練習練習
どうも、natakuです。2話連続9・イレブンです。11時まで頑張って書き続けます!
部員勧誘を始めたのが水曜。そこから2日で4人も部員が増えた。今日は、金曜日。毎日毎日俺たちは、サッカーの練習に明け暮れていた。
「はぁぁああ!」
シューーー
伊庭が、庄内からスライディングでボールを奪う。それをメタルにパスした瞬間、桐ヶ丘に奪われた。そこからゴールめがけてシュートを打ってくるものの俺はキャッチして得点をやらせない。
「水卜、上達したじゃんか」
「へっ、どうだ!!」
「皆さん、かなり上達していますね」
5対5の攻防戦のあとの休憩の時、メタルがそう言った。
「そうだな。初心者の中でもできるほうだと思うぜ」
「特に、水卜君と伊庭君は素晴らしいです。ボールに食らいつく反応速度と野球部時代に塁に飛び込むために培われたスライディングがいいですね」
「そうか?」
褒められては、悪い気はしない。
「岩井君も、タックルはいいんですがその時に抜かれると終わってしまうんですよね」
「そうか。仏血斬に強くなんねぇとだめってことだな?」
「違います。これを解決するのが伊庭君です」
「俺?」
いきなり名前が出てきた伊庭は、少々驚いているようだ。
「はい。岩井君がタックルして奪えればその時に奪う。奪えず抜かれたときには、その瞬間にスライディングを仕掛ける。こういった方法で解決できると思います」
「成る程。伊庭、あとでそれ練習しようぜ!」
「ああ。桐ヶ丘、練習相手を頼めるか?」
「おうよ!任せろ!」
「じゃあ、九花はキーパー練に付き合ってくれないか?」
「いいよ!」
「では、僕たちは1on1といきますか」
みんな練習に戻っていく。
俺たちにできることはただ一つ。練習だ!うまくなるには、練習あるのみ!
to be continued