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終わりは突然に

感想ありがとうございます。

「なんだって!?それは本当か!?」


親父が国王からの使者にたいして怒鳴っている。それもそのはず、ナキタラ共和国がメカリナ帝国に従属、帝国、共和国がハイド王国に攻めてきているというのだ。


「とりあえず、戦支度だ!」


親父と母は戦闘服をきて城にいく準備をした。

もちろん、使用人とメイド達もだ。使用人とメイド達はバルバロイ騎士団の中から来ていた。


「俺達もいく!」


親父にも母にも使用人達にもメイド達にも、死んで欲しくない一心で弟と一緒に叫んだ。


「駄目だ。おまえらは確かに強い。その歳で国のトップクラスの実力だ。だけどな、おまえらはまだ子供だ。死んで欲しくないんだよ。国としては戦力になるかもしれない、うれしいかもしれない。だけどおまえらが死んだら俺は、母さんは、どうすればいいんだ?だからな、おまえらの初陣はまだ早い。黙ってうちにいろ」


「そうよ、母さんと父さんがんばるんだからね!大丈夫、死なないし、ハイド王国は滅亡しないよ。無事に帰ったら4人でレオが考えたすき焼きしましょうね」


両親の強い言葉により俺達兄弟は出陣しないことになった。


「あぁ、きっと帰ってくる。帰ってきたら入学式はきちんと行くから安心しろ。」


その言葉に俺達は強くうなずいた。

うなずいたのをみるとすぐさま親父は全軍を率い、城へ向かった。

そして屋敷には兄弟二人だけになった。





城に着いたゴマフは国王の命を受け決戦の地ゴランダ平原へと向かった。ゴマフとエリー率いるバルバロイ騎士団の数2000その練度はすさまじく、魔法も自在に使えるためバルバロイ騎士団の兵1で一般兵20くらいの力があった。他の七大貴族、その他の貴族、国軍、王国ギルド軍が集まり数は20万にもなっていた。王国ギルド軍はランクがB以上の者が集まっていた。

ギルドには二種類あり、その国特有のギルド、戦争に参加する、国の騎士団が対応仕切れないモンスター討伐などをするいわゆる傭兵ギルドというものだ。

このギルドのランクはEからD,C,B,A,S,SS,SSS,X,Zまであり、帝というXランク以上で構成されるものもいるらしい。

もう一つのギルドは世界ギルドこのギルドは世界共通のギルドで様々な依頼をこなす何でも屋みたいな感じだ。

もちろん討伐依頼もあり、ランクもある。

ランクは国のギルド同じだ。

まぁ両方のギルドに入るのが通常だが。


だが帝国も負けてはいなかった。

一般兵の練度こそ王国には劣るものの数が共和国の兵合わせて100万と半端ではなかった。

帝国近衛兵の練度に関していえば、数こそ3000と少ないものの、王国屈指のバルバロイ騎士団と同じ実力だ。

帝国騎士団は5000しかいないが、王国兵の5倍は強い。

しかも、近衛兵長、将軍、騎士団長の強さは半端ではなく、王国で一番強い王国ギルド所属のランクZの帝、総帝という人物と同じ実力だという。帝国ギルドで強い者は全て騎士団に徴兵されている。



そう、あまりにも王国は兵に置いて劣勢なのだ。そして王国はバルバロイ騎士団を先頭に、帝国は近衛兵団を先頭に、双方激突した。

王国筆頭魔術師のランス率いる魔法使い部隊の上級魔法一斉発射で帝国兵を削り、そこに召喚隊が召喚獣を召喚し突撃させる。

そこへ加勢するようにバルバロイ騎士団が突撃。そして帝率いる王国ギルド軍が魔法を発射しながら突撃、そして帝たちがそれぞれ単騎駆け。

王国優勢に見えたが帝国近衛兵団による猛反撃をくらった。

たじろいでいるところに帝国は騎士団、一般兵を投入。

そして、召喚隊がドラゴンを大量に召喚。


「ドラゴンを大量にだと!?」


ゴマフが驚愕している。ドラゴン上級召喚獣で、魔力がかなり必要なはずだ。

しかも一人で召喚しなければいけない。

だが見てみると帝国の召喚隊は5人一組で召喚している。


「多人数で召喚する技術を開発したというのか…」


ゴマフが驚愕していると、ドラゴンが5体襲ってきた。

ゴマフはバルバロイ騎士団を率いドラゴンを相手していた。

一匹一匹ならまだいいが、5体が連携をくんでいるのだ。

そこらへんの1中隊に匹敵する脅威だ。

なんとか斬り伏せると、周りの兵がやられたのか、バルバロイ騎士団が出過ぎたのか、帝国騎士団に囲まれた。


「お前らぁ!一点突破だぁ!俺は帰らなきゃいけない!可愛い息子達が待っているんだ!」


「おぉぉう!」


ゴマフは一点突破する事に決めた。

しかし一点突破する場所が悪かった。

兵が薄い場所を突破しようと思ったがそれは敵の策だった。

そこには帝国将軍、帝国騎士団長、帝国近衛兵団長がいた。

しかも最上級魔法の詠唱を完成させた状態で、だ。


「なっ!?」


「悪いがこれが戦争なのだよ」


将軍の言葉とともに、その、最上級魔法が、今、放たれた。


「くっっっ!!!」


エリーとゴマフはとっさに防御魔法を展開したが詠唱をしっかりとした最上級魔法の前には無力だった。

防御魔法が壊れ、死を確信したとき、目の前を何かが遮り、その最上級魔法を“破壊”した。


「なっ!」


将軍達三人が驚きの声を上げる


「レオ?ケイン?」


エリーが後ろ姿を見て呟いた。


「おまえら!どうしてここに!」


ゴマフが怒鳴った。


「兄さんがずっと探索魔法を展開していて、父さん達を補足していたんだ」


「そう、それで親父が囲まれて突破しようとした先に巨大な魔力を感知して転移で飛んできて、ケインが破壊魔法でその魔法を破壊したんだ。もう俺達が来たからには大丈夫だぜ!」


レオが得意げにいう。


「ありがとう。だがな、この戦は負ける。将軍達がいる限りおまえ等でも勝てない、だからな…」

「なっ!?父さん!?」

レオが叫ぶと2人はゴマフによって強制転移された。


「レオ…ケイン……立派に…育つんだぞ」


「レオ、ケイン最後まで育ててあげられなくてごめんなさい。」


ゴマフとエリーが二人にしっかり伝えると二人の姿がきえていなくなった。

ゴマフとエリーの二人に対する最後の言葉だった。


「ほう、今のが神童と噂されるお前の子供達か。あの魔力と属性、鍛え抜かれた肉体、是非帝国に欲しいものだ。どこに転移させた?」

将軍がゴマフに言った。

「誰が言うかよ」


「それはそうだな。おまえが命を懸けて助けた子供だものな」


将軍はそう言うとバルバロイ騎士団にむかって帝国騎士団全員での魔法発射を命じここを後にした。



それをみて焦った王国は全軍を投入するもバルバロイ騎士団が壊滅した今戦況は好転せず。

帝達も帝国の伏兵にあい戦死。

軍みるみるうちに減り、やがて全滅した。

戦争は王国の全滅という形で、終結した。



王国被害

死者数15万

行方不明者5万

全滅


帝国被害

死者数30万

重軽傷者20万

行方不明者0


さぁどうなるのか、


やばい。ストックが後一つしかない。


次の更新予定は20日です。

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