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Sweet Bomb  作者: 白河夜舟
7.卑怯上等っ!
56/75

48.著作権は切れてるから大丈夫よ

 新章開始。次回が最終章。ラスト2章です。

 25年前の書きかけの作品に、(本当に、おしまいっ!)を入れられるとは、感慨深いです。

 そして誤字脱字推敲編集が、これまた大変です。

「しょう しょう しょうじょうじ しょうじょうじのに~わ~は~」

「姫様、何ですか、その歌?」

「いくみぃ、なんだいその歌?」

 ついつい口に出る鼻歌に、左モニターのイケメン騎士と右モニターのサエナイおっさんが同時に反応した。

「ん~著作権は切れてるから大丈夫よ」

「著作権?」「著作権?」

 そんなにキレイにハモらなくていいのよ?

 ってか、あんたら、いつのまにそんなに仲良くなったの?

 あたし、スゴく忙しいの。暇なら手伝って…くれてるからいいか。


 いくら連戦だからといっても、インターバルが1時間とか、こっちの身にもなって欲しいものなの。一試合につき、長くても基本20分。それで判定が付かなかった延長戦でも、10分あれば大体決着がつく。

 ちなみにあたしの得意技の一つは、開始30秒で決着、って感じね。

 でも、Sweet Bombとの前の試合は、1時間20分掛かったんだそうな。

 そうなの??

 ぜんっぜん、ワカラなかった。

 あの、訳の分からない変なおどり(ハメ技)を淡々とずっとエンドレスに近い形で観せられた挙句、互いの機体が抱き合ってそのままコクピットを乗っ取られて、ようやく試合終了。

 そりゃ、観る方(観客)はタマラなかっただろうなぁ。

 だってだって、あたしだって命は惜しいわよ。これでもかって感じできっちりハメきらないと、バッサリおしまいじゃないのさぁ。

 大体、リザーバーとかあたしが以前搭乗()ってた機体とか出してくるだなんて、大会運営者、ほんとバカじゃないのっ!

 責任はすべて運営側(作者)よっ!

 ホント、冗談じゃないわよっ!

 …それがどうしたって?

 あら、わかんないの?ホンッと、おバカさんね。

 しょうじょうじのにわは つ つ つきよだ みんなでて こいこいこい なのよ。

 フィンファンネルとあたしの踊りで、観客も含めて、つきよにはなざかり、だったでしょ?

 おいらのともだちゃ ぽんぽこぽんのぽん なのよ。

 いいこと?童謡に、理屈を求めてはいけないの。

 そこに理屈を求めるから、おバカなコンピューターは騙されてくれるのよ。

 あくまでも先人の作品に敬意を払い、著作権の有無を確かめたうえで、ありがたく使わせて頂くのが正しいドーリング(試合運び)ってもんよ。わかった?

 それにしても、ついつい口に出てしまうわ。いいリズム、いい歌詞ね。

「姫様のお考えは、常に正しいのです。…よくわからなくても」

 いいのよグランザール。あなたはそのまま(あたしだけ)いい男(イケメン)でいてさえくれれば。

「いくみぃ、たまにわけわかんないこというよなぁ。異世界転生者(ハヤリの主人公)みたいだなぁ」

 ちょっとパパ、そういう刺激的な(アブナイ)事言わないで。だいたいそんな言葉(ネタ)、どこから拾ってきたのよ?

 こんなやり口(作品)観客(読者)にウケるはずなんてないのは、よーく知ってんの。

 あたしはあたしがやりたいようにやる(書く)。それが“絶対無敵”の極意なのよ。


…ま、ハメ技だなんて、卑怯な手だとは思う。ていうか、卑怯としか思わない。

 ンなこと言ったって、あの状況では、他に手もないし。

 パパさえちゃんとしてくれれば、こんな訳の分かんないやり方じゃなくて、真正面から(グランザールで)叩きのめして差し上げ(キッチリ勝って見せ)たんだけどなぁ。

 でも、まあ、全くの無傷でSweet Bombが手に入るなら、それなりの甲斐はあったわね。

 そうよ、いいのよ、勝ちさえすれば。観客(オマエら)の事なんか、かまってらんないわよ。

 卑怯上等よっ!


 取ってもとっても(すっごく)誤字脱字。ホント、大変です。

 作者とか作品とか読者とかやりたいように書くとか、ちゃんと編集(変換)している、よね?

 もしかして、見逃して(見落として)いるのかもしれません。

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