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第47話 スクール物のカップルイジメの定番、黒板相合傘イベントキチャ~


「それで? 結局二人に邪魔されまくったってこと?」

「そうだよ・・・」

「ハッ! それでずっと機嫌悪いんだ~」

「そうだよ・・・」


 あ~面白くね~

 あの後も、おもちゃのソフトテニスのボールとラケット買わされて。

 延々とボール遊びだもん。


 完全に、休日の午後に子供たちの面倒をみるお父さんだったよ・・・

 てか、秀樹・・・人の不幸を・・・


「あっ、小菅瑠奈!」

「えっ!?」


「うっそ~」

「お前・・・アキラ~」


「ていうかさ~ 再来週の滝野の宿泊学習の時に小菅瑠奈に告ったら良いのに~」

「えっ!? 告白・・・ 無理だって!」


 うん、知ってる。


「だってさ~ そんなズルズル気持ち引きずったって良いことないぜ? ここはズバット行くべきでしょ?」

「そんな・・・自信無いし・・・」


 それも知ってる。


「関節キスしたって自慢してたじゃん」

「う~ん、俺以外にもしてそうだし。それにるなっちは、俺と関節キスしてもそんなに気にして無さそうだし・・・」


 

 それは・・・正しい・・・


 秀樹のその直感は正しんだって。

 あれは、あいつの病気だ、動揺する男子を見て楽しむっていう悪意の塊みたいな女だから。

 だから、さっさと振られて、もっとまっとうな女子を好きになって欲しい


 たしか・・・ だれだっけ?


 あのあんまり可愛く無い子で、秀樹が小6の時に好きって言いただしたヤツ?

 えっと・・・ミキ・・・姉ちゃんと漢字違いで、同じ名前でややこしかったの覚えてるよ。

 そうだ! 坂下美樹!


「まあ、フラれたって女なんていっぱいいるじゃん?」

「るなっち以上に可愛い子なんて・・・」

「いるじゃん、秀樹が好きそうな・・・ 坂下美樹とか?」

「坂下? ・・・たしかに・・・坂下も可愛いけど~」


 へ~ こいつまじで、坂下の事可愛いって思ってたのか?


 ごめん、当時、お前があまりに可愛い騒ぎするから、傷つけたら悪いと思って、ずっと言っえなかったけど。 剛と二人で、絶対に秀樹の前だけは、秀樹に合わせて可愛いよね~っと言って、二人で苦笑してたのを覚えてるよ・・・ あの子見て、秀樹ってつくづくブス専なんだなって思っちゃったんだよね。


「じゃっ、まあ秀樹、滝野では告白出来るよう。 るなっちと同じ班になれるように頑張れよ~ じゃな~」

「お前! 声デカいって!」


 さてと、俺もアッコちゃんと同じ班になれるように動かないとな~


 ん? なんだ? 教室の前に人だかり?

 また誰か喧嘩でもしてんのか~?


「あ~ ちょっと・・・通して、通して~」


 『あっ旦那が来た~』


 旦那? なんだ?


 ん? アッコちゃんだ・・・何してんだろう?

 それに、木下も?


「おはよう」

「あっ!? 佐久間! これ・・・見てよ・・・」

「アキラくん・・・ ぐすっ」


 ん? オオオ!!


 これは・・・ 学園ストリーもの定番の・・・


 朝来たら、黒板に相合傘で落書きされちゃうヤ~ツ!!



 キチャーーーーーーーーーーーー!!



「アキラくん? なんでちょっと楽しそうなの? ぐすっ」



 えっ? あっ・・・ ごめん・・・ アッコちゃん。

 そうだよね、嫌だって言ってたよね。


 ん? でも、『佐久間 love アッコちゃん』 だけじゃない?


 ハッ? なんで『木下 love 藤澤』 の二人まで・・・


 てか、アッコちゃんとの、相合傘黒板落書きイベントまでも・・・

 こいつらに邪魔されるのかよ~


 ん~このギャルゲー俺はどこで、分岐ルートを誤ったんだ?


「おはよ~ ん? どうしたの?」

「藤澤君、これみてよ~! ぐすっ」

「えっ!? なんだコレ!? 『オイ!!!! 誰だ!! こんなくだらないこと書いたヤツ!! 出て来い!!!!』」


 ウワ~ 藤さん、ガチギレ・・・

 てか、書いたヤツなんてだいたい想像つくけど。


『そんな怒るなよ~ 本当の事書かれたからってさ~』

『ヒュー ヒュー 熱いね~』

『いつ結婚するんだよ~ キャハハハ』

『オーイ佐久間~ 嫁が泣いてるぞ~ 可哀そ~う』

『希美よかったね~ ラブラブじゃ~ん』


 溝口、川上、高橋、谷口・・・ こいつらどう考えても主犯だな・・・


 あとは、こいつらの雑魚子分どもか・・・


「アッコちゃん、席に座わろうよ」

「えっ? でも・・・これは?」

「藤さん! それそのままにしとけよ」

「なんでだよ!!」


「えっ!? だって、これって立派なイジメの証拠じゃん! 俺達、クラスメートからめっちゃイジメ受けてるって、これでようやくあの頭の悪い教師もわかるだろうし。動かぬ証拠だと、見て見ぬ振りも出来ないだろうかな。 これ書いたヤツ!! お前ら、ただで済むと思うなよ! 親まで呼ばれて大問題になるからな!? そこまでちゃんと理解してこんなことしたんだよな!? いまさらだけどさ? こんなイジメしておいて、ひよってるヤツいる? イネ~よな!?  テメーら絶対! これ消すんじぇね~ぞ、もし消そうとしたヤツいたら、俺がぶっ飛ばすからな」


 親を学校に呼び出されるとか脅した瞬間に顔色変わりやがった。


 ふっ、ちょっろ。 バカどもがよ~


 まっ、とりあえず、これ見てあのバカ教師がどういう反応するかだな。

 もし、書いたヤツが分からないから、不問とか言い出したら。

 その時は・・・ あの教師ともども、痛い目見させてヤルからな覚えてろよ。


 32のオッサン・・・なめんじゃね~ぞ。


 

 『キンコンカンコ~ン キンコンカンコ~ン♪』



「朝からなに騒いでんだ~!! もうチャイムなってるぞ!! 早く座れ!! ・・・・・・なんだ? これ!?」


 『・・・・・・ シ~ン~ ・・・・・・』


「誰だ? こんなの書いたの!?」


 『・・・・・・ シ~ン~ ・・・・・・』


 まっ、誰だと言われて、ノコノコ出て来るおバカは居ないわな・・・

 さあ、どうする小西? 


「誰が書いたんだ!?」


 『・・・・・・ シ~ン~ ・・・・・・』


 イヤ、無駄だろ?


「佐久間!! 誰が書いたんだ!?」


 なんで? 俺・・・


「イヤ、俺が知るワケ無いじゃないですか! 朝来たら、もう書かれてました!」

「朝から、こんなくだらない落書きを・・・」


 えっ? 消すの?


「ほら! 早く、授業始めるぞ~!」


 えっ? ウソやん?

 マジか? コイツ・・・


「オイ! オイ! オイ! オイ! 小西先生よ~!! ちょっとマテや!!」

「何だ! 佐久間!?」


「今のそれって、いじめの証拠だろ!? この間、お前が証拠が無ければ何も手が打てないって言ってたよな? 今、目の前にイジメの証拠あったじゃん! なんで無視すんの!?」

「別に、こんなのただの落書き、イジメっていうほどでもないだろ!」


 はぁ~!? なるほど・・・ よ~くわかりました・・・

 ハイ、ハイ、ハイ・・・ コイツ完全に教師失格。


「なんだ! 佐久間! 座れ!」


 座るかよ! テメ~ふざけんなよ!?


「オイ! 小西!!」

「お前先生に向かってなんて口を!!!!」



『『ウルセ~!!!! クソが~!!!! お前完全に教師としての責務放棄したな!!?? これがイジメじゃなければ、何がイジメか言ってみろや!!!!』』



「・・・こっ・・・こんなのただの落書きだろ!」

「お前・・・マジで後悔するぞ。 教師生命も今日で最後だと思えよ」


「オイ! 佐久間!! どこに行く!! 授業中だぞ!!」


 うるせーなー お前、俺をマジで怒らせたみたいだな。

 この落とし前きっちり取って貰うからな!


 だってよ~


 あんな全員の前で大事(おおごと)になるぞって啖呵切ったのに~

 あのヤロ~ 無かった事にしようとしやがったんだぞ!

 マジありえね~だろ!!


 どうなってんだアイツの頭の中!?

 もうわかった、アイツとことん面倒事は抹殺する気だ。

 

 あ~ 恥ずかしい・・・

 あんな皆の前で、怒鳴り散らしたのに。

 完全な黒歴史になっちまう~


 それもこれも全部小西のヤローと、溝口川上、高橋谷口・・・

 あいつらのせいだ・・・ もう絶対許さね~

 タイムリープ使って、絶対に後悔させてヤル!


本日より、新たに「地味で恋愛偏差値0の彼女が恋をしたら、彼氏のコーデで北海道の奇跡にされちゃった」の公開を始めました。もしお時間があれば、こちらもよろしくお願い致します。

( URL https://ncode.syosetu.com/n3749ht/ )


今年、5月~6月頃に投稿していた「地味で恋愛偏差値0の彼女が恋をしたら実は北の大地で一番可愛かった件」(いったん削除済み)の内容を改定したモノのなります。 こちらの改訂版の更新頻度はゆっくりめになるかと思います。



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