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PROLOGUE
あたし、松月 砂夜香。
鈴ヶ森高校1年。花の16歳!
と言いたいところだけど……、幽霊やら、天使、悪魔、化け物などの普通の人には見えないものが見えたりして大変。
ホント大変。
最近は悪魔や化け物に追い回されたり、命を狙われたり……。
天使に関しては、襲っては来ないものの、見えるせいか話かけられて愚痴を吐く始末。
てか、幽霊とかならまだしも、いや幽霊でも心理的にアレだけどね。悪魔や天使って何処にでもいるんだな……。
天使が愚痴って、清純と思ってたのだが意外と、人間臭い、いやいや、人間味あるようで安心した。
だからってさ、見えるってだけで、なんであたしが襲われなきゃなんないの!?
おかしいよ!
理不尽だ!
あたしの青春を返せーーーーー‼︎‼︎‼︎