表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
13/18

街散策、冒険者ギルド

短いです

街だ、街だ、街だーーーー!!

変なテンションなのは許してくれ。なんせこの世界初の街だ、テンションが高いのは仕方ないだろ。

「なあ、この街は魔道具売ってるか?」

「当たり前でしょ。ここは冒険者の街なんだからそれくらいあるわ」

だよな、なければ逆におかしい。

という訳で、メイズリアで一番大きい魔道具屋に来たんだが・・・

「・・・ええと、何これ?」

「魔道具よ、コウヤのを見ると全然効果は弱いけど」

これは想定外だ。

例えば、火を生み出す魔道具。ライター並みの火しか出せないのに、5000ルイもする。(ルイはこの世界の共通単位で1ルイ=1円の感じ)

「まあ、ここにいても何もないわ。行きましょう」

「ああ、そうだな」

そんな風に街を散策しながら冒険者ギルドに向かっていると・・・

「ん、あれは・・・?」

「奴隷ね、でもおかしいわ・・・」

やっぱり奴隷か、でも何でおかしいんだ?

「なあ、何がおかしいんだ?」

「この街を含め、コリスタ王国は奴隷を禁止してるの。どこかの国がここを経由してるのかしら?」

ふーん、奴隷か・・・。深雪はこういうのは好きじゃないからな、何か考えているはずだ。

「あ、見えて来たよ。冒険者ギルド!!」

おお、あれが冒険者ギルドか。大きいな、2階建てでどこかの要塞みたいな印象だ。

「じゃあ、行きましょう?」

「ああ」

そして、俺達は冒険者ギルドに向かった。

扉を開けると中は、酒場や食堂、受付があった。ラノベと同じ感じだな。

「冒険者ギルドメイズリア支部へようこそ。ご用件は何ですか?」

対応してくれたのは、眼鏡が似合う美人なお姉さんだ。

「ギルドカードを作りたいのですが」

「ああ、ではこちらへどうぞ」

とついていった先には、水晶玉みたいなのがあった。

「こちらは、魔力の量や質を見る魔道具です。量が多いほど激しく発光し、質が良いほど透き通って見えます。こちらに手を置いてください」

ほう、なるほど。ではとりあえず・・・

「じゃあ、早速」

と言いながら、手を近づけたら・・・

―――ビシッ!!

「えっ?」

なんと、近づけただけで割れたではありませんか!何で!?

「あの~、もしかしてまずいですか?」

「・・・・・・・ダンジョンマスター?」

えっ?何でばれた?

「まさか、ダンジョンマスターが来るとは。しかし、精霊は騒いでいませんし魔力の質が非常に良いし、何よりダンジョンマスターがここに冒険者登録しに来る理由がありません。よって、敵ではありません」

あ、なんとか見逃してくれたよ。

「ですが、貴方が一体何者で、何のためにここに来たのかはギルドマスターの部屋で話していただきます」

マジか・・・。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ