部員を集めろ! 2
どもども、natakuです。今日、体育祭的なのでサッカーやりました。腰を打っていたいです。では、今夜(または明日の朝)にお会いましょう。
俺は、仲間を集めようと部室を後にしようとした。すると、
「で、どうやって集めるんですか?」
「そりゃあ、1人1人声をかけていくに決まってるだろ」
「そんな時間はありませんよ。それに今日はもう遅いですし、明日全員そろって考えましょう」
「そうだな、それがいいよ」
と伊庭が言う。
「そっか、そうだな。明日考えよう」
「じゃ、みんな案を考えてきてね!じゃ、解散!!」
九花のその一言で解散となった。
帰り道、俺は伊庭と並んで帰っていた。いつもはここに2~3人ほかの野球部のメンバーもいた。なんだかとても悲しい気持ちになった。
「なぁ、結局解散する前に入部希望書を提出したけどあれでよかったのか?」
「どういうこと?」
伊庭の質問の意図は、わかっている。本当にサッカー部に行ってよかったのかということである。
「本当に、サッカーを選んでよかったのか?野球、好きなんだろ?」
ああ、そうさ。確かに、
「確かに、野球も好きだし、後悔するかもしれないさ。野球のほうがいいな。サッカーよりいいなってね」
「じゃあ、」
伊庭の考えが当たるかもしれない。でも俺には、伊庭が試しているように思えた。
「でもさ、あいつ、サッカーについて教えてくれる時に熱いまなざしで語ってた。九花もそうだよ。あいつのボール触ってる時の目がキラキラ輝いていたんだ。2人をそんなに熱くするサッカーに、俺は、」
息を吸って続ける。
「俺は、懸けてみたいんだ!」
「そうか。お前もそう思っていたならよかった。これからも頑張ろうな、水卜」
「ああ、よろしくな」
俺には、沈んでいく夕日が俺たちの熱く燃え上がる夕日に対しての思いを表しているように思えた。
そのころ、サッカー部のRINEにて・・・
菊野 「へー、新入部員ですか~」
蓮池 「3人もですか」
九花 「そ!」
菊野 「どんな人たちなんですか~?」
メタル 「元野球部に人たちです」
九花 「明日からさ、新しい部員をさらに探そうって張り切ってくれているの!」
桃栗 「いい人たちっすね!名前はなんて言うんすか?」
九花 「えっと……」
メタル 「2年は水卜保守と伊庭綾一の2人で、1年は氏家一二三です」
桃栗 「!!氏家っすか!あいつは同じクラスっす!」
蓮池 「私は、水卜君と伊庭君と同じクラスよ」
メタル 「なんと!それは驚きです」
九花 「ほんとね。でさ、みんなにも新入部員にできそうな人とか集める方法とか考えてみて!」
菊野 「はい~。わかりました~」
蓮池 「OK!」
桃栗 「考えていくっす」
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