転校してきた不良と私(2)
「これは・・・・・・・どういうこと?」
完全に引きつっているだろう笑みで彼を見つめる。
彼が入ってからすぐに届いた大きなダンボール箱。すべて彼の荷物らしい。
私の見解と言うかこの流れで言うと・・・・・・・
「ここで暮らす」
ですよね~~~~~~~~~~
あのお見合いのあと彼のことについて詳しく聞かされた。
霧崎庄吾。
私と同じ年の彼いる地域では名が知れている不良。だが族には入ってはおらず強さは不明。
彼の両親の会社『霧崎コーポレーション』はある時爆発的に売れてから業績を上げているところである。
会社自体の歴史は長いが大きくなったのは約20年前ぐらい。
私的にはあまり見込めない会社だと思うがあの親だから仕方がない。
それから私が調べたところ彼には有名私立に通う弟が居ること。
私と同じく親とは疎遠なことなどが分かった。
まぁ、回想的なものはここまでにしてどうやってこいつを追い出すかが先決だと思う。
最悪の場合、マリちゃんに言って要ちゃんとこいつを交換してもらおう。
健次君は嘆くと思うから一週間に3回ぐらい要ちゃんを売れば我慢してくれるだろうし。
うん、我ながらいい考えだ。
自画自賛しながら、快適生活計画を練っていた。