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第一関門は突破したけどおこらえた。

皆さんお久しぶりです。

諸事情で投稿が遅くなりました(T_T)

これからも亀更新ではありますが続けていくのでよろしくお願いします。

今回はようやく魔法の実技1となっております。

これから何話かは続くと思いますのでお楽しみにしていてください!

まだ一歳にもなっていないので離乳食に近いものだがご飯を食べ終えたルドルフは転生する前から妄想に妄想を膨らませ、悪しき頃の中二病をよみがえらせる覚悟でミリアが魔法の実技を教えてくれるのを見つめながら待っていた。

(早く魔法使いてえ!こんなに待ち遠しくなるのって自衛隊に入って初めて実弾射撃した以来だ!ミリア、早くおしえてくれねえかな~。)

ルドルフがそんなことを考えながらミリアを見つめていると、それに気づいたミリアはうっとりとした顔を浮かべながらルドルフのほうを見つめ始めた。

(ああ、ルドルフ様ってなんて可愛らしい!話したり、考えたりしている時はあんなにもりりしいのに、たまにあんなにも愛らしい顔をしているとムネがドキドキしちゃう!寝てる顔もまたいいけれど、こっちに目を光らせながら見つめてくる顔もまた最高!)

「ねえミリア、そろそろ魔法の実技について教えて」

ルドルフはジト目でミリアを見つめながら促した。それを聞いたミリアは急ぎながら準備を済ませた。

「お待たせしましたルドルフ様。ではさっそく午前中に説明した魔法を使うための準備段階であるゲートの確認をしていきましょう。ゲートを確認することは人によって異なりますが目を瞑り、体のどこかにある魔力のようなものを感じてみましょう。それが出来るようになるのには一般的に早い人だと1週間、遅い人でも1か月ほどで感じられるようになります。では、さっそく始めていきましょう。」

「わかった!」

ルドルフはミリアの話を聞いたとたん座禅のような座り方をしながら目を瞑り、丹田のあたりを集中的に魔力を感じようとした。しかし、一向に魔力を感じることが出来ず若干感じられても場所がよくわからない状態が続いた。そこでルドルフはそれをミリアに伝えた。

「なあミリア、さっきからずっと魔力を感じようとしていたんだけど全然わからないのはどうしてなんだ?若干感じても場所がまったくわかんないし。」

「ルドルフ様、まだ初めて一時間ほどしかたっておりません。そんなに簡単にわかってしまっては1歳にもなっていないルドルフ様よりもずっと年上の方々が浮かばれません。ゆっくりと感じていきましょう。」

ルドルフはミリアにそういわれてルドルフは簡単にわかるものだとは思わずゆっくりと瞑想をしていると、いつの日かのように寝落ちをしており気づいたら自分のベットで横になっていた。

(また寝ちまったのか。しかも外が夜ってことは結構寝てたな。そういえば、こうして寝たからゆっくりと考えられるけど、忌まわしき中二病の時に「俺の魔力の中心は心臓と反対側にあるもう一つの心臓だ!」とかふざけたことを一人で叫んでたな。それいがいにも例えば・・・うっ、アタマガガガガガ!!・・・ふう、変なことを考えて封印していた過去でまた苦しめられてしまうところだった。それはさておき、もしかしてミリアが言って異種ゲートかもしんないな。よし!いっちょやってみて、できたらミリアを明日驚かしてやろう!)

ルドルフは気合を入れて今度は心臓と右の胸ら辺を中心に瞑想をしながら意識をした。すると、午後の練習中とは打って変わって簡単にゲートを見つけることが出来てしまった。

さらに、ゲートとともに心臓が2つ存在していることが分かった。心臓の音を聞こうと耳を澄ましたところ、両方の胸から重なって心臓の音が聞こえたことからそれは確信した。

心臓が一番驚くことではあったが、ゲートも大きさが違うものの両方に存在しており、どちらかを閉じてもどちらかからは確認することが出来たことだ。

(おいおいおい、まじかよ。どこのびっくり超人だよ俺。ゲートが2つあるだけでもおかしいのに心臓まで両方あるとかばれたら大変なことになりそうじゃねーか。ばれたら怖いから、心臓のほうのゲートは一人で訓練するときか、もしもの戦闘の時にしか使わないように隠しておこう。心臓もきっとばれないよな。しっかし、ここまで中二病の時考えた魔王みたいになっていていやだな。このまま行ったら中二病が再発しそうでおっかない。とりあえず眠いから寝よう。おやすみなさい(-_-)zzz)

~次の日~

「それではルドルフ様、さっそく昨日の続きでゲートを探していきましょう。」

「ふふん!ミリア、なんとゲートが見つかったさ!」

「えっ、それはいつですか!?」

「昨日夜に試しに探してみたら見つかったんだ!」

ミリアが驚いたことに気を良くしたルドルフは胸を張っていつ分かったか言うと、ミリアはたちまち怒り顔に変わった。

「ルドルフ様!!なぜ勝手におひとりでそのような危険なことをされたのですか!ルドルフ様は生まれてから1歳にもなっておらず体が一切出来上がっておらず、もしゲートが暴走してしまったらルドルフ様であろうとも死んでしまうかもしれないのですよ!私が一人で使ってもいいというまで絶対に一人で魔法の練習をしないでください!もう私に心配をさせないでください。ルドルフ様に何かがあれば私は、私は・・・。」

ミリアはルドルフに一人で魔法の練習することの恐ろしさを言いながら、最終的には泣いてしまった。

これにはルドルフも参ってしまい、おろおろしながらもミリアの頭を撫でた。

「すまないミリア。俺の間違いだった。これからはちゃんとミリアの見ているところでしか魔法の練習をしないようにする。だから泣かないでくれ。」

「本当ですか?」

「本当だ。」

「本当の本当ですか?」

「本当の本当だ。だからもう泣かないでくれ。」

「わかりました。ですが、ルドルフ様。これからは危険なことは極力しないようにしてくださいね。」

こうしてルドルフがミリアを慰め終えて、さあこれから次の段階に移ろうとしたところだったところにメイド長を連れたほかのメイドが部屋に勢いよく入ってきた。

「ミリア!ルドルフ様に何かあったのですか!?」

これにはお互いして面喰い、一瞬早く立ち直ったミリアが反応した。

「い、いえメイド長、ルドルフ様が危うく頭をぶつけてしまうところだったので驚いて大きな声を上げてしまったのです。心配をおかけしてすみません。」

「それならいいのですが、ルドルフ様にお怪我はありませんでしたね。」

「はい。」

「それとは別に、なんですこの散らかり具合は!これではルドルフ様が頭をぶつけかけてしまうのも頷けます!ルドルフ様付きのメイドであるあなたが片付けられないとはいかがなものなのですか!即刻この部屋をきれいにしなさい!」

「あ、いえ、そのこれには深い事情がありまして。」

「その深い事情とは何ですか!」

「・・・」

「それ見たことですか、嘘をつこうなんてどういうことです!部屋を片付け終えたならばメイド室に来なさい!お説教です!」

メイド長に言われ、ショボーンとなったミリアはトボトボと首になった中年のサラリーマンのような背中をルドルフにみせながらかつ付けをはじめ、この後に待っているメイド長の説教にうなだれていた。

こうしてこの日は終わってしまい、次の日へと持ち越されるのであった。


一人づつですがこの小説をブックマークしていただける人が増えていることに感謝をしております。

これからもこの小説をよろしくお願いします。

感想は引き続きお待ちしております。

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