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また夢の中で  作者: 利根川渡
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友人と和解する

夢の中で彼から電話があった。

彼と僕には、和解しなければならないささいなわだかまりがある。


僕が彼に「会って話したい」と言っていて、

彼が「今からなら会える」という電話をくれたのだ。


彼の声はやや不機嫌で、話し合いは難航しそうだった。

その時僕は出先から自分の家に戻る途中だった。


彼は今から自宅を出て、僕の家に向かうと言う。

それなら途中の道のどこかで会おうと、

お互いの進む道順について打ち合わせたのだが、

果たしてうまく会えるかなと、僕は少し心配だった。


夢はここまでである。

現実では、僕と彼はもう和解できない。

なぜなら彼はもう僕と同じ世界には住んでおらず、

会って話すことができないからだ。


僕は彼と永遠に和解できないままいることが心残りで、

こんな夢を見たのだろうか。

あるいは彼も少しは和解したいという気持ちを持っていて、

僕にこんな霊界通信を送ってくれたのだろうか。


わからない。だけど、わかりたいのだ。

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