表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
夏祭りの夜に  作者: Eigen
4/10

4

 その日は一時間ごとに授業があった。休み時間の合間に立川優斗と話をした。

 彼も僕と同じように野球をやっていたらしい。僕らは中学時代の野球の話で盛り上がった。

「なんで、辞めたんだよ?」と彼は僕に聞いた。

「練習はきついし、一番はそれほど野球が好きじゃなかった」

「でもそれで、友達と疎遠になったんだろ?」

「まぁね」

 今は昼休みで、購買でパンを買った僕らは外のベンチに座って、話をしていた。

「俺は野球部に入るつもりだよ。圭介は何部に入るの?」

「今のところ文芸部に入ろうと思っている」

 グラウンドでは多くの生徒がサッカーをしたり、キャッチボールをしたりしていた。僕らはパンを食べながらそんな様子を眺めていた。

「文芸部か。詳しくは知らないな」

 優斗は僕にそう言って、紙パックの紅茶を飲んだ。

 午後の授業は体育だった。僕らは体操着に着替えて、校庭に集まった。

 体育の先生はなかなか怖い感じの人だった。初日だったが、僕らはグラウンドを走らされた。

 先生の合図があるまで、ランニングは続いた。遅い人は怒鳴られていた。

 中学時代もそうだったが、なかなか体育の先生は怖いものだ。午前中に受けた歴史の先生なんかはとても温厚そうな人だったけれど。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ