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ギルドマスターとの対話、素材売却

「お前さんが、ダンジョンマスターか」

目の前にいる筋肉ムキムキのダンディーなおっさんがそう言った。ここってギルドマスターの部屋だよな?部屋間違えてないか?

「ギルドマスター、いきなり話すのはどうかと」

「おお、そうだな。俺の名はガインだ。冒険者ギルドメイズリア支部のギルドマスターだ。で、お前さんは?」

マジでこのおっさんがギルドマスターなのか。どう見ても戦闘職のような・・・。

「失礼しました。俺はコウヤ ミヤマだ。分かっているが【亡国の迷宮】のダンジョンマスターだが、敵意無い」

事実、敵意は無い。ただし、向こうがやる気ならこちらも本気で相手する。手加減無しだ。

「コウヤ ミヤマか・・・。さてはお前さん、異世界から来たんじゃないか?」

な、何で分かったんだ?あ、名前か。こっちじゃ珍しいんだろう。気づけよ、俺・・・

「ああ、俺は転生者だ」

「なるほどな、ちなみに俺は嘘を見極めるスキルがあるが、お前さんが嘘を言っていない。冒険者ギルドは来る者を拒まない。登録して良いぞ」

おお、ありがたい。じゃあ、一番下のFから頑張るか。

「だが、Bランクからのスタートだがな」

「なぜ?」

普通、順番だろう。

「当たり前だろ、ダンジョンマスターがFランクって何の冗談だ?」

まあ、それもそうか。ランク詐欺だな。

「じゃあ、魔力を登録したなら後は天職だ」

あ、魔力登録はあれで良かったのか。でも、今は魔力をかなり押さえてるけどな。しかし、気になる言葉を聞いたぞ?

「天職って何だ?」

「お前さん、天職を知らないのか?まあ良い。天職ってのはいわゆる自分に一番向いている職業だ。これによってスキルの熟練度が変わる」

へー、初めて知った。

「準備出来ました」

あ、さっきのお姉さんだ。準備してたのかな?でもあれ、ただの2つの水晶のような気がするけど・・・

「よし、じゃあこの水晶に触ってくれ。この水晶は【天職の水晶】と言って対象の天職を教えてくれる優れものだ。触れるとなれる天職が表示される」

へえ、ならたくさん選択肢があると良いな。すると、自分の何かを見られるような感覚がした。ちょっと気持ち悪いな・・・。

「お、早速出たな・・・は?」

おっさんが対の水晶を見て信じられないって感じの顔をしている。どうかした?

「おいおい、どんだけだ?お前、天職がヤバすぎるだろ!!」

えっ、そうなの?俺も気になるから水晶を見てみると・・・

――――――――――――――――――――――――――

【拳王】【剣王】【魔導王】【魔王】(隠蔽)

【ダンジョンマスター】【創造者】

【ゴーレムマスター】【破壊王】

【魔物使い】【スキルコレクター】【神子】

【軍師】

――――――――――――――――――――――――――

なるほど、かなり凄いのは良く分かった。

「・・・まあ良い。転生者ならこんぐらい当たり前だろう」

なんか言ってるけど、気にしちゃいけないよね。

「この中でレアな職業は?」

「ん、そうだな・・・。この中で一番レアなのは【ダンジョンマスター】【ゴーレムマスター】だな」

う~ん、悩むな。

「じゃあ、【ゴーレムマスター】で」

何でかって?帝国と戦う時には戦力が必要。簡単に量産できる兵力のであるゴーレムを使わない手は無い。

「あいよ、出来たぜ」

こうして出来上がった俺のギルドカード。

なんだか、嬉しいな。

あ、忘れないうちに。

「あの、素材を売りたいんだが・・・?」

「ああ、なら下の売却カウンターで出してくれ」

良かった良かった。俺にはいらない素材だったから、買い取って欲しい。


「では、こちらに素材を出してください」

先程のお姉さんが、そう言ってくれた。

「はい」

そう言って出したのは

キリンとライオンを足したような魔物【キリオン】

硬い甲羅を持っている蜥蜴の魔物【アーマーサウルス】。

【ゴブリン】各種。

等々の【亡国の迷宮】の魔物達だ。

これなら、1万ルイすれば良い方かな。

「こんなにですか?後、解体もご自分で?」

「ええ、暇潰しにちょうど良かったので」

めんどくさいけど、慣れると楽しいんだよ。

「わ、分かりました。少々お待ちください」


それから10分程。

「お待たせしました!!お買い上げ金額は189万9850ルイです!!」

はい!?何で高いの、こいつら?

「まず、魔物だけでも高ランクの物も多く、さらに血抜きに解体も完璧でしたので、こちらのお値段です。適正価格ですよ?」

マジすか・・・。俺の暇潰しで金儲けが出来た。

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