魔界
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みなさんありがとうございます!
「私の名はレナ、そしてこの子がクリスだ」
牛の血抜きを終えたレナ香自己紹介をした。
この牛の名前は魔王牛と言うらしい。
由来は大陸にいる魔王と同程度の実力を持っている牛(魔物)だからだ。
それを軽々と倒してしまうレナは大陸の魔王以上の実力ということだ。
「俺はレオ=バルバロイ、こっちが弟のケイン=バルバロイだ」
レオは少し圧されながら自己紹介をした。
「バルバロイ…だと?まさかゴマフの子か?…そうか…逝ったか……おい!レオとその弟ケインよ!」
「何?」
「私が鍛えてやる!」
「「は?」」
レオ達は訳が分からないようで、首を傾げた。
「あぁ、ゴマフに言われたんだ。自分が死んだら息子達は魔界にいくだろう。そしたら子供達を鍛えてくれってな」
うつむき気味にレナが言った。
「そう…だったのか…自分が死んだ後のことまで考えていたなんてな…頼む!鍛えてくれ!」
俺は死んだ親に感謝しながら。レナに頼んだ。
「私の修行は地獄だぞ…ついてこれるか?」
「本当にレナさんの修行は地獄ですよ?」
クリスが震えながら言った。
「たとえ地獄でも兄さんと僕なら大丈夫さ」
ケインが胸を張り言った。
「ケインが言ったとおり修行は大丈夫だ。俺達には目標がある。帝国を滅ぼす事と…太平のため世界を征服する事だ。もう俺達みたいな戦争で親を亡くす子を増やしたくない。だから…力が欲しい!」
レオはレナの目を見て言った。
それは目標、夢、そんなものでは言い表せないほどの渇望、帝国への憎しみ、そんなものが、レオの言葉から感じ取れる。
「ほう…良い目だ憎しみと渇望そして希望が入り交じっている…こんな目をした奴はな、最強になるか自滅していくか…だ…よし!修行は明日からだ!」
それからレナの家にいき、魔王牛を食べ、就寝した。
魔王牛は魔王とついているだけあって、高級感が溢れ、噛んだ瞬間に肉汁が口の中に広がり、それと同時に塩と胡椒がきいた上品な味わいが口の中で溶けていく。
そんな感じの味な魔王牛だ。
「飯食ったら風呂はいってとっとと寝るんだな…明日から…地獄だぞ」
レナがレオ達に向かって言うと、レオ達は頷き、風呂へと向かった。
「魔界の家なのに広いね」
ケインが風呂に入りながら言った。
レナ宅は意外にも広く部屋数も多く風呂も広かった。
外観は中流貴族の屋敷みたいな感じだ。
魔物達が襲ってこないのは、常に結界を張る魔具が家の中心に設置してあるからだ。
「いい湯だなぁ」
レオが試しに解析魔法を湯にしてみると、疲労回復、治癒、魔力回復等様々な効果があった。
「すごいな…この魔具か」
湯が流れ出ているところに滝に打たれるように魔具が置いてあり、そこから成分がでているようだった。
風呂から上がり、レナからいろいろ聞いているとレナの属性が創造と改造だということがわかった。
改造とは魔具や武器などの性能を改造する事ができる。
創造でも性能の良いものはできるがその後に能力を付加したり、性能を上げたりする事は改造にしかできず、改造を極めると神器並みの能力も付加できるという。
創造でも神器並みのを創造できるが魔力消費が馬鹿にならない。
改造は創造の100分の1程度の魔力で能力を付加できる。
例を挙げるなら創造で神器を1つ作る魔力でそこら辺の剣を100個神器並みの能力にできるのだ。だから魔具がたくさんあるのだ。
そんな話をしながらベッドに入り寝ることにした。
いつの間にかPV15000本当にありがとうございます!
次はより良いものに仕上げます