『鱈の若者とプレスマンの芯』
掲載日:2025/12/23
あるところに、小さな殿様がありました。背が低いのではありません。領地が狭いのです。お殿様には大層美しい姫がありました。この姫が年ごろになると、毎夜、どこからか、若者が通ってきて、姫と一夜を過ごして、夜明け前に帰っていくのでした。どこの誰なのかわかりません。お姫様が尋ねても答えてくれません。そういうの、やめたほうがいいと思うのですが、そういうのが止まらないのが、若さというものです。心配した侍女が、プレスマンの芯の粉を茶に混ぜて飲ませると、翌朝、姫の隣に、大きな鱈が死んでいました。
教訓:姫は、後に、タラコを生んだので、頭にきた殿様は、握り飯の具にして食ったという。美味だったという。




