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怪盗貴族  作者: 青火
王国編
3/7

第2話 ある準備①

今日は合格発表の日だ。

ノアは準備をすませ、二階にいるソフィアに声をかけた。

「ソフィア、そろそろ合格発表を見に行こうか」

すると二階からものすごい勢いのソフィアがかけ降りてきた。

「遅くなって申し訳ございません。少し諸事情がありまして………」

とソフィアは頭をぺこりぺこりとする。それに対してノアは「大丈夫だよ。馬車の手配も終わってるから」

と頭を撫でる。ソフィアは顔を赤くし、もう1度ぺこりと謝る。

「では行きましょうか」

とソフィアが玄関にノアの手を取り歩く。

馬車の中にノアを座らせた後、ソフィアは馬を操るために前の席に座った。ソフィアは馬を操るために2年間の修行をした。余程のことが無い限り事故になどはならないだろう。

「では出発致します!」

ソフィアは元気に声をあげ、馬を走らせる。

数十分後……

目の前には大きな建物が映っている。そうここは王立学院である。ソフィアは校門の前に馬を停め、馬車の中にいるノアを起こす。

「ノア様、学院に到着致しましたよ」

その声に反応してノアがゆっくりと目を覚ます。

「うん。ごめんね。少し寝てたね」

とソフィアに対して謝る。ソフィアはそれに対し、

「大丈夫ですよ!昨日の業務の疲れがあるのでしょう!」

ソフィアはノアの手を取り歩き始める。合格発表がされる場所まで歩いていく。その場所とは2日前に実施された実技試験の会場だ。既にここには大勢の受験者が集まっていた。

あちらこちらで受かっているかなー?、大丈夫。わたしは受かっているという喋り声が聞こえる。するとそこへ教師が大きな紙を持って歩いてくる。会場の真ん中に立ち、その紙を広げる。

「こちらが君たちの合格一覧表です。」

と声が聞こえた瞬間大勢の受験者が目の前に走り出す。それ見たノアは

「これは少し待った方が良さそうだ」

とソフィアに言う。ソフィアははいと言わんばかりに頷く。

数分後……少し経っても一向に人数が減らない。当たり前だ。受かって生徒は互いに抱きしめ合い、受からなかった生徒はまた来年頑張ろうと言う状況になっているからだ。

「これはあれを使うしかないかな」

とノアは言い、あれを使う。そのあれとはクラウス家に伝わる魔眼【創造魔眼】である。創造魔眼とはクラウス家に産まれた物はかならずこの眼をもって産まれる。創造魔眼は家系能力【魔法構築】をするためだけに作られた魔眼だ。その眼を使い、遠くの合格一覧表を見る。

「ソフィア、合格しているよ」

とノアが呟いた瞬間、ソフィアは嬉しさのあまり飛び上がる。

「ノア様合格おめでとうございます!!今夜はご馳走にしましょう!!」

とソフィアは自分が受かったかのように喜ぶ。この状態になったソフィアを止めるのは難しい。けれどノアはソフィアにこういう。

「ソフィア、もう見れたことだし帰ろうか!今夜の食材も買わなきゃ行けないだろ」

と言うとソフィアは

「はい!そうですね!今夜はなにを食べたいですか!?」

とソフィアは嬉しそうに手を合わせる。ソフィアは早く帰りましょうという風に馬車にノアを座らせる。

「では少し、買い出しに行きたいんですけどノア様はどうしますか?」

「そうだな。俺は自分の足で帰るよ。今夜の”会議”の準備をしなきゃ行けないからね」

とノアは会議と言う言葉を発する。ソフィアはそうですねと意思創通ではい。と目で返事をする。

「では行ってきますね!ノア様、早く帰りますからお部屋で待っていてください!」

と言うとウマを走らせ、商店街へ向かう。

ソフィアが向かったことを確認したすると自分に身体強化を使う。そして家まで走っていく。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ノアは家に帰還し、すぐに部屋へ押しかける。ノアは指を鳴らし、部屋の真ん中にテーブルを作り出す。ノアは目が青色に光り、創造魔眼を使用しする。そしてある図が描いてある紙を広げる。その図とは……王立学院の館内の図である。

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