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黒髪賢者の恩返し  作者: しんのすけ
最終章 私たちの願い
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エピローグ



 学院の卒業式は一応無事に終わりました。

 飛竜の氷漬けはしばらくの間観光名物となっていましたが、王族主導で解体が決定されました。

 やはり飛竜のお肉祭りが開催されたとか。

 エイドジクスさん曰く、いい冷凍状態だったのでとにかく美味でした……とのこと。


 そして女神様の降臨は、世界中に瞬く間に拡散していきました。

 黒い髪の小さな女の子が、空を飛んでいたとの目撃情報が各国で多数ありました。

 まるでお姉さんの世界で言うところのUFO?空を飛ぶ未確認飛行物体扱いで、私は吹き出してしまいました。 


 それから……お姉さんは奇跡を連発……いえ、あれは乱発と言っていいでしょう。

 魔物の氾濫で滅んだ国を、復活させてしまいました。

 手付かずだった瓦礫の山を完全修復……東の小国は……一夜にして元通りになったそうです。

 他にも……エージント王国の飛竜が発生する島に、精霊樹の森がいつの間にか誕生して、飛竜の発生自体を無くしてくれたそうです。

 もうやりたい放題といいますか……うん……あれはやりたい放題です。

 今度会ったら少し注意しないといけません。

 ……だから、早く来てください。

 私は実家で待っていますからね。



 それから女神様の降臨した世界は、確実に平和な世界になっていきました。

 リンドブルグ領では密林の街道が開通して、海までの道が完成しました。

 やはり魔物の出現が激減した事が大きく、作業が楽になりました。

 精々スライムくらいでしょうか?子供でもやっつけられる魔物しか出てきません。

 海が平和に行けようになったので、早速漁村が建設され、町の兵士たちはお魚を捕る漁師さんに職を変えて頑張っています。

 今ではリュデル王国中で新鮮なお魚が手に入るようになったり、干物人気が出たりして……個人的に最高なのです。

 たった1年程で世界中がいい方向へ向かっています。


  

 ……そして今日は待ちに待ったダリルお兄様とフォルナちゃんの結婚式です。

 飛竜騒動から1年後……準備期間を経て、花嫁がリンドブルグ領に嫁いで来ました。

 ……飛竜の炎の件は二人とも記憶に無いようで、心身共に健康で後遺症などもありません。

 やはり女神様に感謝です……何度も感謝していますが、何度でも感謝していいのです。


 領主一族が婚約、結婚を発表すると、領民にも影響していきます。

 なんとハチカちゃんも結婚するそうです。

 他にもパッセちゃんやセルカちゃんも同時に結婚するとか…………リンちゃんは私と同じでお祝いする方です……一緒に頑張ります。


「ハチカちゃん、幸せそうですねぇ」

「はい、いい人に巡り会えました」

「お父さんの料理も美味しいけど、この甘味も最高ですっ……ん〜っ」

「マーくんが自信作って言っていましたから。シィナ様が喜んでくれて嬉しいです」

「ふふっ。マーくんに宜しく伝えてね。じゃあ、そろそろ行くね」

「はいっ、いつでも遊びに来てくださいっ」


 ハチカちゃんの家も旦那さんが継いでくれるから大丈夫ですね。

 ……お祭りの準備もいい感じです。

 私はダリルお兄様を手伝いましょう。



 結婚式は完璧です。

 イレーヌお姉様の時にも経験しましたから、お手伝いが楽になりました。

 ……それにしても……二人とも幸せそうです。

 フォルナちゃんの花嫁姿も綺麗です。

 ダリルお兄様は緊張してずっと顔が変です……面白いから放おっておきましょう。


「シィナさん、少しいいですか?」

「エドニス先輩、はい、大丈夫ですよ?」

「ええと……」


 ……エドニス先輩って……結構逞しくなって……ん?あり、かもしれません。

 今更ですが……うん……今更ですけど。

 何ていうか……頼りになる感じというか、お父様やお祖父様のように見えます。


「……女神様は、まだ来ていないのですよね?」

「はい……ずっと待っているのですが……でも、今日は秘策を用意しています」

「秘策ですか?」

「はい、お姉さんを呼び出しますっ」


 ふふっ……これは長い計画でした。

 結婚式はそろそろ街へ向かう頃ですね。

 では、お姉さんを呼び出して少しお説教です。


 ダリルお兄様とフォルナちゃんが街の大広場へ向かいます。

 私はいつものように花火を打ち上げてお祝いです。

 ……領民はたくさんお祝いしてくれています……幸せの光景です。

 大広場ではハチカちゃんたちも花嫁衣装で皆とても綺麗です。

 今日同時に式を挙げようと提案して良かったです。

 花びらが舞い散る最高の結婚式となっています。

  

「皆幸せそうじゃ……長生きするものじゃな」

「お祖父様はずっと長生きしていてください。これから驚かせますが、女神様の元に行かないでくださいね」

「シュアレとシィナの孫と遊ぶまでワシは生きるから安心せい」

「お祖父様はなかなか難しい事をおっしゃいます……頑張ります」


 家族全員満面の笑みです。

 ロッカちゃんもイレーヌお母さんと幸せそうですね。


「ジュリエッタは何をしているんだ?」

「お父様、しばしお待ち下さい」

「シィナと何か料理していたけど……新作かしら!?」

「お母様、新作です。期待していてください」


 ……子猫の奇跡亭で売り出すのでしょうね。

 ジュリエッタさんの渾身作です……必ず流行るでしょう。

 さて、行きますか。

 私は広場中央へ置かれている、料理に被せられた銀の蓋を持って……これ名前なんていうのですかね……まぁいいです……杖を取り出して、これまでにないくらいの大きな文字の花火を打ち上げます。


「はっ!」


 上空に音と共に一つの光が高く打ち上がっていき、ドンッと大きな文字がお空に描かれます。


『海鮮丼 はじめました』


 日本の文字が大空いっぱいに広がります。

 

「さあ、お姉さんっ!海鮮丼がありますよっ!!」


 来ます……これは確信というか絶対です。

 お姉さんの好みは把握しています……さあ、お米がありますよっ。


「シィナ?アレなんて書いてあるんだ?」

「ダリルお兄様、しっ!…………来ますっ!」

「え?何が?」


 ……来ましたっ!物凄い速度でちっちゃい黒いものが…………っ!!


「海鮮丼はどこですかーーーっ!!」

「お姉さんっ!!こっちっ!こっちですーっ!」

「あ、シィナちゃんだっ!…………おおおおおおっ!?」

「ジュリエッタさんの渾身作……ゾイをかけてお召し上がりください」

「お、お味噌汁もありますっ!!ん〜〜〜っ!!お米っ!変な色のお米美味しいのですっ!!お魚最高ですっ!!」

「お寿司とカレーもどきもありますっ!勿論ショートケーキはサルまみれで〜すっ!!」

「……っ!!〜〜っ!!おいひ〜のれすっ!」


 ジュリエッタさんと目が合うと無言で頷き合いました。

 大成功です。

 この一年ジュリエッタさんの海のお魚研究とテンのふっくらお米研究はここに完成しました。

 日本食再現計画はこれからも続きますが……とりあえずお姉さんの捕獲に成功しました。

 無言でガツガツと食べまくっています。


「お姉さん、言いたいことがたくさんありますっ!女神様でも少しやり過ぎていると思いますよっ!私たちは自分の足で歩けますっ!ロッカちゃんのような赤ちゃんではないのですっ!」

「ん?少しくらいのサービスだよ?……ああ……お味噌汁……お魚の出汁の本物です……はぁ〜」

「それに……ずっと何をしていたのですかっ!心配したのですよっ!」

「あー……そうだよね。ちょっと女神様をひっぱたいていました……ただ何もせずに観察していたんだよ?信じられないよっ!まるで地球の神様と同じ事をしていたので、ビシッとお説教してやってたの」 

「女神様を……ひっぱたいたのですか?」

「いいのいいの、私も同格になったし…………このカレー凄い辛いよ?でも海鮮カレーはいいですねぇ」


 ……お姉さんはやっぱり……女神様っぽくない気がします。

 改めて見るとカレーもどきを食べている子供にしか見えません。

 ……可愛いですが。


「シィナ…………おい、シィナ……」

「ん?ダリルお兄様どうしましたか?」

「お前……女神様に何説教しているんだよ……」

「め、女神様、あの時は癒して頂き感謝致します!」

「あっ!フォルナちゃんだっ!…………結婚式?……え?もう?早くない?」

「1年経ちましたが……」

「ふふっ、フォルナちゃん冗談でしょ?まだ1年も経っていない…………経ったの?……あー……時間の感覚がおかしいのか……慣れが必要だな」


 ……ショートケーキを食べながら唸っています。 

 あ、周囲の人がこの状況に……ドン引きしていました。

 ちょっと控えますか。


「え、えーっと皆さんっ!ご紹介します……女神様ですっ」

「こんにちは。女神ですっ!」

「「こんにちは……女神様……」」

「……シィナちゃん、みんな引いてるよ?結婚式ならもっとお祝いしないと……ねっ!」

「っ!?わぁあああっ!綺麗ですっ!」


 お姉さんは手を振りかざすと……周囲にお花がポンポンっと……本物のお花がたくさんたくさん現れました。

 凄いのです……魔法じゃなくて……奇跡です。

 ……でもお姉さん……奇跡を出しすぎです……いいのかな。


「ハチカちゃんもおめでとうっ!パッセちゃん、セルカちゃんもおめでとうっ!リンちゃん、シィナちゃんも頑張っていい男を見つけてねっ!」

「リンちゃん……なんかごめんなさい」

「女神様にも同情されちゃいましたーっ!うぇぇぇぇ!」


 ……ダリルお兄様とフォルナちゃんの結婚式はお姉さんの登場で凄い盛り上がりました。

 最初はみんな大人しくしていましたが、お姉さんに食べ物を食べさせる謎の行動が大盛り上がりでした。

 ハチカちゃんがショートケーキをあーんした事がきっかけで、女神様あーん大会が開催されていきました。

 見た目より凄い量を食べていたので、これも奇跡といえるのですかね。

 夜はいきなり寝てしまったので……とりあえずリンドブルグ家の私の部屋に寝かせておきました。


 

 翌日……もしかしたら消えて居なくなっているかもと思いましたが、普通に起きて庭をお散歩していました。

 安心しました。


「お姉さん、朝食の時間ですよーっ」

「はーい」


 昨日の結婚式が明けて……今日はレーゼンヒルク家も一緒に朝食です。

 フォルナちゃんも新婚早々女神様と同じ食卓を囲む事になるとは思っても見なかったでしょう……全員硬直しています。

 家族は昨日ほとんど接していませんでしたからね……

 打ち解けて欲しいと思います。


「……ええと、お姉さん……昨日は良く眠れましたか?」

「はい、お陰さまでぐっすりと眠れました……部屋も懐かしかったよ」

「そうですか……お姉さん、一緒に住んでくれますか?」


 いきなりですが、私はそれを望みます。

 お姉さんにこの家に戻って欲しくてこの数年間頑張ったのです。 

 だから……お願いします。


「皆さんが良ければ……住みたいと思っていますが……いいでしょうか?」

「はいっ!勿論……」

「シィナ!これは家族会議です!いいですね!……女神様も宜しいでしょうか?」

「はい、久しぶりの家族会議ですね……」

「レーゼンヒルク家にもお付き合いください……事が事です。我が家に女神様が?……ああ……」


 お母様は朝から興奮しています。

 家族もレーゼンヒルク家もお姉さんの事情はほぼ知っていますから……


「で、では……失礼ながら質問を宜しいですかな?女神様」

「はい、何でも聞いてください……」


 しばらくの間……家族会議というより、女神様への質疑応答が続きました。

 なんというか事務的な……仕事的なお硬い質問です。

 ……相手は本物の女神様ですからね。

 以前の女神様の事にも触れていきました……どうやら以前の女神様は仕事放棄しているような感じらしいです。

 居なくなったという訳ではなく、お姉さんを代役に選んだとか……神々の事は凄すぎてよくわかりません。

 それよりもお姉さんが何か……元気がないように見えます……


「……お父様、お母様、一つ聞きたい事があります」

「うん?我らに質問か?なんだシィナ」

「以前お父様やお母様はこう言いました。女神様は家族同然だと……そのお言葉は今も同じ想いでしょうか?」

「あ、ああ……勿論だ!ずっと一緒に暮らしていたのだ……そう……想いたいが……女神様に……その、どう接していいか分からんのだ」

「私も同じ想いよ……女神様に失礼ではないかと不安で……」

「………………」

「お姉さんもですっ!先程から聞いていれば……遠慮していませんか?私たちの家族ですよ?」

「はい……シィナちゃんの言う通り遠慮してしまって……」

「ふむ……女神様。ワシは、シュアレやシィナと同じ……孫と思ってもいいのかの?」

「は、はい…………お祖父様」

「おおおっ!孫がまた増えたぞ!こんな可愛らしい孫……まるで女神様じゃ!」

「お祖父様、一応私は女神です」

「ハッハッハッ!そうじゃった!めでたいのぉ!」


 ……お祖父様、ありがとうございます。

 さすがお祖父様です、空気が一変しました。


「じゃ、じゃあ……私の……妹でいいのかい?」

「はいっ、ヒルク兄様っ」

「シィナ以外に妹が……最高よっ……私の妹になってね!」

「はいっ、シュアレ姉様っ」

「俺の……妹でもあるな!妹が増えるなんて最高じゃないか!なあフォルナさん!」

「ふふっ、ダリル様喜び過ぎですわ……女神様これから宜しくお願い致します」

「はいっ、ダリル兄様、フォルナちゃん……また宜しくお願いしますっ」


 ……家族がお姉さんを受け入れていきます。

 お父様とお母様は笑顔になっていきました。

 イレーヌお母さんとロッカちゃんを見たお姉さんは予想通り満面の笑みになっていました……ロッカちゃんのほっぺたをつんつんしています。

 

「あ、あの!!」


 エドニス先輩?凄い形相ですよ?

 急に立ち上がったエドニス先輩は……お姉さんを見つめています。


「私は女神様をお慕いしております。貴女を守る騎士でありたいのです!」


 ……は?エドニス先輩?あれ?これって……申し込みですか?

 シィナちゃんは驚いていましたが……え?……この表情アリですか?


「以前学院で踊りをした時……シィナさんに恋をしました。ですが、その時に踊った相手は女神様……貴女ですよね?私は女神様に恋をしました!身分不相応とは存じますが……私は女神様を愛しております!」


 ええーっ!?そうなんですかっ!!周りの全員、この状況に驚いて……何も言えません……エドニス先輩いいかなと思ったのですが……こんな熱い言葉の前には……私は辞退します。


「あのその……私でいいなら…………お、お願いしますっ!」

「「「おおおおっ!!」」」

「お姉さんっ!!おめでとうございますっ!!」

「お兄様っ!凄いですっ!女神様ですよっ!」


 朝から何ですかこの展開は……めでたいです!!お姉さんには幸せになって欲しいのですっ!!

 ロッカちゃんも手を叩いて喜んでいます。

 ああ……こんな事になるんですね。

 ……お姉さんはまだ8歳くらいなので……結婚はまだ先ですが、それまで家族と一緒に暮らしたいです。


「お待ちなさい!」

「……お母様?」


 大きな声で……どうしましたか?


「女神様、まずおめでとうと言わせて下さい。ですが重要な事をお聞きしていません」

「はい……お母様……なんでしょう?」

「……私の新しい娘の名前は?なんて呼んだらいいのかしら……女神様ではなく、貴女の名前……本当のご両親から頂いた名前があるのでしょう?」

「私の両親から授かった名前は……」


 ようやくお姉さんの名前を聞くことができました。

 素敵な名前です。

 まるでお花のような響きの名前です。

 ……そうか、お姉さんの記憶で聞いたのは名前だったのですね。

 ご両親からたくさん呼ばれていましたね。

 だから今後は私たち家族がたくさん呼んであげましょう。


「さくらちゃんっ!大好きですっ!」

「シィナちゃんっ!私も大好きですよっ!」


 

 これは私とお姉さん……さくらちゃんの物語。

 ここからはさくらちゃん自身で紡いでいくのですよ。

 私もこれからどう生きるか……楽しみましょう。

 この世界はたくさんの幸せであふれていますからね。


 これまで描いた風景画を見ます。

 たくさんの旅をした証です。

 とりあえず……婚約相手を探し……いえ、家族と旅行に行くのもいいですね。

 レーアとミオにまず相談してみましょう。

 

                    ーおわりー


 


 まず感謝の言葉を……最後まで読んでくださり、ありがとうございました。 


 何気なく始めた物語でした。

 こんな感じの心温まるような物語を書いてみたいと思い、構想は約1月程度で考えたストーリーでした。

 2章の学院編をまったり書いてから3章くらいで終わる構想だったのですが、全く終わらせられず(笑)結果として倍の量になってしまいました。

 3章以降は全てアドリブに近い感じです……なるべく辻褄が合うように、伏線回収をしながらなんとか最後まで書き切る事ができました。

 主人公交代するところをただ書きたかっただけで……そこまで持っていくのが大変でした……いい思い出です。

 

 確か昔読んだ鳥山明先生の短編漫画?で読んだ記憶があるんですが、勝手にキャラクターが動いて会話する(間違えていたらすみません)……という現象を実体験できたのがとても面白かったです。

 頭の中のレーアが動いて会話しだす(シィナ愛強し)……って感じですね。

 初めて小説を書くので、特に勉強という勉強もしないで書き始めたので……稚拙な文章で恥ずかしい限りです。

 誤字脱字を報告してくれた方には感謝しかありません。

 そしてシィナ・リンドブルグという女の子にも感謝したいと思います。

 この作品で家族っていいな、と少しでも感じて貰えたらそれだけで嬉しく思います。


 追加のキャラクターエピローグを何個か書いてみたいと思っていますが、誰か気になるキャラクターがいれば気軽にご連絡ください。

 小説家になろうのメッセージでお願いします。

 SNS等は全くしていないので……怖い意見が来たら簡単に砕けてしまうネット耐性の無い作者です。

 できれば優しいコメントを切に望みます……マジです。

 長文となりましたが、これで失礼致します。

 では、またどこかでお会いしましたら、その時は宜しくお願い致します。 


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