第2話
難しいですね。感想をお待ちしております。
目が覚めたら目の前には知らない男の人に抱かれていた。
首がまわらず目だけを動かしあたりを見回してみると結構豪華な寝室だった。
ベ。トは柵に囲われており、赤ちゃん用のベッドだろうか、おもちゃがたくさんぶら下がっている。
「おぉ!やっと生まれたか!これからよろしくな!」
目の前の男が涙ぐみながら俺に向かって言った。……ちょっとまて今“生まれた”とか言わなかったか?
俺はさっきから泣くことしかできない、首がまわらない。さらに“生まれた”ときたもんだ。
……まさか、俺、赤ちゃん!?
この時俺の頭の中に転生という言葉が頭をよぎった。
まてよ、大事なプロジェクトを任されてんだ。
このプロジェクトを成功させれば昇給してくれるんだ。
そもそもこのプロジェクトが成功しないと会社が倒産してしまうかもしれない。
いやまてよ、夢って可能性もある。
赤ちゃんに転生したって思ったら夢オチだったっていう可能性もある。
とりあえず今はどうしようもできない。
そんな思考をしていると、
「旦那様、元気な男の子ですよ。」
とメイド服姿の綺麗なお姉さんが俺を抱いている男に言った。
「あなた、早速魔力を計ってみましょうか。私たちの子ですもの、きっと高いはずですわ。メアリー、機械を持ってきてくれる?」
ベットでぐったりしている女の人がメイド服姿の女に向かって言った。
…今までの状況から整理すると、ベットにいるのが母、抱いているのが父、今機械を取りに行っているのがメイドのメアリー。
そしてこの世界には“魔力”があるということだ。
……魔力だと!?長年の夢がようやくかなう!魔力があるなら俺にも魔法が使えるはずだ!
左腕が疼くぜ……
そんな中二なことを考えているうちにメアリーが魔力測定機器を持ってきたようだ。
「うむ、名前を決めたぞ!この子の名はトンヌ「おぎゃあ!おぎゃあ!」
この親父なにをいいだすと思ったら名前のセンスががあのぬわーの人と同じだと……この親父侮れん!
「お気に召さないようだな……困ったものだ」
お気に召すはずがないだろう。あんな変な名前をつけようとするな!全く
「あなた、私ね、レオって名前にするって決めていたの」
ふむ、まともな名前ではあるな
「うむ、あまりぱっとしない名前だがそれにしよう!この子は今日からバルバロイ家の長男、レオ=バルバロイだ!」
親父が高らかに宣言をし、俺が安堵してたとき、メアリーが俺の腕に時計のようなものを装着していた。
これが測定器なのだろう。
「では旦那様、計ってみましょうか。」
そういってメアリーはスイッチを入れた。
ピピッと音をたてながらその数値はぐんぐんあがっていった。
数分たった頃、数値は収まった。
数値は100京…いわゆる魔力チートってやつだ。親父が一般人の魔力が1万、自分でも8000億しかないのに、と驚いていた。
この大陸の一番強いとされる魔王ですら100兆、召還術で召還できる下級神でも50兆、人間で一番魔力が強い王宮筆頭魔術師でさえ1兆なのだ。
そんな中俺が桁外れの魔力を有する事がわかるはずだ。
要するに人外、化け物、チート、といったあたりか。
そんなことを考えていると、属性はどうなの?という話になった。
メアリーが測定器を操作して、属性を計った。
測定器には、創造、空間、時、とでた。
親父がキョトン顔な母とメアリーに属性の説明をしていた。
創造はその名の通り全てを創造する事が可能で、属性を創造する事もできるすごい奴だそうだ。
この属性を持っている人は結構いるようだが、必要な魔力がバカにならなく、机を創造するにも10万くらいひつようなようだ。
魔力の高い王宮魔術師でも、連続で机を10個創造できれば良い方だという。
なので、創造が適正魔法のやつは1つ属性を創造して使うそうだ、救済措置なのかはわからないが、一つ目に創造するものは魔力が要らないそうだ。
時と空間は唯一創造で創造できない属性でこの国に使える人は100人位だそうだ。
そんな説明を聞いて、俺の魔力量を見て、絶句している3人の姿がおもしろかった
どうでしょうか、
感想をお待ちしております。