに関して絶対に干渉を行わない

三、各都道府県知事を各国の大将とする。

四、日本政府は大日本改造法制定と同時に、各国に同勢力の陸軍と、海軍か空軍を派遣する。

五、各国は軍事的戦争によって政治の及ぶ範囲を拡大し、その地域の軍事勢力を自勢力に吸収出来る。

六、各国軍兵は基本的に日本政府が派遣した勢力とするが、各国の政策により徴兵を行うことも出来る

七、各軍の中将となる人材は各軍兵とともに日本政府が派遣する。原則異動は無しとする。

八、各国大将は軍と行政の最高司令官であり、全ての決定的を持つ。 原則異動は無しとする。

九、この法に反した場合、各軍は大将の命令を無視し、その後法に反した国は日革会が行政を担当する。


東島「申し訳御座いません。混乱しておりまして…」とんでもない力を手にいれてしまった。

「あぁ…それはいい。だがこんな事が国民に許される訳がないだろ」

俺は少しずつ今置かれている状況を理解してきた。

すると戦馬が少し口角を上げた。

「その点は我々にお任せ下さい。我々が閣下に代わり、国民に説明をさせていただきます。必ず初陣迄には全国民の理解を得るつもりで御座います。」

何故か彼らに不思議な力を感じたような感覚に陥った。

「そうか…ならば頼む。」

「はっ、閣下!」

敬礼されたが、俺は突然だったため、少し戸惑ってから敬礼した。


その後、各機関長と市町村長の挨拶が終わり、北村の進行の下で様々な事が決まった。

まず、議会は県議会であった時から変わらず一院制の定数44人とした。

行政では、大将の俺を首相とした内閣を組織し大臣を指名した。

だが法により異動は出来ないため、半永久的に俺が首相となった。

そして、立法と行政を確実に隔てるため大臣は全て議員以外の者で構成する事にした。

はじめまして、初の小説投稿となります。非常に無茶な設定で、色々と不細工な部分がございますが、何卒暖かい目でお付き合いください。感想、意見等がございましたら、どうぞ気兼ねなく発言下さい。出来るだけ多くのコメントに返信を行うつもりです。

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