表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/10

手紙

妹から手紙が届いた。妹はラーメン屋でアルバイトをはじめたそうだ。体調が良くない時は休ませてくれるやさしい店長らしい。中学校はあまり行けてないらしい。姉が犯罪者になり後ろ盾も一生なくなったので教師や生徒たちからいじめらるようになり行けなくなった。この情報は妹からの手紙じゃなくて外にいる子分どもからの情報で妹の手紙ではちゃんと学校に言ってると書いてあった。姉を気遣う優しい妹だ。ぐすん。妹はバイトをしているほうが楽しい様子だ。バイトをするために学校に行かず家で休んで体力を温存しているみたい。学校以外ではあたいの子分どもが目を光らせているからいじめられることはないそうだ。あたいの子分は暴走族が多い。妹の送り迎えもしてくれている。

母ちゃんはティッシュのチラシ入れの内職をしているそうだ。視力は落ちてきているがまだまだがんばれると言ってる。北海道は遠いから面会には行けませんがいつも心は一緒だよ、と結ばれていた。母ちゃんも妹も子分どももあたいの無罪を信じている。手紙はもう1枚みんなからの寄せ書きの応援メッセージもあった。あたいはおもわず涙ぐんぢまう。同じ部屋の仲間たちに回し読みさせたら全員泣いていた。

こいつらはもう全員あたいの子分だ。

「あたいのせいで母ちゃんも妹も世間から冷たい目で見られてる。手紙には書いてねえが、家に投書や電話なんかで脅迫や悪口の嫌がらせはされてるはずだ。世間からいじめられている。あたいは無罪を証明して一刻も早くしゃばにもどりてぇ。母ちゃんの目の病気の治療費を稼いでやるんだ!」

あたいの決意に子分どもは瞳を燃やす。

「なんでも協力するよ!七瀬ちゃん!」

「ありがとう助かるぜ」

あたいは重ねた布団の上に座りあぐらをかいた状態で子分どもに現状を説明する。

「国が雇った無料の弁護士はまったく役に立ちやしねぇ。もう最高裁の判決が出たから覆らねえって言うんだ」

メスブタはあごに手を当てて探偵ポーズをとる。

「真犯人を捕まえないと、七瀬ちゃんの冤罪は晴れないよ。暴走族の子分たちはフットワークがいいし度胸があるから、指示を出して捜査してもらえばいいんじゃないですか?」

「いや、子分どもに捜査はしてもらったんだ。真犯人もわかってる。それでもダメなんだ」

「どういうことなんだい?」

子分どもがあたいに注目する。あたいは事件の真相について語ることにする。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ