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第七語 正義   作者: calm
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悪視点

では皆様、続きを語って行きたいと思います。

そういえばこの「語り部草子」に出てきたお話で、まあ、訴えと言いましょうか、そのようなものがあるお話はいくつかあります。

例えば第六語の「心の壁」や第五語の「嘘吐き」も少々入ってますね。

訴えのあるものは少なからず、「作者が思っていること」だったりします。

今回の「正義」もその一つ。

さて、どんな訴えでしょうか?

では、どうぞ。



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



私は悪と呼ばれている。

しかしそんなものは他人がつけた肩書きに過ぎない。

私の行動が悪かどうかは私が決めることだ。

周りと考えが違うことを恐れることは無い。

自分自身を信じなければ、何もできないからだ。

私は、この腐った世界をどうにかしたいのだ。

表面上は平穏に見えるが、その内側全てとは言わないが、まるで歯を蝕む虫歯のように負のエネルギーのようなもので犯されている。

それに気付かず、皆からは正義と呼ばれるやつは、この世界は平和だからそれを壊すなとのたまう。

こんな世界のどこが平和なのだ。

一部のずる賢い者達は、バレないように、富を貪っている。

それ以外の者達は、奴らの貪りに気付かぬまま奴らに貢いでしまっている。

それのどこが平和なのか。

平和とは、皆が平等で、虐げられたり、誰か一人が不満を抱えたりしない世界ではないのか?

皆が皆、平等に我慢をして、平等に暮らす。

それこそが平和というものだろう。

私はそれを信じている。

だからこそ、この世界を一度根本から直してやりたい。

そろそろ時間だ。

今日は()()が邪魔をしなければいいが。



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



どうでしたか?

悪の考えもまた、一理あるような気がしますよね。

さて、最後はその顛末を横から見ていた傍観者の目線。

彼もまた、別の考えを持っているのでしょうね。


それでは次の語り部まで、

Au revoir(さようなら)

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