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不良と私  作者: 秋元愛羅
本編
19/72

不良と愉快な仲間達(2)





気づいたら食堂みたいなところについていた。


と言うかよく見てみるとどう通っても学校に行くためにはここを通らないといけないようになっているらしい。


まぁ、そっちのほうが効率的にいいからな。


そう思っているとなにやら食ってるやつが。


―――――――ユウリだ。






「なにやってんだよ」


「食べてるんです」


見れば分かる。


「あなたのせいで台無しじゃないですか」


そういうユウリはぐだぐだと話し始めた。


「桜祭に出すクッキーを試食してもらおうと行ったのにあなたのせいでその話すら出来なかったし、


帰ってみたら数個誰かに食べられてたし。散々ですよ。


嫉妬するのはかまいませんが被害を作らないでください」


ちょっと待て。こいつは何を話している。


前半のほうはなんとなく分かった。


ただ後半は何を言ってるんだ。


確かにあの女とは婚約者となった。


だたそれは紙の上での話。実際はただの他人だ。


なのになんで嫉妬と言う言葉が出てくるんだ。


もしかするとこいつは政略結婚という話は聞いていないのか?


「知ってますよ」


「わぁ」


こ、こいつ人の心が読めるのか?


「馬鹿言わないでください。口に出てましたよ」


「そ、そうか」


なんだ、そういうことか。






「・・・・・気づいてないんですか?」


判断するような目を向けるユウリになんだか嫌な気持ちになった。








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