第参話 続・限りなく遠い世界で〜『理想』の世界〜
「…なんだか疲れた。なんでもいいからとにかく説明してくれ」
俺のこの一言で何もされない事と自分がやるべき事を理解した幼女は。
「…ごほんっ! えーっと? どこまで話しましたっけ?」
と、誤魔化すように話を再開した。……無かった事にする気だな?
「話したって言うか…、そうだな。とりあえずなんで俺が『ディカルア』にいるのか詳しく説明してくれよ」
俺はリリカに青い飲み物のお代わりを頼みつつ、まずは現状を把握する事にした。トラックに轢かれたと思ったら知らない所に移動してました。……洒落にならん。
「それもそうですね。……まずはあなたに謝らなければいけません…」
謝る? 俺に?
「私のミスで召喚事故が起きてしまったんです。通常、召喚事故を起こした場合、召喚はキャンセルされ、魔力の暴走による爆発などが起きるのですが……。なぜか爆発せず別の物を召喚してしまったんです」
「……それが、俺って訳か」
そう聞くと、幼女は元気なく頷く。意味もなくとてつもない罪悪感に襲われたが、それはこの際スルーする。それよりも大きな問題がある。
「……はい、すみませんでした…」
俺が視線を向けていると、どんどんと小さくなっていく幼女。どう声をかけようか迷っていた時、リリカがお代わりを持って戻ってきた。
「和也、これ…どうぞ」
「ん? あぁ、ありがとう」
カップを受け取り、一口飲む。やはりおいしいのだが、どうも見た目が受け入れられない。
「じーー」
そこまでの行動を終えてから幼女に視線を向ければ、幼女が俺の顔を食い入るように見ていた。…デジャブだ。
「…なにか?」
「貴方の名前を教えてくれませんか?」
「俺? そう言えば、お前には言ってなかったな。俺の名前は和也。篠原和也だ」
そういって俺は幼女に対し、自己紹介を済ます。どうでもいいことだが、今の今まで幼女は俺の名前を知らず、俺は幼女を名前で呼ばずにいたのか。
「カズヤ? 珍しい、というより聞いたことのない名前ですね?」
「失礼だし初対面だから聞いたことがないのは当たり前ですけど?」
あまりにも失礼な言い方にちょっと威圧感を籠めながら言い返すと。
「ひっ!?」
小さく悲鳴を上げリリカの背後へと逃げてしまった。
「……和也。アリスを、あまりいじめちゃ、ダメ…」
「いじめてるんじゃない。弄くってるんだ」
「どこが違うんですかっ!?」
そう言って笑う俺、叫ぶ幼女、無表情なリリカ。
……ここにプチカオスが誕生した。
「まぁ、召喚だかなんだかよく分からんが。そんなに、むしろ怒ってないから安心しろ」
「ほ、ホントですか!?」
「あぁ、俺も命を助けて貰った立場だしな」
そう、もしこの幼女の言う通り、俺が召喚とやらでここにいるのなら、俺は命を助けられた事になる。
「ほぇ? 命を助けた? 誰が、誰の?」
召喚されたとするならば、俺が最後に見た光景。つまり、暴走するトラックが俺に衝突する直前に召喚された可能性が高い。
つまり、 もし俺がここに召喚されてなかったら―――――俺は死んでいた。かも知れない。
「あの〜、どういうことですか?」
「ん? あぁ、幼女が気にすることはないさ」
へー、そうですか。ってまた幼女!? と言ってる幼女は置いとき、俺は自分が召喚されたここ『ディカルア』について考えた。
「なぁ、ディカルアってどんな所なんだ?」
知らない事をいくら考えても仕方ないので、俺は幼女にここ『ディカルア』について聞くことにした。
「え? あ、はい。『ディカルア』についてですね」
………長ったらしいので省くが『ディカルア』とは古代語で―――古代語とはその名の通り、遥か昔の文明で使われていた言葉らしい―――理想を意味するらしく、人にとって常に世界が理想であるように、と言う願いが籠められているらしい。
そして俺が今いる建物を含めて、窓の外に広がる町は全て総じて『ディカルア』らしい。………おいおいおい、どんだけ広いんだっつーの。
さらに、一番衝撃だったのは。
「浮いている?」
「はい、『ディカルア』は浮遊大陸なんです」
らしい。原理は知らないが、『ディカルア』は空に浮かんでいるそうだ。…川の水はどこから湧いているんだろうか?
ここまできて再認識する。
「ファンタジーだ………」
俺のいた世界ではこんな話は誰にも信じてもらえず、話したら話したで笑顔で病院を進められるだろう。
そんな事はおいといて、『ディカルア』については大体理解した。しかしまだ疑問がたくさん残っている。
次に俺が幼女に質問したことは。
「召喚術についてですか?」
である。それはなぜか、………だって男の子だもん。興味を持ってしまうのは仕方ない。魔法とか憧れないか?
「えーっと。じゃぁ基本的な事について説明しますね」
そう言うと幼女はどこからか黒板とチョークを取り出し、説明を始めた。
「まずは、世界について説明しますね」
そう言って黒板にディカルアと書き、それを円で囲む。
「まず、ここが私たちのいる世界です。そして……」
次にまたしても黒板に、今度は天界・魔界・獣界・異界・龍界と書き、その全てを円で囲む。
「これらが私たちがいる世界の他に存在する世界です。これらの世界からその世界の生き物を召喚する事を召喚術と言います」
衝撃的な事がまた判明した。どうやら世界は一つではないらしい。
「さらに細かく説明するとですね、生物を召喚することができる者を召喚使と呼びます」
「ん? その言い方だと生物以外にも召喚することができるのか?」
「はい、そうなんです。例えばですね……リリ、お願いできますか?」
そういって幼女はリリカに何かを頼みこむ。
「ん、解った」
了承したリリカは右手を前へ突き出し、何かを呟いた。
すると次の瞬間、リリカの手には刃幅が大体3〜5cm、刃渡りは地面から目の前にある机くらい長さ、約60cmくらいの西洋剣が握られていた。
「おおぉぉーー」
思わず感動する。幼女いわく、召喚したい物に専用の刻印を刻み、キーワードを言葉にするだけで召喚を可能にする誰にでも扱える召喚術らしい。
「なぁなぁ! それって俺にも出来るのか!?」
後に効いた話だが、リリカ曰く、この時の俺の眼は太陽のように輝いて見えたらしい。
「うーん。できるんじゃないですか? 素質が必要とか、そんな術ではないですから」
思わずガッツポーズ。この時だけは幼女に感謝した。俺を召喚してくれてありがとう。
………ん? 所で俺はどこから召喚されたんだ?
「なぁ、幼女。俺っていったいどこから召喚されたんだ?」
教えてもらった世界の中で該当しそうなのがあまりないんだが……
そう聞くと幼女はまるで時間が止まったかの様に停止した。しばらくして動き出したと思ったら、幼女は下を向いてプルプルと震えだした。
「…………です」
「ん? なんだって?」
あまりにも幼女の声が小さくて聞き逃してしまった。
「もう一回言ってくれよ」
「解らないんですッ!!」
今度ははっきり聞こえた。しかも若干涙目で叫ぶ幼女。
「あなたがどこの世界から! どういう方法で! なんで私が召喚できたのか! 何一つ解らないんですッ!!」
もう必死である。こんなに必死になられたら、逆にこっちがまいってしまう。
「あー…。とにかく落ち着け。な? な?」
俺の言葉に落ち着いたのか、カップに入っていた飲み物を飲もうとして中身がないのに気づき、リリカにお代わりを頼んだ。
「……すみません」
「いやいや、こちらこそすいません?」
なぜか俺が謝ってしまう。昔からこんな雰囲気には慣れていない。むしろ苦手だ。
これも母のせいだ。母は昔から俺に泣き落としという高等技術を使っていた。しかもただの泣き落としじゃない、例え母に対し俺が有利な立場にあったとしても、それを使用するだけで流れが変わりいつの間にか母が有利な立場に回っているという、全てにおいて計算され尽くした泣き落としなのだ。今思えばなぜ母親が息子に対し泣き落としなんか使うのだろうか? いろいろとおかしくないか?
まぁ、そんな事は置いといて。こんな理由によって俺は、泣いている異性を見たら例えそれがどんな状況においても謝ってしまうという、嬉しくない条件反射を身につけてしまったのだ。
「……? なんであなたが謝るんですか?」
「え、えーっと? なんとなく?」
条件反射です。なんて言ったらどんな目で見られるかは経験済みな俺は、とにかく誤魔化すことにした。
…もっとも、よく考えれば俺の説明も誤魔化せてない気がする。むしろ正直に言った時と結果が変わらない気がするんでせぅが?
「……ふふ」
「えっと…ですね、なんとなくというか仕方なくというか条件反射というか……ってあり?」
俺が一生懸命弁明をしようとした所(自爆ともいう)幼女はいつの間にか泣くのを止めクスクスと笑いだした。その笑顔は誰も触れられない。いや、触れるのを戸惑ってしまうほどの芸術品と表現してもおかしくないほどの可憐な笑顔だった。
……だが、見た目幼女なため、俺には何の意味もなさなかった。もしかしたらそっち系統の人には需要があるかも知れない。主に我がクラスのZ君とか。
「ふふ、あなたは不思議な人ですね」
「……失礼な。何を根拠に俺を不思議系キャラに認定しようとする?」
俺の返答にさらに笑みを深くする幼女。…ムカついてきた。
これがリリカのような美少女だったら俺は恥ずかしがっていたかもしれないが、相手が幼女だと馬鹿にされているようにしか思えん。
「……ていっ」
「ふふふって痛っ!」
例え、誰に何かを言われようが俺は俺の行動が正しいと信じている。だからそんな目で睨むな、幼女よ。
「な、何をするんですか!?」
「でこピンだ。知らないのか?」
「知りません! それよりもいきなり人の頭をはじくなんて何を考えているんですかっ!?」
「別に、何も考えてなんかないさ。ただムカついたからやった」
「どんな理由ですかそれ!? むしろ理由にすらなってないじゃないですか! あなたは子供ですか!!」
「(ピクッ)…何を言うか。幼女のくせに」
「なぁッ! そ、そ、それは関係ないでしょう!?」
「ふふん。どっちが子供だか他人に聞けば一発で解るんじゃないか?」
「くぅ、人が気にしていることをッ!? それに私は幼女じゃありません。これでも16歳ですッ!!」
「どうだが、それに今これでもと言ったな? つまりは自覚はあるんだな」
「………………アリス、お代わり、持って来たよ?」
俺が幼女と言い合いをしていた時、カップを持ったリリカが帰ってきた。おかげで幼女との言い合いが止まってしまった。…むぅ、楽しかったのに。
カップの数は二人分。どうやら俺の分まで淹れてくれたようだ。
やっぱりいい子だなー。と俺が感動していた時、幼女が何かを言いたそうな顔をしていたが俺はスルーした。
「あのですね。あなたは誤解しているようですが私はこれでも16「なぁ」歳……なんですか?」
若干不機嫌になりつつも返事を返してくれる幼女。楽しい事は楽しいのだが問題の先送りはいかんと思うのよ?
「とにかく解らない事だらけなのは解った。それは今は置いといて、俺は、帰れるのか?」
そう、問題はそこである。
先ほど幼女は、俺がどこから来て、どうして召喚できたのか解らないと言っていた。
それはつまり、まったくの偶然で俺はここに召喚された事になるんじゃないのだろうか?
俺がその疑問を問うてみたところ、どうやらその通りのようだ。
「和也さんは本来、失敗するはずの召喚術によって召喚されました。」
「……本来ならば召喚術は、契約をすることにより成り立ちます。」
「契約? なんだそれ」
「契約とは…簡単にいえば、召喚をする前に対象に対し呼びかけ、対象を召喚するに相応しい実力の持ち主であると認められれば、対象が召喚に応じる。これが大雑把な召喚術の仕組みです」
………ようはあれか。「私に召喚されてください」「お前は俺を召喚するに相しいな。合格」「やったー。召喚成功」ってな感じか。
「ですが……あなたの場合はこの契約がされておらず、失敗によって召喚されました」
「それになにか問題でもあるのか?」
「……大有りです。普通は契約によって召喚者は召喚従の事を理解し、召喚従は召喚者の力となることができるのです」
「ですが、私はあなたと契約をしていないため、あなたの事が何一つ解らない…。あなたの事が解らなければあなたが住んでいた世界の情報も解らないんです………」
「えーっと、それってつまりは?」
「あなたを送り返すにはあなたの世界を理解しなければできません。だから、今の私にはであなたを送り返す事が出来ないんです……」
その言葉に、何もできない自分が悔しいのか掌をギュッと握りしめ俯く幼女。
そしてそれをなんとも言えない表情で見つめる俺とリリカ。
こんな時、当事者の俺が言葉をかけてもそれは逆効果だろう。
もし俺が声をかけたとしたら…。
「まぁ、俺もそんな気にしてないし落ち込むなって。な?」
「あなたが気にしてなくても私が気にするんですッ!!」
ってな感じで。さらに落ち込むのは誰が見ても明らかだろう。
まだ会って数時間しか経ってないが…、あれは失敗を自分一人で抱え込むタイプだ。そういうタイプに限って思考はマイナス方向への無限ループにハマり、いつか自滅するのだろう。
………俺の親父が、そうだったように。
ちなみにそれは過去の話で今では父母そろってスーパーウルトラデンジャラスポジティブ(自称)だ。
…そんなどうでもいい家庭事情は置いといて。
今は現状を打破するのが最優先事項だ。軍曹、なにかいい案は無いかね? いいえ! 何も思いつきません。大佐! そうか、ならば軍曹。君は巨人ファンに囲まれながら六甲おろしを歌ってきたまえ。イエッサー! 所で大佐、六甲おろしとはなんですか? …そこからかね。軍曹。
………なんだ今の俺の思考は?
「……カズヤ」
「ん? なんだ、リリカ」
しかし、大佐と軍曹について考える前にリリカが話しかけてきた。
幼女は依然として俯いたままだ。
「カズヤは、なんで怒らない?」
「怒るって…、何に対して怒ればいいんだよ」
俺の返答に困惑しながらも言葉を続けるリリカ。
「…だって、カズヤは帰れないかも、知れない」
「そりゃあ、そうかも知れないけど…」
けどな、と言って俺は続きを話す。
「さっきも言ったが、俺はアリスには命を助けられた形になるんだ。いくら帰れないからといってさ、命の恩人に対して感謝はすれど怒るなんて、出来る訳ないだろう?」
俺のポリシーにも反するしな。俺がそう言い切ると、リリカもだが…俯いていた幼女が顔を上げ唖然とした表情でこちらを見ていた。
「そうだ。そういえば言ってなかったな」
「え? 何をですか?」
「………?」
二人して疑問顔になる。当たり前だ、これは俺がこっちに来る前の出来事に対してなのだから。
「幼女、お前が俺を召喚してくれていなかったら、俺は今頃ハンバーグになっていただろう」
ハンバーグに〜、の部分でさらに疑問顔になった。……もしかしてハンバーグを知らないのだろうか?
それはいけない。あんな素晴しい料理を知らないなんて! いつか教えよう。
と、決意したことは今は置いといて。…ついでに幼女が幼女と言った事に反応したこともスルーするとして。
今は言葉の続きを話す。
「だから、……だから。ありがとう」
今俺が持つありったけの感謝の意を籠めて、相手にこの気持ちが届くようにと想いを籠めて。
俺は感謝の言葉を紡いだ。
…ほんとなら、これじゃあまだ足りなくらいだ。だって命を助けてくれた相手だぜ? 言葉だけで終わわせてはダメだろ。
「………あなたは、ほんっっっっとーーーーに、不思議な人です」
「………アリスに同感」
「ちょ、人が感謝しているだけなのになぜそんな対応!? ひどくないっすか!?」
俺の想いはどうやら届かなかったようだ。俺の想いを利子付けて返せってんだっ。
せっかく俺が滅多にやらない事をしたって言うのに…。しかも幼女に対して。
ん? 不思議な事にどんどんムカついてきたぞ? あれか? もしかしてこれが殺意ってやつなのか?
「ふ、ふふ、ふふふふふふふっ」
「ふ、ふぇ!? なんですかっ!?」
「幼女よ、もはや何も言うまい。黙って俺のスーパーウルトラデンジャラスな必殺技を喰らえッ!!」
「ふぇええええええっ!!?」
「……………アリス、頑張れっ」
「え? リリ? なんであなただけいつの間にか距離を取っているんですか?」
ガシッ
「捕まえたぞ、幼女よ」
「……あの〜。一体私は何をされるんでしょうか?」
「………ふっ、ここから先はR指定だ。(主にスプラッター的な意味で)」
「…………助けてーーー!!!」
「……………アリス、頑張れっ」
「ふははははははははげほっごほっ。…ごほん。さて」
「………なんだかすごく台無しな気がします。そしてリリ! あなたも少しは助けて下さい!!」
「………やだ。巻き込まれたく、ない。…大丈夫。アリスの事は、忘れない(黙祷)」
「ひどっ!! っていうか人を故人みたく扱わないでくださいっ!?(泣き)」
「覚悟はいいかね? 幼女よ(警察に通報される笑み)」
「あの! えっと、その。………優しくしてくださいね?」
「却下」
「ふぇええ!! 即答ですか!? 美少女のお願いですよ?」
「お前は幼女だ。反論は認めないし、幼女は俺のストライクゾーンから外れている。だから安心しろ」
「…安心って、何に対してですか?」
「躊躇わないから」
「私は一体何に対して安心すればいいんですか!?」
「……………アリス、生きてっ」
この日、リリカはアリスに対し黙祷し、俺はアリスに対してR指定。(スプラッター的な意味で)な行動をとり、アリスはアリスで建物中に届くような声で悲鳴を上げた。
こうして、俺の異世界での幼女と美少女とのファーストコンタクトはカオスによって始まった。……先が不安であるが、楽しいから良しとしよう。
「……………ところで、アリスは?」
「ん? 幼女ならそこの隅っこで丸くなっているぞ?」
「………………おばけ怖いお化け怖いお化け怖い×∞リピート」
「…何を、したの?」
「別に、ただ俺の世界で有名な怖い話をしただけだ。流石にスプラッターは止めた。あれでも命の恩人だからな」
「……アリスは、幽霊とかが凄く苦手。…だから、その手の話はなるべく、ダメ」
「なるべくって事は…たまにならいいんだな?」
「…………たまになら」
「(ビクッ!!)…………お化け怖いお化け怖いリリが怖いお化け怖い」
「…やっぱり止めとくわ」
「……それがいいと、思う」
ども、カズマです。Kzumaとも呼びます。
弐話から見て下さっている方は遅くなってすいません。壱話から続けてみてくださった方はありがとうございます。ずいぶんと遅くなりましたが、第参話です。
今回は説明編です。なぜ主人公が召喚されたのか、などなど様々な謎について説明しようと思っていたのですが……なぜか説明しきれませんでした。それに話もあまり進んでないような(汗)
それはともかく、いかがでしたでしょうか? 皆さまが面白かったと思ってくださればカズマは大変うれしく思います。
なにか誤字脱字、ここが面白かったなどのご意見ご感想があればどんどん言ってください。カズマのやる気が大気圏突破します。
では、次回は第4(漢字わかんね)話「続・限りなく遠い世界で〜異世界は現代っ子には厳しい〜」をお送りいたします。
提供はKazumaことカズマでした。