表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
不良と私  作者: 秋元愛羅
本編
25/72

不良と一通の手紙




「は」


「だから・・・・・」


「はぁぁぁあああああ」






5月。


入学式から1ヶ月。


成り行きもなく澪の口から出た言葉が俺に衝撃を与えた。


「いいじゃないですか。澪先輩のおばちゃん家の和菓子、ものすごくおいしいですよ」


「いや、そういうわけじゃないだろ悠理」


「うん、お婆様が喜ぶ言葉だけど」


やっぱりここはお嬢様言葉か。


心につっこみながらもこうなった成り行きを整理する。




事の始まりは一通の手紙からだった。


澪宛てのきれいな便箋の手紙で送り主は野澤桐恵。


澪の祖母からだった。


その内容はあいつらが決めた婚約者、要するに俺を連れてゴールデンウィークに泊まりに来いと言うもの。


ぜって―――――嫌だ。


俺に対する嫌がらせか?





「じゃあ、2人の家に行けばいいじゃないですか」


だがら、そういう問題じゃねぇって。


「………………でも庄吾の家、行ってみたいなぁ」


…………………澪まで乗るな。






こうして、澪の祖母の家、俺の家(一家の別荘)に一泊二日泊まることになった。






「お土産、期待しています」


「お前、ぜってぇ楽しんでるだろ」









評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ