第7話 小学生ってどこからがエッチのラインなんだ?
俺の部屋にアッコちゃんが居る。
信じられ無い・・・
いきなり女の子を連れて帰って来て、母さんはもっと信じられんモノ見る目で見てたけど。
前の人生で、俺の部屋に女の子が来たのなんて、高校生になってアイツが遊びに来た時くらいだから・・・
それにしても、めちゃくちゃ緊張するよ~
相手は小学5年生だっていうのに~
さっきから、もうずっとカラダが反応しまくりで。
俺の下腹部の、もう一人のオレは、さっきからオッハーって上向いたまんまだし・・・
子供育てる能力も無いのに、なんで体の機能ってヤツはこんなにも早く発達するんだよ?
こんなところが発達するより前に、もっと背を伸ばしてくれたら良いのに~
「佐久間君・・・」
「どうしたの?」
「私・・・明日学校行きたくない・・・」
「どうして?」
「だって・・・またあの子達に嫌な事されるモン」
「ああ・・・」
「なんで、わたしばっかり・・・」
「う~ん、たぶんだけど、アッコちゃんが可愛すぎて嫉妬してるからじゃない?」
「可愛い? わたしが?」
「うん」
「無いよ、そんなの。 男子にも意地悪されたことあるし・・・」
「アッコちゃんは、めちゃくちゃ可愛いよ。 それに、意地悪した男子はきっと、アッコちゃんが好きで、どう接して良いのかわかんなく、ただ気を引きたくて意地悪しちゃったとかだよきっと」
「なにそれ? めちゃくちゃ迷惑なんだけど・・・」
「まあ、小学生の男子なんて、頭悪いから。 でも、これからは、なるべく僕が守ってあげるからさ」
「本当に?」
「うん、約束する」
「・・・うん」
「でも、佐久間君も私が好きなんだよね? 意地悪したくなったりするってこと?」
「う~ん、意地悪っていうよりは、その・・・ 手を、繋ぎたいって思っちゃうかも。 それに、キスとかもしたいとか・・・ あとは、許されるなら抱きしめたい・・・」
「んくぅ~!?」
えっ? なに? なに、なんで? その悲鳴のような、引き声は・・・
それに、びっくりして、飛びハメるみたいに、僕から急に離れちゃったし。
ぶりっ子ポーズで口を隠して、顔真っ赤にして・・・
何をそんなに、狼狽えてるんだ?
「さっき、エッチなことしないって言ったのに!」
「えっ? なに、なに、なに? エッチってなんで? 何が?」
「キスとか、抱きしめたいって・・・」
そう言って、さらに顔を真っ赤にさせて、俯いてしまうアッコちゃんを見て。
ようやく、狼狽えている理由わかり・・・
「イヤ、その意地悪はしたくないけど。 アッコちゃんが好きだから、そのイチャイチャしたいっていうか」
「イチャイチャ?」
「だって、好きな人の傍に居たいって思うじゃん」
「うん、それはわかるけどさ・・・でも、キスとか抱き合うって、まだ私達小学生だよ?」
「小学生だって、好きになったら、どうしたって好きな人に触れたいって思っちゃうでしょ?」
「それは、うん・・・何か、分かる気がする?」
「わかるの?」
「だって、私いまとっても、佐久間君に触りたいって思っちゃってるから」
「どうして?」
「わかんない、でも、好きって言われて、守ってあげるって言われて。 さっきもあんなにカッコ良くて。 だから、なんか、甘えたくなっちゃうっていうか・・・」
「じゃあ、甘えてみる?」
「甘えるってどうしたら良いの?」
「例えば、その・・・もっと僕の傍に来て、ぴったりくっついて、その・・・僕の手を握って、肩に頭を乗っけて寄りかかるとか?」
「えっ? えっと・・・こう?」
んくぅ~!! えっ!? そこは素直にやっちゃうんだよ!
どうしよう・・・アッコちゃんがサラサラの髪に、首筋をさわさわされてこしょばしい・・・
はぅ~ どうしよう、めちゃくちゃドキドキしちゃうよ~
「へへへ、ちょっと恥ずかしいね?」
「そっ、そうだね・・・でも、その、やってみてどう?」
「えっ? う~ん、ドキドキしちゃう・・・」
「だよね・・・好きだから・・・」
「うん、そだね。 佐久間君のこと好きなのかも・・・」
くぅ~ 可愛い~
はぁ、はぁ、はぁ・・・ダメだ、気を失っちゃそうだよ。
それに、緊張で手汗が・・・
だいじょうぶなのか?
アッコちゃん、そんな両手で僕の手を握ってるけど・・・
「でも、ドキドキしちゃうけど、なんか、パパに甘えてるみたいで、ちょっと落ち着くかもしれない・・・」
「お父さん? 俺が・・・パパさんと一緒ってことなの?」
「えっ? あっ、ごめん。 だって、男の人にこうやって、寄りかかったのなんて、佐久間君が生まれて初めてだから・・・」
「そっか・・・でも、パパみたいって。 それって、ちょっと嫌ってこと?」
「えっ? なんで? 私、パパのこと嫌じゃないし。 佐久間君の事だって、嫌じゃないよ」
「そっか・・・そうなんだ。 イヤ、ほら、お年頃の女の子って、お父さんが嫌って子、いるでしょ?」
「あ~そっか・・・でも、私はパパが好きだから」
なるほど、そっち系の女の子なんだ。
えっ!? だとしたら、ひょっとして・・・まだ・・・
イヤ、まさかとは思うけど。 でも、イヤ、まさか・・・
「アッコちゃん?」
「・・・なに?」
「その、パパが好きって。 ひょっとして・・・その、まだ、パパと一緒にお風呂なんて入ったりしてないよね?」
「え~ もうなに~ エッチ~ バカ・・・もう、パパとは一緒になんて入ってないよ。 なんでそんなこと聞くの?」
「だって、他の男の人に、アッコちゃんの裸とか見られたくないっていうか・・・なんか、ちょと嫌っていうか」
「もう、無いよそんな事・・・バカ、エッチ」
「・・・ごめん。 だって、もう、アッコちゃんの事が好き過ぎて。 俺、どうかしちゃいそうだから・・・」
「ふふふっ、そんなに私のこと好きなの? どうして? いつから、好きで居てくれたの?」
「そんなの、5年生に初めてアッコちゃんを見た瞬間からずっとだよ・・・」
「そんな前から? じゃあ、なんでもっと早く言ってくれなかったの?」
「だから、木下が邪魔だったって言ってるじゃん・・・」
「ああ、そっか、希美がいっつもいたから。 アハハハ、あの子もワザとじゃんいとか思うから、許してあげてね」
「別に、怒ったりなんてしてないし。 木下のこと別に恨んだり、嫌ったりなんてしないよ」
「ふふっ、でも、さっき、あんな大胆なこと出来るのに。 希美に見られるからって、告白出来なかったって、変なの。 さっきの体育館の方がよっぽど人が沢山見てたのに?」
「それは、そうなんだけど・・・さっきは、その、アッコちゃんを助けなきゃって思い出頭がいっぱいで。 周りなんて全然見えて無かったから・・・」
「そっか、ふふふっ、カッコ良かったよ、 佐久間君・・・すっ、、えっと・・・好き、だよ」
「えっ? アッコちゃん?」
「なに?」
「・・・いま、好きっていたよね?」
「言って無い」
「イヤ、言ったよね?」
「知らない」
「えっ?」
「もう! いいじゃん!」
うぅぅぅ、今、せっかく好きって言ってもらったのに。
あ~あ、背中向けて、そっぽ剥いちゃったし・・・
でも、耳真っ赤・・・本当に照屋さんだな、アッコちゃんは。
「アッコちゃん?」
「・・・佐久間君の意地悪」
「意地悪なんて言って無いじゃん。 ただ、もう一度聞きたいなって思っただけで・・・」
「ちゃんと、聞こえてクセに~!」
イヤ、だって・・・もう一回好きって言って欲しかっただけなのに・・・
そんなに、怒ると思わなかったんだもん。
はぁ~ お年頃の女の子、マジでムズすぎ・・・
「ごめんって・・・そんなに怒んないでよ~」
「だって・・・」
「どうしたら、仲直りしてくるの?」
「別に、そんな怒ってないもん」
背中を向けたまんまのアッコちゃんの服をちょいちょいっと引っ張りながら。
こっち向いてよっとアピールすると。
すると、チラっと僕の方をアッコちゃんが振り向いてくれたので。
「ねえ、もう無理に言ってなんて言わないから・・・」
「・・・フン」
また、プイっと反対方向を向いてしまうアッコちゃんに。
軽くショックを・・・
イヤ、めちゃくちゃショックを受けてしまい。
アッコちゃんの服の袖を掴みながら、俯きながら、どうしようたらと思っていると。
「もう、しょうがないな・・・」
えっ?
女の子座りをして、背中を向けていたアッコちゃんが、のそのそっと体をこちらへ向けてくれると。
彼女の袖を掴んでいた僕の手の指を一本だけ掴んで来て。
「そんな悲しそうな顔されたら、何か私がイジメてるみたいんじゃない」
「ごめん・・・」
「じゃあ、仲直りする?」
「・・・うん」
仲直りすると言ったモノの。
その後も、どこか決まづい雰囲気が残ってしまい。
また、アッコちゃんを怒らせたらどうしようと思うと、どんどん何も話せなくなってしまい。
2人の会話が無くなってしまい、ただただ重苦しい空気になってしまい。
たまらず、「ゲームでもする?」っと聞いてしまい。
なんとか、ゲームで辛うじて、アッコちゃんとの細い絆を繋ぎとめていると。
「あぁ! もうズルイ!!」
「えっ? あっ、ごめん・・・」
「もう! これ、面白くない!」
余りに会話が無く、何か話さないとっと焦りながら。
頭の中でグルグル色んな事を考えて、ボーっとゲーム画面を眺めていたので。
つい、無意識でアッコちゃんをボコボコにしてしまい。
ズルイっと大声を出されて、ハッとするも。
もう、気づいた時には、時すでに遅しで・・・
はぁ、また機嫌を悪くしてしまった・・・
後悔しながら、落ち込んでいると。
「ねえ、他のゲームしても良い?」
「えっ? あぁぁ、そうだね、うん。 なにしたい?」
「えっと、うわぁ~ 何か、沢山持ってるねソフト?」
「まぁ、末っ子の得点というか。 甘やかされてるのかな?」
「ふふふっ、自分で言っちゃうんだ?」
「えっ? 何を?」
「え~ だって、甘やかされてるって言うから。 面白いなって思って。 アハハハ」
何がそんなにおかしいんだろう?
別に甘やかされてるのは事実というか。
姉ちゃんの「アキラばっかり」が口癖だったし。
それに対して親の「アキラは男の子だから」とか言う言い訳も意味不明だったし・・・
まあ、それなりに甘やかされてた自覚はあるというか・・・
でも、この重苦しい空気の中。
アッコちゃんが笑ってくれて助かったけど。
彼女の笑いのツボがいまいちわからず、う~んっと悩んでいると。
「ねえ? これやっても良い?」
どこか遠慮しがちで、申し訳無さそうに言うから。
何かと思って、彼女の手元をみると。
あぁぁ、なるほど・・・
「マ〇オストーリー? 別に良いよ」
「やった~ これ、気になっててやって見たかったんだ~」
「アッコちゃんってゲームとか持ってないの?」
「持ってるけど、こんなに沢山、ソフトなんて買って貰えないもん」
スマブラを引っこ抜いて、新しいカセットをセットして。
嬉しそうに、マ〇オストーリーを始めるアッコちゃんだったが。
お城の中に入っても、どこ行けばよい?
こっちにいっても良いの?
ピ〇チ姫はどこ?
っと、逐一聞いて来て。
冒頭の戦いで、どうした良いの!
ねぇねぇっと言いながら、コントローラーを渡されてしまうが。
ここで渡されても、チート全開のシナリオ強制で確実に負けるのが決まってる場面で。
ネタばれになるから言いたくなかったのに・・・
「アッコちゃん、ここはもうさっきのアイテム使われて勝てないんだよ」
「え~ そうなの?」
っと、ぶーっと口を尖らせて続けるもあっさりと負けてしまい。
お決まりの様に、ピ〇チ姫はク〇パにさらわれていき。
ようやくストーリが初めって、それを横で見守っていたんだけど。
最初の戦闘シーンで、どうしたら良いの?
と言いながら、グイグイ体を押し付けて来て、僕に無理やりコントローラーを持たせようとしてくるので。
「えっと、アッコちゃん? 普段1人でゲームしてる時ってどうしてるの?」
「えっ? いっつも、パパの膝の上に座って、困ったらパパが助けてくれるよ」
そんなことを言うので・・・
そう言えば、さっきパパに甘えてるみたいで落ち着くと言われたのを思い出してしまい。
「えっと、アッコちゃん・・・あれなら、その・・・僕の膝の上に乗っかってゲームする?」
「えっ? それは・・・」
「どうして? イヤ?」
「だって、恥ずかしいよ~」
「でも、さっきお父さんに甘えるみたいで落ち着くって・・・」
「そうなんだけど・・・」
「とりあえず、その・・・乗っかってみる? この体勢で、コントローラー渡されても操作しずらいし・・・」
「う~ん、それはそうだけど・・・でも、良いの? 重たくない?」
「それは、全然平気!」
そう言うと、渋々と言った感じで、アッコちゃんが腰を上げて。
膝立ちで、僕の前までのそのそと移動してくると。
「本当に良いの?」
「うん、おいで?」
胡坐をかいて、膝をポンポンと叩いて、アッコちゃんへ座るように促すと。
もっと、拒まれるかと思ったのに、意外とすんなりポスっと吸わってくれて。
僕の胡坐の中に、アッコちゃんが可愛くスポットハマって。
これは・・・なかなか、その・・・エロイというか・・・
さっきまでの重苦しかった空気の事など完全にどこかに吹っ飛び。
アッコちゃんと思わず、ぴったりくっつくことに成功してしまい。
1人、ドキドキでアッコちゃんのことを見守っていたんだけど。
こう、なんていうか・・・
ゲーム操作に合わせて、体が動いてしまうアッコちゃんのせいで。
彼女のお尻で繰り返して、グリグリされているうちに・・・
そのなんていうか、不覚と言うか、不純にもその、どんどんエッチな気持ちになってくるというか。
胡坐の上でにハマるように座られているせいで、なんていうか男子の敏感な場所に彼女のお尻がどうしても当たってしまうというか・・・
さらに、さっきからグリグリされていると、当然そうなってしまうというか。
僕の意思にさからって、そいつが『ヤア! オハヨウ!』なんて言って無邪気に起きて来てしまい。
もう、ダメ・・・こんなの絶対気づかれるのにっと思いながらも。
ゲームに集中しているアッコちゃんの姿をドキドキしながら見守って。
逐一質問してくるアッコちゃんへ、助言をし続けていると。
1時間くらいゲームを続けて、疲れたのか。
ふ~っと言いながら、アッコちゃんがゲームの手を止めて。
僕の胸の中に、寄りかかるように体を倒して来て。
「なんか、少し疲れちゃった・・・」
「だいじょうぶ?」
「うん、でも、ふふふっ、何か不思議だな~ 最初は佐久間君の膝の上で、すごいドキドキしてたのに、なんかこうしてるとパパの膝の中に居るみたいで安心しちゃうな・・・」
普通に寄りかかられて、僕の顔のすぐ近くのアッコちゃんの顔があって。
彼女のお尻から、背中から頭まで、すべてが僕のカラダにぴったりとくっついてしまい。
それで、安心しちゃうとか言って。
アッコちゃんが甘えるように、スリスリしてくるものだから。
さっきからのお尻からのグリグリ攻撃でタダでさえ気持ちが昂っていた僕は、もうあまりに可愛すぎるアッコちゃんに我慢が出来なくなり。
僕のカラダに完全に身を委ねて、リラックスしているアッコちゃんを、後ろからギュッと抱きしめてしまった。
「えっ!? ちょっ!! 佐久間君、イヤ!!」
僕の人生経験じゃ、こうやって甘えられてスリスリされて。
ギュッと抱きしめたら、さらに甘々の雰囲気になるのが今までだったのに。
抱きしめた瞬間、急にアッコちゃんが足をバタバタしながら暴れ始めて。
僕の手を必死にどかすような仕草をされてしまい、想定外すぎる嫌がり方をされてしまい。
軽くパニックになり。
「えっ? えっ? どうしたの?」
「エッチなことしないって約束したのに!」
あれ? えっ? 膝の上に座るのは良くて、抱き締めるのもダメなの?
「えっ、あの・・・ごめん。そんなエッチな事しているつもり無くって」
「だって、ギュ~ってしたモン! ぐすっ・・・」
えっ、イヤ・・・
そんな、泣かなないでよ・・・
抱き締めたのがダメだったの?
「わたし、もう帰る!!」
「えっ!? ちょっと! アッコちゃん!? えっ待って!」
そのまま、僕の腕を振る解いて、立ち上がると。
僕に目も合わせずに、部屋から出て行ってしまい。
アッコちゃんを追いかけて、階段を降りて行った時には。
もう、靴を履いて、玄関から出ていく瞬間で。
アッコちゃんっと大声で呼び止めると・・・
「佐久間君のバカ! キライ!」
・・・嫌いって。
えっ? 嘘でしょ?
「待って! アッコちゃん」
「イヤ! 明日、学校行かない! 佐久間君の嘘つき!」
嘘つき?
えっ? 学校行かないって・・・
なんで? どうして?
ていうか、どうしよう!?
アッコちゃんにメチャクチャ嫌われちゃったじゃん!
さっきまでは、あんなに良い雰囲気だったのに・・・
それに、好きって言ってくれたりしてたのに。
なんで、だよ・・・
あんな甘える感じに、スリスリしてきて。
アッコちゃんだって、そいうい気分だったと思ったのに。
なんで、こうなっちゃうんだよ?
あぁ・・・終わった・・・
もう、完全に終りだ。
明日、学校にも行かないなんて言われて。
泣きながら帰っちゃって、こんなの絶対アッコちゃんの親にもバレちゃうし。
そしたら、もう、あの子とは遊んじゃダメとか言われちゃう・・・
どうしよう?
どうしよう? どうしよう? どうしよう!?
イヤ、まず冷静になれ・・・
トラブルが起きた時こそ冷静にならない。
トラブルシューティングの基本じゃないか。
ここは、事実関係を冷静に整理して・・・
最善の解決方を・・・
ん? イヤ・・・
これも、やり直したら・・・
―――タイムリープ!
32歳の俺がココに来たってことは、俺にタイムリープの能力があるってことなんじゃ?
イヤ、でもどうやって?
寝て起きて、気づいたらタイムリープしてただけだぞ・・・
なんか特別なことしたなんてないし。
漫画みたいに、アイテム見つけたとかでも無いのに・・・
俺はどうやってタイムリープしたんだ?
冷製になれ・・・
まず、あの日の事を思い出せ。
あの日、絶対、普段と違うことがあったはずなんだ・・・
いつも通り、残業して・・・事務所の電気を消した所までは普段通りだった。
終電間際で、マジでギリギリになってることに気づいて。
慌てて地下鉄の入口まで走って行って。
エスカレートを下りはじめて、段飛ばしで降りていった時。
目の前に全然人が居なかったから。
普段絶対そんなことしないのに、めちゃくちゃ高い場所から降り場に向かって一気にジャンプして飛び降りて。
その後、踊り場で折り返して、最後のエスカレーターを下ってる時に。
周りの証明が一瞬消えたような感じがしてけど、そのまま急いで下っていて。
そうだ、最初の大ジャンプで足をくじいてたっけ。
それから、改札を抜けて、ギリギリ終電に飛び乗って。
安心して、席に座ったら、車内の証明がまた一瞬消えたような感じがして。
トラブルかと思って、周りに座ってる人達の顔を見渡しけど。
皆、平然としていて・・・
それから、普通に家に歩いて帰って。
コンビニ行って、ごはんを食べて。
普通に寝ただけで、それで変な夢を・・・
普段と違うとしたら地下鉄で見た、照明が点滅するような感じ・・・
あのまま同じことをやればひょっとして・・・
でも、アレは東京だったし。
まったく同じ事を再現なんて無理だ。
でも、札幌にも地下鉄はあるよな・・・
試してみるか?
タイムリープ?
もし気に入っていただけたり、少しでもおもしろいなと思ったら
ブックマークや目次下の☆☆☆☆☆を★★★★★へ評価していただけると励みになります。




