9限目・・・遊園地にて…
今回は恋愛物っぽいです。かなりおかしいと思うけど許してください……(涙)
ー正樹視点ー
あいつ……自分から誘っておいて遅刻してんじゃねぇよ!
前に俺が遅刻した時は玲奈と一緒にとび蹴り入れたくせに……。
あいつがきたときに絶対とび蹴り入れてやる!
「お~い、遅れ「死ねぇぇ!!」よっと」
なっ!?
【ドンガラガッシャーン!!】
うわっ!きったねぇ!ゴミ捨て場につっこんじまった!
「あーはっはっはっは!!!!!」
「な、なにしてんのよ正樹!」
「だ、大丈夫!?」
おお、理緒はいつものごとく優しいが、玲奈が珍しく俺のことを心配してくれてる!
かなり嬉しいなこれ!
それに比べてあいつは……まだ笑ってやがる。そのまま笑い死んでしまえ!!
「もう!幸一君!いつまでも笑ってないでよ!」
「はー、はー、おお、すまん。じゃ行くか」
ったく、あいつはいつもいつも……
「正樹?なにしてんの?置いてかれるよ?」
「えっ?ああっ…!」
「まったく……、さ、早く行くわよ!」
なっ…!////
れ、玲奈が俺の手を引いてる……/////
はっ!か、顔赤くなってねーよな!?
「よし、遊園地に着いたぞ」
「ってあれ!?ワープした!?」
「ああ、いろいろな都合上のためワープさせたんだと」
作者……なんということを………。
なんか玲奈も残念そうだったけど……まさかな。
「さて、何乗るかぁ」
「もちろん、ジェットコースターよ!!」
え!?俺、ジェットコースター苦手なんだけど……
「ふっ、お譲ちゃん、あんた、寿司はウニから食うね?」
「あたりきよっ!あたしは根っからの江戸っ子でい!」
な、なんか幸一まで乗り気だし……。
「えぇ~、や、やめようよ、怖いよ」
おぉ!いいぞ理緒!頑張れ!
「そんなこと言わないでさ、なぁ正樹」
「え!?」
そこで俺に振るか!?
「みんなで乗ったほうが楽しいもんね!」
うっ!玲奈…なんて輝いた目なんだ……
「そ、そうだな」
ああ~!俺の馬鹿野郎~!
「それじゃいこーぜ!」
「楽しみ~♪」
「こ、怖いよ~」
「なんてことだ……」
「あぁ~、楽しかった!」
「そうだな!」
どこがだ……ものすごく怖かった……
「思ったより怖くなかったよ~」
理緒~!そこで俺を裏切るなよ!
「さて、次はどこ行くか」
絶叫系だけは避けて―な……
「お化け屋敷!」
「「「え?」」」
「どうしたの?」
「いや、お前の口からそんな言葉が出るとは思わなくて……」
「だってここの遊園地のお化け屋敷って日本一怖いらしいんだよ!?行きたくなるのは当然じゃない!」
…理緒ってこんなキャラだっけ……?
「さぁ!行くと決まったらさっさと行く!」
いや、まだ決まってないんだけど……
しかし、反抗したら恐ろしい目に遭いそうだ……
「なぁ玲奈」
「………………」
「玲奈?」
「えっ?」
「どうかしたのか?」
「な、なにが?」
おかしいな、いつもの玲奈らしくない。……もしかして。
「お前……お化け屋敷、苦手だろ」
玲奈が体をびくっとさせる。やっぱりかい。
「そ、そんなことないわよ?」
「まったく、無理すんなって」
「ち、違うって言ってるじゃない!」
はぁ…まったく、こいつは……。
「おい、幸一」
「なんだよ?」
「ちょっとさ、別行動にしねーか?」
「はぁ?何だよ……」
(幸一君!!)
(あ、ああ、悪い)
「なんだ?」
「ああ、なんでもない」
???変な奴……
「そんじゃ、俺と理緒はお化け屋敷に行くから、あとでここに集合な」
「ああ、分かった」
「さて、行くか」
「……ありがと」
「気にすんなって。それよりどこ行くか」
「えっと……観覧車行かない?」
「観覧車か。いいぜ。行くか」
ー玲奈視点ー
「お~!たっかいなぁ!さすがは日本一の観覧車だな!」
「そ、そうだね」
「しかし、この遊園地日本一のもんが多いよな!観覧車とかお化け屋敷とか」
「そ、そうだね」
うぅ、恥ずかしくて同じことしか言えなくなっちゃたよ~……
正樹だって困ってるし…………うぅ…
でも、考えてても仕方ないね。よし、告白しよう。いつまでも同じ位置で満足してちゃだめだ。
「ねぇま……」
「なぁ玲奈」
「は、はいっ!?」
うわぁ!き、急に声掛けられたからびっくりして変な声出しちゃった!
「ど、どうした!?」
「な、なんでもない」
「そ、そうか……あのさ、お前好きな人いるか?」
「ええっ!?な、なんで!?」
「いや、ちょっと気になってな」
な、なんてこと聞くのよ。覚悟なしで言えるわけないじゃない!
「そ、そういう正樹はどうなのよ」
っておい!あたしの口!なんてこと言うのよ!自分がショック受けるだけじゃない!
「お、俺か?俺は……」
はぁ、どうせ理緒みたいな優しい子なんだろうな。まったく、自分で自分の首絞めるなんて馬鹿以外のなにものでもないわね。
「………が好きだ」
「えっ?」
しまった。聞き逃してしまった。
「ごめん、もう一回言ってくれる?」
「はぁ!?聞いてなかったのかよ!?」
「ご、ごめん…」
「いいか、ちゃんと聞いとけよ?……俺は、藤倉玲奈、お前が好きだ」
………え?
「だから俺と付き合ってほしい」
「…………本当に?」
「こ、こんなこと嘘で言えるかよ。で?へ、返事は?」
「……もちろん、オッケーよ!」
ー幸一視点ー
「あいつら、ちゃんと言えてるかねぇ?」
「大丈夫だよ。あのお二人なら言えるって」
「ま、そうだといいんだがな」
「それじゃ、もう一回入ろう!」
「また入るんかい。もう10回目だぞ?」
「楽しいものは何回やっても楽しいんだよ!幸一君!」
「はいはい」
ま、いいか。それじゃ、あとで結果を聞くかね。
……あれ?なんか正樹のほうが主人公ぽくね?まぁそういう風に書いたんだけど。
ということで二人は付き合うことになりました。
こういうのって書くの疲れるなぁ……。
そういうわけで(どういうわけで?)感想など、書いていただけたらなぁと思います。それでは。