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私、幸せになります~美少女の異世界放浪記~  作者: メロゆっくりch
幼少期編
1/4

愛おしき、新しい命

初回、時間が無くて短めですが、読んでください。


ちなみに2時間遅刻です(笑)

「おぎゃー!おぎゃー!」


 場所はリリルカ王国。ラインハルト・メロディアム伯爵が治めるメロディアス領。

 そこにある領主の屋敷の一室にて、今新たな命が無事に芽生えた。


「おめでとうございます!領主様!元気な女の子ですよ!!」


「うん。どうもありがとう」


 今回の出産の為に領内から派遣された助産師に赤ん坊の状態を聞き、そして元気に泣いている様子を見て、ラインハルトは優しげな笑みを浮かべて、赤ん坊を毛布で包んでもらった後に抱き上げ、妻であるカレン・メロディアスに視線を移した。


「ありがとうカレン。頑張ってくれて」


「いえ、頑張ったのは私だけじゃありませんから………」


 カレンはそう言いながらも、少し疲れた表情をしている。だが、それでも愛おしげな表情を浮かべながら、ラインハルトが抱いている赤ん坊の頬に触れる。


「本当に可愛い………そう思わない?シオン」


 そうして、カレンはもう一人の娘であるシオンに視線を向ける。

 カレンに声をかけられたシオンは、一瞬ビクッ!と身体を震わせ、俯いてしまった。


「どうしたのかしら………」


「きっと、妹ができたことに緊張しているんだよ。おいで、シオン」


 ラインハルトの、実の父の言葉が図星だったのか、またいっそう俯いてしまったが、それでも少しだけ顔を上げてシオンは父に近づいた。


「お父様………」


「大丈夫だよシオン。きっと、この子とも仲良くできる」


 ラインハルトはそう言ってシオンの頭を撫でると、少し落ち着いてたのかシオンは勇気を出して生まれたばかりの小さな妹の手に少し触れた。


「………小さい」


「まだ生まれたばかりだからね。当然だが、シオンとは4歳も離れてる」


 ラインハルトの声を聞きながらも、シオンの視線は赤ん坊に向いている。

 今も尚泣いている小さな命。儚くて、今にも消えてしまいそうな命をシオンは眺める。


「この子………」


「うん?」


「この子の名前、なに?」


 シオンの声は小さかったが、それは確かにラインハルトとカレンの耳に届いた。

 初めて出来た姉妹。初めての妹。増える家族。貴族の娘とはいえ、緊張もあっただろう。不安も、あっただろう。

 だが、シオンは歩み寄る事を決めたのだ。


「そうね。この子の名前はラインハルトさんが考えてくださるはずですが………」


「シオンの時はカレンが考えてくれたからね」


 ラインハルトはそう言いながら腕に抱いている子の頭を撫でる。

 短い時間とはいえ赤ん坊の体力だ。泣き疲れて眠ってしまっている。


 そんな愛おしい、新たなる愛娘の姿を見ながら、ラインハルトはその子の名前を口にする。


「スピカ。スピカ・メロディアス。僕たちの、新しい家族の名前だ」


 こうして、メロディアス家に、新たな家族が産まれた。

挨拶は後書きに回させて頂きました。

どうも、メロと申します。

YouTubeでゆっくり実況動画を投稿しているのですが、今回オリキャラを作成したということで、その子に関する物語を書いていこうと思い、投稿させていただきました。

では、ここからは登場人物に関する説明を


・スピカ・メロディアス

今作の主人公。貴族令嬢です。

YouTubeのアイコンにも採用されています。

髪色はピンク色で、碧色の目をしています。

髪色はお母さんから、瞳の色はお父さんから受け継いでおります


・シオン・メロディアス

スピカのお姉ちゃん。

髪色と瞳の色はスピカと逆で、髪色はお父さんから、瞳の色はお母さんから引き継いでいる。


・ラインハルト・メロディアス

リリルカ王国の貴族の一人。爵位は伯爵。

領主の役割も担っている。領民のことをしっかりと考えている人物。

髪色は黒で、碧眼。

娘が二人で息子がいないので跡取りがいない状態。

婿養子を迎えるしかないが、娘二人の政治利用したくないとも考えている。


・カレン・メロディアス

ラインハルトの妻。純粋な貴族の血が流れている。

髪色はピンクで、紅眼。

ラインハルトとは政略結婚だが、仲は普通に良い。

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