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また夢の中で  作者: 利根川渡
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知り合いに本を貸す

 僕は出勤前に近くのスーパーに寄っている。そこは熊本の僕の家の近くにあるスーパー、そのスーパーの前で、偶然知人と会う。

 ここからしておかしい。彼は福岡在住の人なのである。約束して待ち合わせたのならわかるが、僕の家の近所なんかで偶然会うなんてことはあり得ない。彼は出勤前のサラリーマンのような、スーツ姿で書類カバンを持っている。それもおかしい。彼の仕事はサラリーマンではないのだ。

 それでも僕は彼に会えたのがうれしくて、「ちょうど昨日、君が興味を持つような本を買ってて、すぐに家に取りに帰るけど10分くらい待てる?」と聞く。彼は「いいですよ」と言って待ってくれる。

 僕は家に引き返しながら、「彼はあの本を楽しんでくれるかな?」と、ちょっと不安なような気持になる。

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