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あなたの勇者になりたくて  作者: 天明ほのか
天への羽ばたきと

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自分の能力

大会が中止になり再び学校に行き来し剣の鍛錬に明け暮れる日々か続いたある日、エクシィとロメロードから連絡が入った。どうやらあの銀髪少女について調査が終わったのでその報告諸々のようだ。


集合場所は俺の家で日時は今日の放課後というどうも急すぎる予定だ。俺にも刀の修理が終わったので受け取りに行ったり状態を確認したりと予定はあるのに。というか二人とも何の疑問もなく俺の家が集合場所になっていることについてはどう思っているのだろうか。まあ全員立場が違うし公共の場で話せないようなこともあるから仕方ないか。


そして時間は過ぎ去り放課後、俺の家に全員集合していた。


「集まったわね。」


「ホントに何の疑問も持たずにここに集まるよな。」


「仕方がないじゃない。ここ以外だと会話を盗み聞きされるかもしれないんだから。ね?」


「そうね。特に今回は禁書も関わる話だから外では無理ね。」


ここまで聞いて分かるが多分これからも集まる時はここになりそうだなと察した。まあ別にいいんだげれども。


「それで調査の結果はどうだったの、エクシィさん。」


「うん、そうね、何から話せばいいやら...。」


そう言いエクシィは天を仰いで熟考している。


「まず言いたいのは、あの銀髪の子、自分でも自己紹介していたようにホムンクルスだったわ。それで問題なのがホムンクルスは錬金術で生まれる擬似生命体ということ。ここまで言えば分かるよね。」


「あの銀髪の子にレミフェリアの生き残りが関わっている。そういうことか。」


「ええ、そしてあの子が使っていた魔法でない炎。これも間違いなく能力によるものだと予想できるわ。」


「予想?確定したんじゃないのか?」


「それが一番不明な点でね。隅々まで調べてみたんだけど何も分からなかったわ。」


「そんなことってあるのか...?」


「まだ全部話し終わってないわよ。外的なものは特になかったわ。ただ内的なものに違和感があったの。まるで初めからなかったかのような感じだったわ。でもそれはおかしいの。ホムンクルスは擬似生命体で擬似的な魂を入れないとただの人形になってしまうわ。だから途中で失われたと見るのが自然。村雨君、貴方が使ったあの力、今も使える?」


「ああ、あの時から急に扱えるようになってな。」


「なるほど。」


するとエクシィから肩にかけた小さなカバンから色のついた液体が入った小瓶を二つ机に並べコップを置いた。一つは青、もう一つは赤。エクシィはその液体をコップに適当に入れ乱雑に混ぜてしまった。コップに入った液体は比重が違うのか完全に混ざり合うことはなく、何とも言えない流体のコントラストが出来上がっていた。


「さて村雨君、このコップに入った液体にその力を使ってみてくれる?」


「分かった。」


何の意味があってこのようなことをしているのだろうか。とりえあず言われるがままコップに手をかざし再現する。すると液体は赤青それぞれ自分の行き場を思い出したかのように綺麗に上下に分かれてしまった。


「やっぱり予想通り。村雨君、貴方の能力は分割ね。」

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