ついに憧れの魔法にたどり着いた!と思ったんだけどな~・・・。
やっと魔法についてかけました!しかし、今回は長々とした魔法についての説明会見たくなってしまったので詰まらなかったら報告してください。
次回を未熟な作者の出来る限りの力を使って面白く出来るといいな~(-_-;)
~次の日~
「ルドルフ様。まずは魔法についての基礎から勉強していきましょう。」
ミリアがそういうとルドルフは目を光らせながら大きく何度も頷いた。
(ああ、いつものルドルフ様もかっこいいけれど、この目を光らせた年相応の顔をしたルドルフ様は可愛い///)
「ごほん、では最初に魔法を使うための知識から学んでいきましょう。魔法とはそれぞれの体に存在するゲートを通ってため込まれた魔力を使うやり方と、大気中に存在する魔力を集め合わせることによって使うやり方の二つに分けられます。
ゲートを使った魔法をゲート魔法といい、大気中の魔力を使う魔法を大気魔法といいます。
この二つの魔法の大きな特徴としては、ゲート魔法は威力の強い魔法を瞬時に発動することが出来たり、魔法を一度に何個でも発動することが出来るということが挙げられます。その一方、大気魔法の特徴としては自分の魔力を使うことなく発動することが出来、さらにはその術式を留めておくことで緊急時に即座に発動することが出来るということです。
しかし、両方とも短所が存在し、ゲート魔法ですと、自身が持つ魔力以上の攻撃や回復などの魔法が使用することが出来ず、ゲートの中の魔力が枯渇すると意識を失い倒れてしまうと同時に数日間魔法を使うことが出来なくなってしまうのです。ほかにも、人によって使うことの出来る魔法は決まっており、これは体にめぐっている魔力の色を調べることによってわかることが出来るのです。さらに、自分で常時鍛錬をしていなければ魔力効率が悪くなってしまい、熟練した魔法使いよりも一度に消費する魔力が多くなってしまい無駄が出てしまいます。一方で大気魔法の短所としては、一度に発動することが出来るのは一つの魔法でさらに周りの環境によって大気中の魔力の濃度が変わってしまい威力や効力が大きく上下してしまうということが挙げられます。その魔法を組むのにもどれほど熟練した魔法使いであっても数秒はかかってしまい、戦闘などでは大きな隙を作ってしまうのです。
ほかにも、エルフ種などの精霊族のみが使用することの出来る精霊を使役したりすることによって発動することが出来る精霊魔法や、相手の魔力を強引に奪うことで魔法を発動させる方法などのいろいろなやり方が存在しますが、精霊魔法以外のほとんどが邪法なので基本的には使われておりません。
ルドルフ様、現段階でわからないことなどは存在しますでしょうか?」
ルドルフはミリアの詳しく懇切丁寧な説明に一生懸命食らいつきながら理解しようとしていた。
「ミリア、この大気中の魔力を使う魔法と、ゲートを使う魔法を一度に両方使用することとかって出来るのか?」
「素晴らしい質問ですルドルフ様、今までも幾人もの高名な魔法使いがやってこられましたが、発動することは出来たとしても体のどこかが不調を表したり、魔法自体が干渉しあって魔法が暴発してしまったり、回復魔法ですと反対に患者にダメージを与えてしまうことがわかっております。なのでルドルフ様は聡明でいらっしゃいますのでやらないようにしていただきたいです。」
「なるほど、魔法が干渉してしまうのか。では、大気魔法とは、風の強いところだとかでの魔法が強く発動することなどといった感じなのか?」
「その通りでございますルドルフ様。大気魔法には大きく四種類と特殊な二種類に分けられており、これはゲート魔法にも関係しております。大気魔法は水辺などですと水魔法が強い威力を発揮し、火が近くにあれば火魔法が発揮されます。このように場所を選んでしまうのが大気魔法なのです。ほかにも、大気中の魔力が意図的に減らされているときなどは発動することさえ困難になってしまう場合もあるので覚えておくのがよろしいかと思われます。」
「なるほどね。やっぱり両方とも突出した長所と短所を持っているから使い分けることがうまくなればよりすごい魔法使いになれるんだね。」
「そうなりますねルドルフ様。それでは魔法の基礎について説明させていただきます。今回からルドルフ様にやっていただこうと思いますゲート魔法なのですが、ゲート魔法には様々な色の魔力が存在しており、緑色の魔力は風、青色の魔力は水、赤色の魔力は火、茶色の色の魔力は大地の四種類が基本的な魔力の色となっております。ほかにも、黄色の魔力は回復、黒色の魔力は闇といった二種類の特殊な魔力が存在し、この魔力を持っている人は極めて希少だとされております。一般的にその魔力を確認する場合、特殊な魔道具の水晶によって確認し、その人の適正にあった属性の魔法を覚えていくといった流れになっております。ルドルフ様のような階級の高い方々は、より高性能な魔道具を使用して測ることによって定期性がある色の魔力の濃さなどを知ることが出来、よりほかの人よりも適正に合わせた成長をすることが出来ます。しかし、この世には魔力を持っていなかったり、ほとんどない人などが存在しており、そういった者たちを蔑みを含めて「ゼロインコント」と呼ばれています。これは人族に多く見られ、我々魔族や妖精族などの種族にはめったに見られることのないことなのです。獣人族も魔力が存在しない者が多いのですが、彼らは特殊な魔力以外のものを持っており、それを使うことによって自分たちの優位性を表しております。
ゲート魔法とは異なり、大気魔法ではその人個人の適正に関係なく使用することが出来るのですが、魔力をかけらも持っていない者は大気中の魔力さえも感じ取ることが出来ずに使うことが出来ません。そのほかにも、先ほど述べました場所によって発動できるものの威力が変わるといったように、大気中に存在する魔力も場所によって比率が異なるので一定にすることが出来ないのです。例に挙げるとするならば、風魔法は風がついている場所と風が吹いていない場所、水魔法なら水辺などの水の存在する場所と存在していない場所、火魔法なら火が存在している場所と存在していない場所といったようにその属性魔法を使用することの出来る場所と条件が必要なのです。ここまでよろしいでしょうかルドルフ様?」
「なんとなくは理解できたかな?魔力が持っていない者ってゲートが硬く閉ざしているとかってことで、それを無理やりでも開けば使えるようになるってことなのかな?」
「いえそうではなく、体のどこにもゲート自体が存在していないのです。そういえば、ゲートについての説明がまだでした。申し訳ありません。ゲートとは、人それぞれに一部を覗いて存在しており、その大きさと魔力量は異なるのです。例えば、魔力は多いのだがゲート一般の三分の一しかない人も存在すれば、魔力が一般の半分なのに比べてゲートが倍以上大きな人も存在しているのです。ゲートとは一回にゲート向こうから出すことの出来る量を示しており、小さすぎたり大きすぎたりしてもあまり意味がないのです。所持している魔力量とゲートの大きさが比例するぐらいがちょうどいいとされています。これで疑問が少しでも解消されたでしょうか?」
「なるほどね。人によってゲートも魔力量も変わるから一概にあれがダメとか、これがいいとかとは言えないってわけなんだね。これで一応は疑問もなくなったし、さっそく魔道具を使用して自分の魔力量とゲートの大きさ、あと魔力の色を測ろうか。」
「それなのですが申し訳ありませんルドまずそうして測ったりする前にやら最初にやらなくてはならないことがあるのです。ゲート魔法とはまず最初に、ゲートがどこにあるかを瞑想しながら見つけていただくところから始まります。一般的にはお腹の下あたりにあるのですが、ごくごく稀に肩や眼などといったおかしな場所にゲートが存在することがありますので探り当てていきます。それが終わりますと、魔力さえ持っていれば使うことの出来る基礎魔法、一般的に家庭魔法と呼ばれる魔法を練習して扱うことが出来るようになってようやく魔法使いとしてはじめの一歩を踏み出すことが出来るのです。そろそろお昼の時間にもなりますので、これ以降の実技などは午後からということでよろしいでしょうか?」
「そうだな。そろそろ昼を食べに行くとするか。」
(それに一度頭の中を整理するのと、一人でも魔力の練習する方法も考えたりしておこう。それにしても憧れの妄想のみでしか使えなかった魔法がついに使えるようになるとかオラワクワクしてくっぞ!!お昼をさっさと食べて魔法の練習するぞ!このところ体に引っ張られて子供っぽい精神状態になってるけど大丈夫かな?)
引き続き感想をお待ちしております!
批判でもよかったところでも感想を頂けると今後の励みになりますのでよろしくお願いします。