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1 プロローグ

「ようこそ、シルドガルドへ」

うん?シルドガルドってゲームだよな?

「最近始まったゲームだっけ?」

「うーん、ここはゲームではないかな」

俺は真っ白な雲に立っていた。

目の前には金髪碧眼な美少女、白い羽が有り金色なリングが頭の上にとんでいる。

「君は天使かな?」

「うん、そうよ」

「俺は死んだのか?」

「そうね、記憶はある?」

俺は・・・

そう、俺は田舎の神社に行ったんだ。

正月休みに帰郷して神社に行った。

そして凍った階段で転んだ姪っ子を・・・どうしたんだろう?

「転んだ姪っ子さんを救ったかわりに貴方は亡くなりました」

「なるほど、かわりだったのか」

「そうです、本来は姪っ子さんが亡くなる予定でした」

「予定以外だったのか、まあ俺がかわりでも構わないさ、なんの価値もない男だしな」

「そうなんですか?」

「わかるだろう、無職でダラダラと楽しく生きている男だ」

「知りません」

「そうか」

俺は関口 いつき、28歳でプータロー、親の財産で生活している。

友達もなく毎日ネットゲームで楽しんでいる。

いや、楽しんでいるんだろうか、やることもないからダラダラしているんだろう。

だからアニメを見たり、本を読んだりしている。

高校生までは色々やった、剣道、空手、合気道、柔道、野球、サッカー全部すぐに飽きた。

だって簡単に出来るのだから。

飽きるとダメだな、真剣にやってる人間には負けてしまう。

だから辞める。


「それでは関口樹さん、これからシルドガルドで生きてもらいます」

「なんで?地球じゃダメなのか」

「はい、貴方は予定外です。あちらの世界では無理です」

「俺は輪廻転生の枠からも外れたわけか」

「ふふふふ」

笑うだけか、当たりなんだな。

「まあ、いいじゃないですか。そうですね、その分サービスしときますよ」

「おい、風俗みたいだぞ、その言い方」

「チェンジはダメですよー」

「ノリがいいな、天使なのに」

「では、いってらっしゃい」

いきなり立っていたところが穴になった。

フワッと落ちていく。

「おい、バラエティー番組じゃねーかーーーーーーーーーーー」

俺は多分気絶した。



目を覚ますとある町の前で座っていた。

町を出入している人は俺を見ている。

そりゃそうだろう、こんな所で寝ている奴はいない。

多分ここは始まりの町だろう、シルドガルドで見た場所だ。

あの天使はゲームではない、と言っていたが見た目はそっくりだ。

取り敢えず町に入るか、俺は門で待っている列に並んだ。

順番がきたので衛兵に答える。

「身分証は?」

「いえ持ってないです」

「そうか、ここに来たのは初めてか?」

「はい」

「では、あちらで確認するから来い」

俺は衛兵に連れられて行くと、そこには水色のオーブがあった。

「そこに手を置いてくれ」

「わかりました」

俺は右手をオーブに置いた。

名前:イツキ・セキグチ

人 種:人

職 業:

年 齢:15

犯罪歴:窃盗10回

あれ?なんか変じゃないか?

「お前、犯罪者じゃないか、逮捕する」

俺は異世界に来ていきなり逮捕された。



俺は今牢屋にいる。

なんで窃盗10回なんだよ、やった事ないぞ。

あるとすれば祖母ちゃんの財布から何回か100円玉盗ったぐらいだ、それも小学生の時だ。

・・・えーと、それが理由か?

俺どうなるんだ。

一人であーだこーだ考えていると、牢屋の前に人がたっていた。

「フレイヤお嬢様、こいつが窃盗10回の男です」

「ふーん、まだ若いわね」

「履歴では15歳で職業はありませんが、犯罪により奴隷落ちになります」

え、俺、奴隷になるの?

「俺、窃盗なんてやった事ないよ」

「うるさい、犯罪者、黙っていろ」

俺は衛兵に怒鳴られた。

「で、この男はいくらかしら?」

「金貨20枚です」

「高くない、普通この年の男は金貨10枚でしょ」

「確かにそうですが、窃盗1回で金貨2枚、合計ですと20枚なのです」

「なるほどね、女だったら金貨20枚以上だものね」

「どうしましょうか、必要でないなら奴隷商人に売るんですが」

「わかったわ、お父様に言って買ってもらうわ」

「そうですか、ではお嬢様の名前で契約してよろしいですか?」

「そうね、ではお願いするわ」


翌日、俺は自分の首に革製の首輪を嵌められ。

契約コンタクト

どうやらこれで、あの女と俺が奴隷契約されたようだ。

なんと一生俺は奴隷のままと言われた、主人から解放されれば別らしいが。

俺は女とその執事らしい爺さんに連れられた、町を歩いている。

「お前名は?」

俺は女に聞かれた。

「関口 樹です」

「お前、一族名がついているのか、だがもうあたしの奴隷よ、イツキだけにするわ」

「わかりました」

「そうそう、私はフレイヤ・ドルドラード、今後はフレイヤお嬢様と呼びなさい」

「わかりました」

このシルドガルドの世界では奴隷がある事を奴隷になってわかった。

よく見ると首輪がある人が歩いている、その人たち全員が奴隷なんであろう。

「イツキは今後あたしの奴隷よ、逆らわないで頂戴、逆らった時は首が締まるわよ」

「え、またまた冗談を」

「あら、やって見る?」

赤毛で碧眼、左目の眼尻に泣き黒子が有り、妖艶な女性だ。

なんか怒られるとゾクゾクしそうだ。

「いえ、やめときます」

「おい、イツキ、お嬢様と失礼のないように会話をしなさい。お前は無礼ですよ」

あー、敬語を使うようなのか、俺ダメなんだよな。

「構わないわ、ダメな時は首が締まるし」

ああ、面倒くさいなあ。


「ここがお父様の家よ」

俺は連れられた場所は、結構大きな商店だった。

「お父様、帰りました」

「おお、フレイヤ今日も可愛いぞ」

「あら、お父様ったら」

これはバカ親か、でも相手は眼つきが鋭い50歳ぐらいの銀髪の男性だった。

「お父様、これが新しいあたしの奴隷よ」

「ほう、これがフレイヤが買って欲しがった奴隷か」

男が頭に上から足元までジロジロ見る。

「なるほど、フレイヤが欲しがるタイプだな、飽きたら私にも貸してくれ?」

「ふふふ、しばらくは無理ね、色々と楽しむから」

「そうか、使えるようにしといてくれよ、フレイヤ」

俺はゾッとした、フレイヤやもその父も俺を見ながら、いやらしそうに見ている。

あれ、フレイヤはしょうがないけど、あのオッサンもそうなのかよ。

よく見ると、商会だ働いてる奴隷がオネエっぽいぞ。

「いつき、あたしの部屋に行くわよ」

俺は助けて欲しがったので、執事さんを見たが、彼は敢えてこちらを見ない。

「さあ、来なさい」

ああ、断ったら首が締まるんだな。

俺は黙って付いて行った。

フレイヤの私室に入る。

「さあ、脱ぎなさい」

俺は黙って裸になった。

フレイヤは俺の色々なモノを見て喜んでいる。

ああーまるで逆ソープじゃないか。

俺は今後はそういう事になるんだ、こんな昼間っから。

その後じっくり5時間仕事を実施いたしました。

え、気持ちよかったですよ。

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