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「なるほど。
風呂で流されて・・・
ぷぷっ!」
神殿の食堂・・・
ここで、私の「詳細報告」を聞き、吹き出すリケ。
「笑いごとじゃねえよ!」
「でも、何にもないわけじゃないにゃ。」
リケは、スマホらしき機械を取り出す。
情報版というヤツだ。
見たまんま、スマホとして使える。
「見るにゃ。」
情報版を、向ける。
「ちょうどあんたが、「落ちてきた」のと同時刻に、現れたにゃ。」
画面に映っているのは、暗黒の神波動にしか見えない水が、渦巻く温泉!
「う・・・
うーん・・・
まるっきり、暗黒魔界に繋がっていそうな「旅◯扉」だな・・・」
かなりキモい。
「ダ・・・
暗黒神波動かしら?」
ミリアムが、尋ねた。
「うんにゃ。
そんな剣呑なモンは、感じなかったにゃ。
キモさ大爆発にゃ。」
「怪しさ大爆発だな・・・」
それ以外、言いようがない。
「科学的な原因は不明にゃ。」
リケが、ニヤリと笑う。
怖い!
「猫」だけに!
「さあ・・・
レッツ温泉タイムにゃ!」