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王道って何ですか?  作者: みるくコーヒー
第2章

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ある一つの提案


昨日の夜、続きを書きました。

ホントは今日の6時に投稿されるはずでした。


しかし、私は確認のページの投稿ボタンを押し忘れ

パソコンをシャットダウンし、寝てしまいました。


今日、投稿されていないことを知り悲しみました。

昨日の内容を必死に思いだしながら書いています。


・・・と、言い訳をしてみる。(昨日の内容覚えてないので短めです。)




「は、早く包帯を返しやがれ!」


ロジェが私に怒鳴りつける。

顔を真っ赤にする彼は何だか可愛くて更にいじめたくなってしまう。


別にSというわけでも無いのだが。


「嫌です。そんなことよりも、ちゃんと反省してください。」


ロジェが怒りの表情をあらわにする。

そして、隠していた美形な顔を完璧に出す。


「か、えせ!」


グワッと手を伸ばし、彼は包帯を奪おうとする。


「ダメです。」


私は、「完璧な盾(パーフェクト・ガード)」で防御する。

ロジェは悔しそうな、そして怒りに満ちた顔で私を見る。


「病人は静かに寝ていてください。」


私は「完璧な盾」を解き、魔力弾をロジェに向かって打つ。


魔力弾は、驚かせるなど小さな威力しかないので戦闘には使えない。

しかし、病人には十分な威力でロジェはグラッと後ろに倒れる。


「ぐ、うぅ、俺の怪我が治ったらてめぇなんかすぐ殺してやるからな。」

「すぐに殺されるほど、次期魔王の名は安くはありませんよ。」


ロジェと視線が交差する。

その眼差しはとても鋭い、しかしそれに屈服するほど私は弱くない。


「あー、もういいよ。

 別にこんな良くもない顔見られたって・・・ちッ」


自分の顔を良くないと思っているとは。

むしろ、逆だ、美形だと伝えてやりたい。


伝えてやりたいケド、凄くめんどくさそうなのでやめとく。


「あーあ、ちょーお腹空いたんだケドー。

 あんた何か持ってないわけー?」


ぐーっとロジェは大きく伸びをする。


リュリエスが治療してよくなったとは言えど

傷が癒えたわけではない。


死にかけていたわけだし、今だって相当痛みがあるハズだ。

しかし彼の顔に苦痛の表情は全くない。


彼は、強い。

しかしソレ以上にディズが尋常に強かった、ソレだけの話。


だから、なぜだろうか?

なぜー・・・


「なぜ、人のためにその力を使わないの?」

「はぁ?」


彼は中途半端な半笑いを浮かべ、呆けた顔になる。

そして、口を開く。


「暗殺だって、依頼した人のためになってる。」


確かに、確かに依頼した人のためにはなっている。


しかし暗殺は決して良いものではない。

騎士のようなものが良いなんて思っていない。


騎士だって人は殺す。


しかし、騎士には暗殺者とは決定的に違うモノがある。

暗殺は人をシアワセにしない。


依頼した人だって、シアワセにならない。


そうだ。


「暗殺は、人をシアワセにしない。」


気づいたら言葉が口から出ていた。

これは初めてではない、何度もある。


言おうと思ってないことがつい出てしまうのだ。

私の悪い癖かもしれない。


「じゃあ、何?騎士は人をシアワセにするって?

 俺たちとやってることは何も変わらないじゃねぇか!

 命令されて、殺して、報酬もらって・・・

 『暗殺』は悪くて『戦争』は良いって?」


ロジェは床をガンッとたたく。


不意を突かれたことや、音が大きかったため

不覚にも一瞬ビクッとしてしまう。


「ふざけんじゃねぇよ!そんなん、ただの差別じゃねぇか!」

「同じことをしていても、あなた達と騎士たちじゃ背負ってるモノが全く違うわ。

 騎士達には、守るモノがある。

 国の民を守るために、自分の大切なものを守るために戦っている。

 それは悪いこと?」


ロジェは、うつむいて自分の服をぎゅっと掴み口をつぐむ。

私はロジェの前に歩み寄り同じ目線にするためにしゃがみこむ。


「騎士達が戦っているから、今、国の民はシアワセに暮らしています。

 今も生きています。この世界で生きているんです。

 依頼をした人はどうですか?

 確かにその時に恨んでいた人は死にますが、その後は?

 また誰かを恨みます、誰かに恨まれます。誰かを、殺します。

 そこにシアワセなんて生まれません。」


「人を呪わば穴二つ、ですよ。」


ロジェはバッと顔をあげる。


「じゃあ、なんだよ、俺が恨まれてるって言いたいのかよ!」

「別にそんなこと言ってません。たとえ話ってやつですよ。」

「なんだよ、ソレ。」


ロジェは立ちあがりベットにドサッと座る。

そして、はぁーと大きくため息をつく。


「最悪、ちょー厄日。」


そして、一言そう呟いた。


私はあることを一つ思いつき、バッと立ち上がる。


「一つ、提案があります。」

「・・・なに?」

「守る者を作れば良いんですよ。

 良いことをすれば悪いことが消えます。」


ロジェは頭に『?』マークを浮かべる。

私はニッコリと笑いか『提案』を口にする。


「そこで、私の専属騎士になってみてはいかがですか?」



主人公も他のキャラに劣らず変な人です。


1ヶ月も更新せず、申し訳ありませんでした。

続きがなかなか浮かばなかったり忙しかったりで・・・。


ファンタジーの方も案がコロコロ変わってしまうので消しました。

しっかりと固めてから書こうと思います。


読んでいただいた方、申し訳ありません。


次話は頑張って早めに書こうと思います。


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