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死亡フラグがっ!!!


「結婚?するよー。」


なんて軽い返事なんだろう!?


現在、ライア家にて本当に結婚するのかとライアに聞いたところ

軽く返事がかえってきたところだ。


「でも、この前まではそんな感じじゃなかったじゃない?」


清い交際だったじゃないか。

いや、今でも清い交際ではあるのだがな。


「いやー、この前あの馬鹿がいかがわしい店にいきやがってさー。

 部下に無理矢理なんて言い訳するんで車椅子で轢いてやったのよ。」


やっぱり、この車椅子は凶器になるんだ!!!

ジェイド、轢かれたのか・・・ご愁傷様だな。


車椅子で轢いて、なぜ結婚になるんだろう・・・。


「それで、もうあんたなんかに付き合ってられるか!って言ったら

 じゃあ、婚約を解消するって言い出して。

 私は、そんなつもりなかったんだけどぉ・・・撤回する暇もなくて。」


ライアの口調に悲しみを帯びた感じが全くない。


まぁ、前世の時からなんだけど・・・

ライアには悲しいって感情が抜けてるんじゃないかって思う。


いや、別に本気で思ってるわけじゃないんだけどね。


「まぁ、結局仲直りしたんだけどね?

 で、また婚約解消なんて言われたら困るからぁー

 じゃあ、もういっそのこと結婚しちゃおっかなぁ?なぁんて♪」


ライアは、私のティーカップに紅茶をつぎ足す。


軽すぎるな、ライアさん。

そんな軽く結婚を決めてしまって良いのかという。


「じゃ、はい!これ。」

「・・・ん?」


差し出される手紙。

またか、またなのか・・・。


デジャブを感じます。

いや、むしろデジャブの予感しかしません。


「ん?じゃないよぉー。

 手紙を届けて欲しいからうちに来てって言ったじゃぁん。」


言ってないよ!!!

1㎜もかすってないよっ!!!


ちょっとうちん家来てよーとしか聞いてないよ?


「・・・まぁ、細かいことゎきにしなぁい!」


ライアに頼まれるとホントにやっかいだ。

OKしないと帰してもらえないっていう・・・。


交渉の時間が絶対に無駄だと思うんだ。


ちくしょう、頑固者めっ!


「はいはい、行きますよ。」

「わーい!じゃあ、いってらっしゃぁい♪」


死んだら一生恨んでやるからなっ!!!








私は、細心の注意を払ってジェイドのところまで歩いていく。


まさか私がここにいるとは、ディズも思ってないだろうから・・・

大丈夫だ、きっと死ぬことはない、だろう・・・多分。


「あれ・・・アルフなんでここに?」


ジェイドが不思議そうな顔をしながら私を見る。

私は、ライアからの手紙をサッとだしてジェイドに渡した。


「はい、これライアからの手紙。じゃあね」

「ちょ、はやいはやい。」


ジェイドは私の肩をぐいっと掴む。


「まぁまぁ、そう急がずにゆっくり話でもしようじゃねぇか。」

「私には、ゆっくりしている暇などないんだ!」


私は声を張り上げ、手を振り払って逃げようとするが

やはり、男と女である。


体格の差があるため、私は簡単に捕まり

鍛錬所の隅にあるベンチへと引っ張られ座らされた。


「なぁ、俺はライアと結婚して・・・生きていけるのだろうか?」

「知らないわよ。そんな未来(さき)のことより現在(いま)のが大切だわ。」


私は、今ここでディズにあって殺されないか心配でしょうがない!


死亡フラグの回避にしか頭がないです、はい。


「そうだよなぁ・・・今、だよなぁ・・・。

 俺、車椅子で轢かれた時に走馬灯ってやつが見えたんだよ。

 ライアの喜ぶ結婚式にならなかったら・・・俺は殺されるだろうな。」


あぁー・・・とジェイドは頭を抱える。


いや、別にあんたのこと言ったわけじゃないんだけどな・・・。

そんなに追い詰められているのか。


ジェイドには同情するほか無いな。


「大丈夫、ライアは何でも喜ぶって!」


そう慰めてはいるが・・・・。


ライアは好き嫌いが激しいからな・・・

この言葉に確証はないよ・・・すまん、ジェイド。


「お前は、いつ式をあげるんだ?」

「は?誰と?」

「誰って・・・ディズに決まってんだろ。」


あぁ、もう!

なんだよ、どいつもこいつもディズっていいやがって!


ディズと結婚なんかしたら、命がいくつあっても足りんわ!!!


「何で、私がディズと!

 つい最近まで、ほぼ監禁状態にされたたのよ?

 それで、結婚なんて出来ないわよ!ってか、恋人も無理無理!」

「お前なぁ!」


全力で否定すると

ジェイドはむっとした顔をして勢い良く立ち上がり声を張り上げた。


「ディズはお前を守ろうとしたんだぞ!?

 なのに、お前はディズの気持ちもわかんねぇで城を出やがって・・・あ。」


ジェイドは、まずいという顔をする。

言ってはいけないことをつい言ってしまった・・・みたいに。


「守ろうとしてってどういうことよ!」

「そ、それは・・・」


私は、バッと勢いよく立ち上がってガッとジェイドの肩をつかみ

思い切り・・・力任せにゆらす。


ジェイドは、何も言わない。


また問い詰めようとして口を開こうとしたとき

ボンッと音がして煙があたりに広まった。


そして、誰かに口を押さえられる。


「むぐっ!むぐぐっ!」

「おとなしくしろ!」


背後から男の声が聞こえた。

押さえつけられた手を更に強められる。


息、が、苦、しい。


ちくしょう、こんなとこで死んでられっか!


「あぐっ!」

「いってぇええええええええええええっ!」


私は、男の手を力いっぱい噛む。

手が緩んだ隙に、私は男から逃れる。


ぺっぺっ!超汚い!


「こんの、小娘がぁあああああっ!」


男が私に叫ぶ。

私は全速力で煙の外に逃げる。


息があがってぜぇぜぇする。


死亡フラグは一旦回避できた・・・。

でもなんで、なんで私がこんなことになるの?


何、魔王の娘だから?次期魔王だから?

でも、そうだったら今までだってこういうことがあったはず・・・だし。


しかしながら、今までにそんなことは一度もない。


じゃあなんで・・・もしかして・・・





ライバルを消すために?





いやいやいや、コーネリアはそんな娘じゃないよね?

私ったら、馬鹿なこと考えちゃって・・・


「むうっ!?」


後ろから、またしても口を押さえられる。


あぁ、こんどこそ死亡フラグが回収されちゃうのかな?



アルフ、ピンチです!


全部、内容が書き終わったのにサブタイトルを記入してなくて

エラーになり書いたものが消えてしまい昨日は泣きかけました。


コピーって大切ですね。


亀更新は更に続いていく、かもしれない。



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