作家 白洲正子 『木(き) なまえ・かたち・たくみ』。
掲載日:2026/08/22
木を愛し、木で作った工芸品を愛用していたという作家の白洲正子さんが、日本の木について想いを綴った一冊
タイトルは『木 なまえ・かたち・たくみ』です。
檜や欅、松、杉、樟など、
この本で紹介されている20種類の木は、
名前を表わす漢字に「木へん」が付いているものが選ばれました。
独自の視点で、日本の美しさを見出した白洲正子さんによって、それぞれの木にまつわる歴史や建築、工芸品などの話が興味深く綴られています。
檜は、はるか昔から日本建築になくてはならない木です。
木曽の山奥には、伊勢神宮で二十年に一度行われる式年遷宮に備えて、守られてきた檜の森があります。
式年遷宮とは、社殿を建て替えて神様を遷す祭事で、いつの時代も良質な檜を調達することがとても重要でした。
今からおよそ40年前、白洲正子さんが木曽の原生林を取材したとき、荒々しい山肌にそそり立つ檜の姿を見て、長い年月を生きてきた
威厳のある美しさに圧倒されたそうです。
その木々が、のちの式年遷宮で使われたのかもしれませんね。
白洲正子さんの『木 なまえ・かたち・たくみ』。
ページを開けば、日本の木のことをもっと知りたくなる本です。




