第5話:旅立ち
遅くなりました。第5話です!!
アラン
「話はある程度わかったがまず何から始める?」
チャンボ
「そうだね。まずは君の星、ガイア星に行こう♪いくらなんでも3人だけではアンモニウムは倒せないからね。新たな仲間を探すんだ!!」
アラン
「なるほど。しかし、誰かあてはあるのか?」
アレックス
「心配いらねぇ!調査済みだ!盗賊ギルドってやつがあるのは知ってるな?そこのボスをやってる奴がいるんだ。」
アラン
「独眼のウルフか…。」
アレックス
「知ってるなら話は早いぜ!!そいつを仲間にするって訳よ!」
アラン
「……そううまくいくのだろうか…。」
そんな訳でアラン達はガイア星に旅立つことになったのだ。
アレックス
「チャンボ王子!!変装をお願いします!あなたを危険な目にあわせたくねぇんです!」
チャンボ
「わかってるよ♪すまないねアラン。ちょっと待ってていてくれ♪」
アラン
「確かにその格好では目立つだろう…。是非着替えてくれ。」
そして、ついに旅立つ時が来た。
アレックス
「ガイア星かぁ!何年ぶりだぁ!?」
チャンボ
「アラン!惑星間移動は慣れないとちょっと辛いけど我慢してね♪」
すると、3人の体はまぶしい光に包まれた。
あの時と同じ光に…。
それから何分も経たない内にアラン達はガイア星に着いてしまった。
アラン
「ハァハァ…。」
アレックス
「なんだぁ?おめぇこんなことでバテてんのか!?頼りねぇなぁ!!」
アラン
「う、うるさい!!我がこんなことでバテる訳がないだろう!」
アレックス
「なんだとぉ!?やるかぁ!?!?」
またしても喧嘩が始まってしまった。
チャンボ
「2人とも!喧嘩はいいんだけど、とりあえず宿を探さないかい?」
そして、やっとその日の終わりを迎えることが出来たのだった。
だが、3人が寝静まったころ怪しげな影が3つ。
「兄貴、こいつらのんきに寝てますぜ…。」
「よし、この大斧を頂いていくぞ…。」
「お、重くて一人じゃ持てないんだなぁ。」
「頼りねぇなぁ、3人で運ぶぞ…。」
翌朝。
アレックス
「ヌォ〜〜〜〜〜〜!!!!」アラン
「うるさいぞバカ!朝から何なんだ!?」
アレックス
「俺様の睦月がなくなってんだよぉ!」
アラン
「あの大斧か?あんなにでかくて邪魔な武器ないほうがいいだろう。そんなに気にすることでは……。」
アレックス
「アラン!てめぇ!!」
ドカッ!!
アランはアレックスに殴り飛ばされた。
あんなに本気で殴られたのは初めてだ。
アランが顔を上げるとアレックスの姿はなく、代わりにチャンボが立っていた。チャンボ
「すまないねアラン。でもアレックスを許してやってくれないかい?
睦月はね、アレックスが僕の父上から受け取った物なんだ。あの斧は仲間殺しの斧と呼ばれていて使う者が未熟だと仲間まで傷付けてしまう危険な武器なんだ。それでも、父上はアレックスの力を信じて睦月を渡した。だからあの斧はアレックスにとってとても大切な物なんだよ。」
アランは無言で宿から出ていった。
アレックスの後を追って…。
アレックス
「ちくしょう!!俺様の睦月を盗むなんてふざけやがって!!盗賊ギルドの連中を片っ端からぶん殴ってやる!!」
アレックスは盗賊ギルドに向かいギルドにいた盗賊を一人残らず殴り飛ばした。だが睦月は見つからない。アレックスはさらにギルドの中を進んでいく。
その時!!
グォアーー!!
地響きと共に野獣の鳴き声がした。姿を現したのは3つの頭を持ったケロベロスだった。
アレックス
「大層なお出迎えだな!だがオレはてめぇに用はないんだよ!!」
格闘が得意なアレックスは一気に間合いを詰める。
「くらいな!!地砕撃!」
アレックスの重い一撃がケロベロスの頭に直撃する。だが、ケロベロスは何もなかったかのようにしている。
アレックスが唖然としているとケロベロスはアレックスを押し倒した。
「く、くそ!動けねぇ!!」ケロベロスの鋭い牙がアレックスに襲いかかる。
「睦月がなきゃこんなもんか…。ジャンボ王許してください、オレはもう……」
「シャイニングカッター!!」
どこからか飛んできた十文字の衝撃波がケロベロスに直撃する。
「犬一匹に苦戦するとは大したことないな!」
「ア、アラン!?」
その攻撃はアランのものだった。
アラン
「さっきはすまなかった。何も知らずに…。」
アレックス
「話は後だ!!今はこのむかつく犬っころをぶん殴る!!」
アラン
「そうだな。やるぞ!
我が奴をひきつける!!お前はその隙をつけ!!」
アランは閃光のような速さでケロベロスをひきつける。
アレックス
「さっきのお返しだ!!地砕翔!!」
アレックスの強烈なアッパーでケロベロスが打ち上がる。
その先にはアランが待っていた。
アラン
「犬は大人しく小屋にいるんだな。十文字斬り・烈!」
ケロベロスはアランの一撃で急降下していく。
「アレックス!受け取れ!」
アランはトマホークのひとつをアレックスに投げ渡した。
アラン
「遅れるなよ!!」
アレックス
「てめぇこそな!」
アラン&アレックス
「グランドクロス!!」
2人が十文字に交わりケロベロスを斬りつける。
「ガルー……。」
ケロベロスは力尽きた。
アラン
「なかなかやるな酔っぱらいバカ。」
アレックス
「てめぇは一言多いんだよ!!」
アラン
「うるさい!我は本当のことを…………ぐっ!」
アレックス
「おい!?どうした!!アラン!」
「ふっふっふ。戦場で気を抜くとは未熟だな。」
アレックス
「てめぇは!?」
「オレは独眼のウルフ。ギルドのボスだ。」
ウルフは左目に眼帯をしていて片手にはナイフを持っている。
ウルフ
「そいつはオレのポイズンブレスを浴びたんだ。次は貴様の番だ!!」
アレックス
「アランは俺様の仲間だ!!その仲間を傷つけたてめぇは許さねぇ!!」
こうして、激しい戦いが始まった。
その頃、
ガラン
「な、なんとかガイア星にたどり着いたみたいだ…。追っ手はもういないな…少し疲れちまった。どこかに里はないのか……?」
謎の男ガランは一体どうなってしまうのか。
アレックスの戦い書ききんなかった………。
アレックス
「次回も俺様が大活躍だぜぇ!!」
アラン
「ど、毒がぁ…助けてくれぇ…」
アレックスアラン助けてやってよ!!
次回お楽しみに!!