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また夢の中で  作者: 利根川渡
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実在しない弟と妹

 お盆休みの8月11日から14日まで福岡に帰っていて、熊本へ戻った途端、あまりにも疲れててそのまま倒れるように寝てしまい、目覚めたらわけがわからなくなっていました。

 まず僕は夢の中で何かの手術の順番を待っていたらしく、目覚めてすぐにその手術がどうなっているのか奥さんに聞きました。僕は過去に実際に受けた手術の跡に触って、「このあたりのどこかを切ってもらってるはずなんだけど、どうなっているのかな」と思いながらもだんだん冷静になってきて、というか、冷静な判断はまだできていないのですが、「いや、切っているなら、すごく痛いはずなのに、こうして平気でいられるということは、まだ手術は受けていなくて、そうだとしたら、僕はなんで熊本に来たんだっけ?僕には弟と妹がいたはずだけど、そいつらはどうしているんだろう?」と思いました。

 実際に僕には妹がいますが、今は東京に住んでいて、奥さんにも弟と妹がいますが、弟は横浜に住んでいて妹だけは熊本にいます。でも僕の言う弟や妹というのは、この三人のことではないんです。だとしたら弟と妹って、どういうことなんだろうと、それもわからなくなっているんです。

 結局、寝ぼけているらしいと考えることはできたのですが、いまだに頭が混乱しています。頭を整理したくてこの文章を書いてみたのですが、まだよくわからない状態です。夜までには落ち着いてほしいのですが・・・・

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