表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
21/25

プロローグ 


「あー、あー、テステス。聞こえてるかな!」

「録画中にそんなことしても分からなくない?」

「気分だよ、我が妹!」

「……はあ…………」


「……お、お、お……お」

「やっぱりカメラの前だと緊張しちゃう?リエちゃん」

「ご……ごめんなさ……い……」


「大丈夫、ここはリエちゃんが編集でカットしといていいから」

「う……うあ…………」



「全くお姉は……アイドル業のことになるとすぐ突っ走っちゃうんだから……リエが可哀想だよ」

「わ、わ……私は大丈夫よ……」


「ごめんよ……けど、いつかリエちゃんもカメラに慣れなきゃいけないでしょ?私達……アイドルなんだから!」

「……けど……き……今日は……無理そう……です」


「……まあ、無理しないでね、リエ……」

「うんうん!少しずつ慣れてこ!今日はアシスタントお願いね!」

「ひ、ひぃ……がんばりますぅ……」


「あ、プロデューサーちゃん!カメラしっかり撮れてる〜?」

「うん。ばっちりだよ」


「よし!じゃあ……動画サイト向けの宣伝動画、撮るよッ!えいえいおー!!」

「おー…………」

「ひぃー…………」

「おー!」


……お姉に乗せられた私は……


まさか……

……こんなことになるとは……思わなかったんです……


「皆さんこんばんばぁ〜……クラリネット学園所属オカルト部の元気印!私の名前は久遠寺ドートです♪」

「クラリネット学園所属オカルト部……久遠寺メートです」

「今日は我がオカルト部の実験をお見せしちゃうよ!」

「我がオカルト部は魔法陣について研究してまして……今日は悪魔を召喚したいと思います……」


「……(編集で……ここの場面は黒いエフェクトを入れるんだよね……)」

「準備はもうできてます!こちらをご覧下さい!」


「…………………………」


「じゃーん!魔法陣です!」

「わ……私達は悪魔をしょうかんできるのでしょうかー」


そう言うと、元気印の少女は血を一滴垂らした。


「よおし!」


それは


「私霊感強いんですよ!〜お墓行くといつも挨拶されるような気がしますし!悪魔も挨拶しに来てくれるかな?」


新しい出会いでした。


「お姉、悪魔と幽霊を混同してない……?」


……違う世界との『門』でした。



「…………!お!お、お、お!!お?????」

「リ、リエ!どうしたの!?」

「ひ、らは、ひかり……が……魔法陣から……」


「おー?魔法陣……?」

「お姉!??この魔法陣デタラメじゃないの!!?」


「そ……そのはずだよ……?」

「何か召喚されそうな雰囲気じゃん!?」



「……あ!!取れ高取れ高!カメラを回せーっ!!」

「お姉ぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!(おこ)」



カッ!

そう、手答えのある感覚がした。



「………………」

「………………これは」

「…………………………女、の子……?」



ep.3『天使にラブソングを』

――前編『電子海のクワイア編』

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ