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オオオニテングタケのグランディちゃんがかっとばすアマニタホームラン!

グランディちゃん

http://toolate.s7.coreserver.jp/personification/#amanita_grandicarpa

「むっ」

 俺は河川敷で人だかりを発見した。そこにたむろするのは、野球のユニフォームを着て宴会をする酔っ払いども。これでは子供たちが野球をすることができない。

「悪認定」

 俺は彼らに正義の鉄槌を下すことを決断。

「行くぞグランディ!」

 俺は連れに呼びかけるも、連れは返事をしない。

「おい、グランディ!」

 振り向いた俺が目にしたのは、はるか後方で転んで泣いているグランディ。慌てて俺はグランディに駆け寄る。

「おい、グランディ、大丈夫か!」

「痛いよゲンボクちゃん……」

 俺はグランディの手を取り、立たせてやる。

「さあ行くぜグランディ!」

「わかったゲンボクちゃん!」

 そして彼女は何もないところでこける。

「痛いよゲンボクちゃん……」

 どんくさい、どんくさいぜグランディ。俺はグランディを背負い、酔っ払いどものところに向かう

「速いよゲンボクちゃん!」俺の背中で浮かれるグランディ。機嫌を直したようだ。

「よし、グランディ、チェンジマッシュルームだ!」

 俺の号令に従い、腕立て伏せのポーズをとるグランディ。俺はその両足を取り、下腹部に巻きつける。

「チェインジ! マッシュルーム!」

 すると俺の下腹部を軸に、巨大化するグランディ。その姿は鬼の金棒もかくやの、白く巨大なトゲトゲバット。

「いけー! アマニタホームラン!」

 俺は一気に腰を回転させ、酔っ払いどもを思いっきり殴打する。お空の星になり死んでいく酔っ払いども。

「成敗完了!」

 合体を解いた俺とグランディは、全力でその場から立ち去る。正義の味方は己の正体を知られてはならないのだ。

 そして俺はグランディを背負いながら駆けていく。パトカーのサイレンをBGMに聞きながら。


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