15限目・・・兄弟(姉妹)喧嘩ほど見苦しいものはない
一週間以上更新できなくてすいません!学級閉鎖中の課題やら風邪をひいたりやらで忙しくて出来ませんでした……(涙)それと、来週テストがあるので更新できるか分かりません。本当に、申し訳ありません……。
ー玲奈視点ー
「ねぇ、正樹。明日買い物付き合ってくんない?」
『別にいいけど、何買うんだ?』
「ん~、服とか色々だよ」
『げ、もしかして俺は荷物持ちか?』
「当然!か弱い女の子に重いもの持たせるなんてこと、正樹はしないよねぇ?」
『はいはい、分かったよ。荷物持ちでも何でもやってやるよ』
やった!これで明日は思う存分物が買えるわ!
『……なぁ、ふと思ったんだが』
「なに?」
『それって、デートか?』
ふぇ?デートって?…………!!
「ち、ちがっ!これはその……そういうことじゃ……//////」
『なんだ、違うのか?』
「ち、違くないです……//////」
『ならよし!明日が楽しみになったぜ!』
「そ、そう?」
『ああ。じゃ、明日駅前に10時な』
「う、うん」
『それじゃ、おやすみ』
「おやすみ……」
【がちゃ】
ど、どうしよう。で、デートの約束しちゃった。そんな気はなかったのに……。
そ、そういえばデートって初めてじゃない!やばい、今からドキドキしてきたわ……。
「なにニヤニヤしてんのよ気持ち悪い」
「えっ!?」
ほ、ほんとだ。いつの間に……。
「ってお姉ちゃん勝手に人の部屋に入ってこないでよ!」
「いいじゃない、別に。それよりもあんた!」
「な、なによ」
「今の電話、彼氏?」
な、なんかお姉ちゃんから殺気がでてるのは気のせいかな?気のせいだよね?お姉ちゃんだって彼氏いるんだから。だから気のせいよね?
「そ、そうだけど?」
「何話してたのよ?」
「な、なんだっていいじゃない」
「どーせデートの約束でもしてたんでしょ」
「何で分かったの!?…………あ」
その瞬間、お姉ちゃんの目がキラリと光った。
「うが~!いちゃいちゃしやがって!むかつくわ!」
「痛い!いきなり何すんのよ!」
「うるさい!」
あまりの迫力に何も言えなかった。
「カップルなんてみんな滅べばいいのよ!」
「それお姉ちゃんも入ってるじゃない!」
今度は勇気を出して突っ込んだ。
「あんな奴とっくの昔に別れたわよ!」
なるほど、それで機嫌が悪いのか。ってそれただの八つ当たりじゃん!
「人に八つ当たりしないでよ!」
「うるさいうるさいうるさい!」
「うるさいのはお姉ちゃんだよ!」
「うるっさぁ~~~~~い!!!!」
唐突にあたしたちより格段に五月蝿い声が家に響く。多分別に家にも響いてるんだろうな。
「お、お母さん……」
「あんたらこんな夜遅くに大声なんて出して!近所迷惑でしょ!」
あんたが一番うるさいっていうツッコミがのどにまできたけど何とか抑える。言ったら酷い目に合うし。どうやらそれはお姉ちゃんも同じらしい。顔を見てると我慢してるのがよく見える。
「まったく、早く寝なさいよ!」
「「はい………」」
【ガチャ!……バタン!】
「「……はぁ~」」
「……悪かったわ、八つ当たりして」
唐突にお姉ちゃんが謝ってきた。
「……あたしも、ごめん」
「「……………………」」
私たちの間でしばらく沈黙が流れた。
「はぁ、なんか疲れたわ。もう寝るわね」
「うん、おやすみ」
「おやすみ。……あんた明日遅れんじゃないわよ?」
「そんなこと分かってるよ!」
「どうだか」
「もぉ~!いいから早く出てって!」
「はいはい。じゃね」
【カチャ……パタン】
まったく、お姉ちゃんってばすぐあたしのことからかうんだから。
さて、明日はデートなんだし早く寝なきゃね。
……ってそうだよ!明日デートじゃない!
はわわ、冷静になったらまた恥ずかしくなってきた…………//////
今日、寝られるかな……?
15話終わりました。今回は玲奈の話でした。ちなみにこの話は続きません。
べ、別に話が浮かばないってわけじゃないですよ?ただこれはまた今度にしたいなぁ~って…………すいません、嘘です。でも、いつかは書きたいと思ってるのでご了承ください(^_^;)
前書きでも言ったとうり、更新はまた遅れるかもしれませんが、読んでくれると嬉しいです。それでは。