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不良と私  作者: 秋元愛羅
本編
27/72

不良と澪の(祖父母の)家 (2)




「でね、悠理が・・・・・」


「そう、悠理ちゃんが」


俺、いる意味最初からないですか?





話す人間もいなくて澪の祖夫母家を散策中。


普通はしないんだけど、あまりにも暇だ。


ついでに久しぶりの再会を邪魔しちゃいけないだろ。


するとばたばたっと走ってくる小学生。


・・・誰だ?


「お兄ちゃん誰?」


「え、あ、俺?」


「それ以外誰がいるの?」


まぁそうだよな。周りには誰もいない感じがする。


「霧崎庄吾。庄吾でいい」


「近藤豊!!おばあちゃん達に会いにきたんだけどいないの」


「おばあ、ちゃん?もしかして桐恵さん?」


「うん!!」


澪の・・・・従弟らへんか?


近藤って言ってるし。


「おい、餓鬼。誰に許可なく入った」


「お・・・・じいちゃん」


「お前をわしの孫とは認めとらん」


え・・・・・・どういうことだ。


孫なのにかわいくないのか?


いや、普通、自分の孫だったらかわいいもんだろ。






「うるさいですよ、あなた」


いつの間にと言えるほど後ろに澪と桐恵さんがいた。


「あ、澪おねぇちゃん」


「豊、お久しぶり。元気にしてた?」


「うん、がんばってお勉強してるよ」


「そう」


は?どういうことだ。


豊は野澤ではなく近藤を名乗ってたぞ。


しかもこのじいさんは豊を認めないとも言っている。


もしかしてこの家も俺の家よりもごたごたがあるってことか?


そういえば澪は弟がいるという理由で次期後継者を降ろされたんだっけ。


まったくわからない。






なんだか俺は踏み込んではいけない領域に踏み込んでしまったようだ。










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