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13限目・・・人間、自分の弱みを知ってる人には勝てない

ー幸一視点ー

やばいやばい、遅刻しちまった。いや~、昨日ゲームやりすぎたわ。


【ガラッ】


「すんませ~ん、遅れました~」

「はい遅刻ぅぅぅぅ!!!」


【ブォン!!】


「よっと」


あの罠大好き先生の声とともに襲ってきた丸太を避ける。


「まだまだぁぁ!!」


【ヒュンヒュンヒュン!!】


お?新しい罠か。なるほど、矢での四方八方からの罠か。確かに効果的だ。

けど、まだまだあまいね。


「フィナ」

『ああ』


【ブン!!】


キーホルダー状態から一瞬で戻ったフィナをひと振りして全ての矢を粉々にした。

ふむ、さすがフィナだな。抜群の切れ味だ。


「よし、終わり。じゃ、戻ってくれ」

『……幸一、その前に少し周りを見てみろ』

「周り?」

『………………………』


んあ?なんでみんなこっち見て黙りこくってんだ?正樹と玲奈と理緒は「あちゃ~」みたいな顔してるし。


「おい、笹本……それ、何だ」


それって……フィナのことか?…………………あ、


「やべ」

「「「やべじゃないだろ!」でしょ!」」


正樹と玲奈と理緒のトリプルツッコミが炸裂する。理緒がツッコムとは珍しい。


「ま、いいべ」

「「いいのかよ!!」」


今度は正樹と玲奈のダブルツッコミ。う~ん、さすがカップルなだけあって、いいコンビだ。






「で?これはどういうことですか?」


現在、俺は校長室にいる。用件はやはりフィナについてだった。当たり前か。


「っいうか、なんであなたはそんなに態度がでかいんですか!?」


でかい態度とは……今の俺の格好のことをいう。たとえば校長を座らせないために校長の椅子に足を組みながら座るということだ。分かったか?ちびっこ諸君。もしも先生に呼び出されたらやってみよう!多分というか絶対怒られるから。


「え?ダメなの?」

「ダメに決まってます!早くどいてください!」

「ちぇ~」


俺は椅子からどいて校長の机に座った。


「ってそこもダメです!」

「ちっ!!」

「舌打ちしないでください!」


まったく、我儘な校長だ。


「ふぅ、まったく……こほん、では本題に入ります」

「ほ~い」

「……あなたは何でこんな物を学校に持ってきてるんですか?」

「ダメなの?」

「当たり前です!こんなの学校どころかどこにでも持ってっちゃダメです!」

「へぇ~」

「今知ったように言わないで下さい!」


くっくっく、校長って意外とイジりがいがあるじゃないか。

……しかし、このままじゃなんにも話が進まないな。俺が楽しいだけで。……よし、あれを使うか。


「なぁ校長」

「なんですか?」

「……こないだのプリ○ュアのステージショー、楽しかった?」


校長の顔が引きつる。


「な、なんのことでしょう?」

「おやおや、しらばっくれる気ですか」

「わ、私はもう47歳ですよ?そんなのに興味なんてあるわけが……」

「へぇ~、じゃ、これ誰だろうねぇ?」


校長に向かってとある写真を投げる。


「?…………!!!!????」


その写真を見た瞬間、校長は言葉では表せないような表情になった。

ま、そりゃあそうだろうな。なんせその写真にはプリ○ュアのコスプレをしている47歳くらいのおばさんが写っていたんだからなぁ。


「これが誰なのか……調べればすぐ分かるんだがなぁ?」

「い……いやぁぁぁぁぁぁぁ!!!」


校長は写真をびりびりに破く。ま、当然の反応だな。けど、まだまだあまーい♪


「それ破っても意味ないよ?だってこっちにはまだまだたくさんあるんだから」


その写真を校長に見せる。くっくっく、この様子じゃもう諦めたっぽいな。


「………………………よ、要求は?」

「もちろん、フィナの持ち込み許可だ。他にもいろいろあるが……まぁそれはまた今度ってことで」

「……分かりました」


蚊が遠くで泣いてるような声で言う校長。いや~、やりすぎたかな?

ま、トドメは刺すけどね。


「あ、そうそう。理事長はちゃんと話しあった結果、許可をちゃんともらえたから」


校長がそれを聞いてこの世の終わりだみたいな顔をする。

いや~、人を精神的にいたぶんのって楽しいね♪






俺が教室に戻ると、正樹たちが心配そうによってきた。


「おい、大丈夫だったか?」

「没収とかされなかった?」

「まったく、だからあの時言ったのに……」

「だぁ~、お前ら。いっきに物言うんじゃねぇ。わからんだろが」

「あ、ご、ごめん」

「ああ、あと没収はされなかったぞ。それに許可ももらってきた」

「って聞こえてんじゃん!」


玲奈がツッコム。当たり前だ。俺を誰だと思ってやがる。


「……ちょっと待て。お前今許可もらってきたって言わなかったか?」

「ああ、言ったぞ?」

「……なんの許可だ?」

「もちろん、フィナの持ち込み許可」


それを聞いた三人は顔を青くした。


「……一体どんな方法を使った?」

「ん~?それはな……禁則事項だ」

「そ、そうか」


いつもバラバラだったこのクラス。この日、始めて全員(幸一以外)の心が一つになった。


『笹本(幸一)には絶対逆らってはいけない!!』


と。


というわけで13話終了です。

……幸一、鬼畜すぎ。誰だこんな奴を生んだのは。(お前だ。)

しかし……校長哀れすぎ。めっちゃかわいそう。ま、俺がそういう風に書いたんだけどね。

話には全然関係ないけど、新型インフル流行ってますね~。俺のクラスでも学級閉鎖になっちゃって……課題が大変だ~!

皆さんはどうぞ新型インフルにかからないように気を付けてくださいね。

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