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不良と私  作者: 秋元愛羅
本編
22/72

不良と愉快な仲間達(5)





現在、このカップルの部屋に居る。





俺の必死の視線に気づいてくれたユウリはあいつにメールして俺と喧嘩(?)していることを知ってこの部屋へと移動した。


つくりはほぼ一緒。


ただ家具の位置などが違うだけ。




1LDKに付いてそうなキッチンでお茶を用意している要が俺に話しかけた。


「というか何で喧嘩したんですか?あの澪先輩が自分から無駄な喧嘩をするなんて相当ですよ」


後輩に“あの”をつけられてるってどんだけ平和主義なんだ、あのお嬢様は。


「多分、叩いた事だと思う」


それは分かっている。でも俺にも訳がある。


「澪先輩を叩いた?!」


「いや、こいつ」


誰が好きで女を叩くか。女と子供を叩く奴は嫌いなんだ。


「・・・悠理、からかったの?」


探るような目を向けながら話す夏木。


「うん、楽しそうだったから」


「は?」


おい、待て。どういうことだ。






「先輩が怒った理由をご説明します」


無表情だがどこか楽しそうに話すユウリを見る。


「よく、名前を見ても間違えられるんですけど、女ですよ」


・・・・・・。


「ついでに女を叩いたのも理由のひとつですが、自分、一応バスケ部のエースなんで腫れたらどうするのっていうのもあったと思いますよ」


俺はとんでもない間違えをしたらしい。









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