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不良と私  作者: 秋元愛羅
本編
28/72

不良と澪の(祖父母の)家 (3)





「ごめんね、豊の周り、こういうの頼める歳の人いないから」


「庄吾、もっと!!」


「それはいいから、豊、降りろ。俺は限界だ」


「ええっ!?さっき乗ったばかりじゃん」


「何回乗ってあがる!!」


俺は豊の遊び道具となっていた。


もしかしてここのところだけ姉弟ともに似てねぇ?


完全に人使い荒いとことか。







それからおいしい料理(3時に和菓子が出て来たがかなりおいしかった。うん、悠理の言ったことに少しはうなずけた)を食べ、澪は豊を寝かしつけに行った。


現在俺は一人。


なぜ豊一人なのかというと澪の現両親も認められていなく豊だけでも認められないと私に回ってきてしまうかららしい。


俺の親もそうだがこいつの親もいろいろと大変そうだな。そう思う。


別に澪でもいいと思うが。


こいつ何気に天才だし。






「それにしても、なんだかんだ言って俺の位置すごいことになってない?」


布団がしかれている。


うん、ベットじゃないのは想像出来たけど・・・・・・・・


「並べられてるとは思わなかった」


しかも隙間もなく。


これを見た澪も苦笑いを溢していた。






現在10時。豊が駄々をこねて一緒について行ったのは9時。


一緒に寝ちまったのか?


・・・・・・別に澪と一緒に寝ることを期待してたわけじゃなくて暗いから心配というか、なんと言うか。


ああ、もういいだろ。俺の馬鹿!!


「夜風に当たってこよ」


誰もいないのに俺はつぶやいた。







澪の庭は教科書に載っているような日本庭園のようだ。


少しはなれたところには桐恵さん専用のビニールハウスがあり、そこで育てるのが難しい花とかも育てているらしい。


簡単に言えば落ち着くってことだ。


俺に家は芝生や、木はあるが花はそこまでないから結構殺風景だ。


少し離れた花壇に行けば別だが俺にはそんな趣味はない。




「おい、若造何しておる」


「へ、あの」


なんでこんなときにこの人に出会うんだ。


出来ればようやく緊張しなくなった桐恵さんの方がよかった。











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